2023年3月15日11:08 月は射手座24°13'太陽は魚座24°13'で下弦の月になります。
物理学者アインシュタインがまさに、この魚座太陽/射手座月の生まれです。
(アインシュタインは天王星180°木星が乙女座/水瓶座にある)
射手座の月は、既知の境界を越えて、自分が共鳴できる哲学や視座、信念・イデオロギー(イデアとロゴス)を求める
ニーズ(欲求や必要性)があります。
自分自身の可能性(ポテンシャル)を追い求めると同時に、
運命を天からCALLINGされている感覚にしたがい自分にとって真実を生きる自由を求めます。
太陽のある魚座は、時間と空間の境界【Boundry】を超えさせ、右脳が直感的に感じさせる広大な可能性に
みずから責任(テイク・チャージ)をとることでアクセスさせます。
射手座のルーラーである木星は牡羊座にあり、牡羊座のルーラー火星が射手座の月の対向、双子座にある
ミューチュアルレセプション(支配星交換)であるため
運命を自分の手で切り開きたい、テイク・チャージしたい、使命を宣言してスピークアップしたい
熱い想いの最高潮です。
双子座の火星なので実際に自己主張の機会が訪れるチャンスがあると思います。
魚座24°太陽は21°水星と25°海王星とトリプル・コンジャンクション。
※トランス・パーソナルとは「個人のなかで個人を超える何らかのプロセスが起こっている」という意味です。
射手座の月が大胆で野性的、楽観的であるがゆえに
未知の可能性へのチャレンジを恐れない下弦の月のフェーズです。
天の川銀河の中心、いて座A*は射手座の27°近辺にあるとされます。
火星が双子座25°にあるため、この日は火星を巻き込んで柔軟宮のTスクエアが形成されますが
現在の火星/海王星の会合サイクルは去年の5月18日に魚座24°60'で開始されており
また現在も双子座25°火星は、太陽と合している魚座25°海王星と
オーブ1°以内の90°スクエアになります。
火星90海王星の部分では、現在の火星/海王星のエネルギーが最初に蒔いた意図(22.5月に24°♓60')をプロセスして
親密(ファミリア)にしてると同時に
いまの新月サイクルの、2月20日の魚座1°新月のときに蒔いた意図が、
宇宙によってテストされている緊張感(テンション)のある時間帯です。
火星は怒りや衝動・行動だけでなく、何のために戦うかの意志(Will)もあらわします。
魚座の元型のなかには自然淘汰(ナチュラルセレクション)や犠牲が含まれますが
火星と海王星の組み合わせは、集合のため(Collective)、大義のために戦う意味を見いだします。
社会から忘れられた弱い存在への慈愛(ケア)や思いやり、共感共苦(コンパッション)のため行動するのも
火星/海王星のエネルギーです。
そして射手座/魚座のエネルギーは、人生のなかにスピリチュアルな意味、
自分が天にCALLINGされている使命(ミッション)を見いだそうとします。
出生図のなかにある自分の火星/海王星の意図をライフのなかに見い出せたとき
私たちは個人的なライフをいくらか犠牲にしてでも、生きていることの意味、
自分の使命を果たそうと奮闘します。
双子座火星/射手座月は、宇宙のミステリー(魚座)を知りたい、
人生に意味を見いだして大義のため行動したい、
そんな自分の情熱をプロセスしたいと本能を熱く揺さぶられます。
木星/土星は導き(ガイドとガイダンス)も示しますが、土星はいま魚座に入ったばかりであり
自分の真実について宇宙に導かれている感覚があるかもしれません。
双子座/乙女座/射手座魚座の柔軟宮は、個性化によって分離された個のリソースを、
集合のなかに再び統合していく役割を果たします。
ただ柔軟宮はエネルギーが分散しやすく、とくに射手座/魚座は
理想やアイデアだけが大きくなりすぎるので
同じ柔軟宮である地のサイン乙女座の実用性・実践的な力を使って
目標を具現化していくことが大事です。
射手座は弓を持って狩りをしている半人半馬のケンタウロスが星座のシンボルです。
双子座/乙女座/射手座/魚座の柔軟宮の4サインには、すべて二元性があらわされていますが
射手座は理想的観念的なスピリット(霊性/精神性)だけでなく、シンボルが半馬であることから分かるように
肉体的(フィジカル)な側面、火のサインの動物的な衝動(インパルス)が属しています。
射手座は、実際の肉体をもって冒険の旅に出るのです。
魚座のエネルギーに結びつくと、射手座はどうしても精神面が強調され
肉体的(フィジカル)な側面の意識との結びつきが弱くなりますが
スピリットが馬にあたる肉体の上部に乗って、霊から分離した異質なフィジカルを乗りこなすのでなく
スピリットと実際の肉体を健全に統合させていく意識を持つことが
人生を充実させるためには重要になります。
崇高な霊の宿る健全な肉体を持ち天まで駆けていく、それがケンタウロスの自覚-
スピリット=火の話に戻ると、火星が双子座に来ると知識や言葉が武器になります。
けんかになると双子座火星は言葉で戦うことになりますが
言葉はもろ刃の剣であり、刃で生きるものは刃で亡びることを忘れずにいることは大事です。
火星は普通ひとつの星座で約5週間過ごしますが、2年に一度逆行し、
逆行があるとひとつのサイン(星座)にほぼ1年とどまります。
去年8月20日から双子座インした火星は、10月末から今年1月13日まで逆行し、これまでずっと双子座を移動してきました。
双子座の人々はライフがかなり活性化したはずですが
新しい学びやアイデア、戦略的な計画を構築できる時間として有意義に活用できたと思います。
今月16日17日には、双子座25°の火星が魚座25°太陽/海王星(双子座ルーラー)水星とぴったり90°スクエアになります。
この下弦のフェーズは、Tスクエアなので新たな自己発見や、
計画がブレイクスルーする成功を経験できる可能性もあります。
もしくは準備が足りなかったなどの理由で物事や気持ちがブレイクダウンする場合もありますが
意識を沈静化させ、計画の修正や調整を行い
次の新しいフェーズに蒔く種を考え始める時間です。
21日の春分を過ぎてから、次の新月フェーズは3月22日(02:24)牡羊座0°で開始されます。
冥王星が248年ぶりに水瓶座に移動するのは新月の翌日、3月23日です。