2023年3月21日6:25太陽が春分点(牡羊座0°)に入ります。
今年はポジティブで楽観的な雰囲気の春分図です。
年に4回起こる春分・夏至・秋分・当時の二至二分図は、次のシーズンまでの3ヶ月間のトーン(雰囲気)とトレンド(傾向)をあらわします。
太陽が春分点=牡羊座0°に入る春分は、西洋占星術(アストロロジー)における新しい1年の始まりです。
占星術の元型(アーキタイプ)の牡羊座&火星&1ハウスは、人間が生き延びて自己保存するのに必要なサバイバル能力であり
また意識の個性化のための火花(スパーク)が着火されている場所です。
火星をはじめ、出生図の牡羊座元型に関連する場所は、個性化を促進するため、
アイデンティティや個の尊厳の危機に直面する場所にもなります。
火星は防衛ストラテジー。
ひとが危機に直面したとき「戦うか、もしくは逃げるか」の本能的判断を瞬時にするノルアドレナリンの役割も務めます。
出生図で火星が火の星座にあれば、女性であってもタフでエストロゲンの放出の多い体質になる傾向があります。
運命を自分の手で切り開いていけるのが牡羊座のエネルギーです
火星は自分を危機的状況からどうやって救うか、人生をどんなモードで前進させて行くか
どう行動(アクション)していくかのモードが示される惑星でもありますが
牡羊座&火星は誕生したばかりのエネルギーであるため、勢いがあるだけでコントロール機能がなく
自分の火星が軌道を外れて暴発しないよう、意識的にサポートする必要があります。
火星の軌道は楕円であり、意識的なコントロールがなければ人生を無軌道にさせライフを破壊する危険がともないます。
軍神マルスと戦いと知恵の女神パラス・アテナは、どちらも戦争の神ですが
マルスの戦いには破壊がともない、パラスは防衛のための戦略・知略の女神です。
太陽が車のエンジンであるなら、火星はバッテリーであり、火星のハイオクターブ冥王星は火星にパワーを充電する機能、
パワーの根源が入っている魂の(可変可能な)器です。
今年はその冥王星が246年ぶりに水瓶座に移動します (今年は3月23日-6月11日まで水瓶座)
出生図のなかで火のエレメントのサインやハウスに星が無い、もしくは少なく、やる気や情熱、自己主張や自己防衛といった
男性性のエネルギーが自分の内部に弱いと感じる人は
このタイミングで火の要素を生活のなかに積極的に取り入れてバランスを取り戻し
人生をふたたび活発化(アクティベート)させ前進していくときです。
雑誌の写真などを利用して目標のコラージュを作成し、具体的に右脳に可視化させると達成が早まります。
10天体すべてが順行し、天体図の天体すべてにRのマークがない、ライフを前に進める勢いが強い春分図です。
今年、太陽が春分点に入るのは3月21日午前6:25。そして日本の春分図のアセンダントはなんと牡羊座。
太陽は獅子座のナチュラルルーラー(支配星)そして射手座のナチュラル・ルーラーである木星がともに牡羊座にあるため
気候的には暖かい春となりそうですが
水の星座の魚座に大衆の犠牲の可能性を示す魚座20°月&25°海王星があるため
天気の急変や雪崩の事故に注意が必要です。
この春分図は3つの火の星座のエネルギーが牡羊座に集中して発揮されるため、
新しいことを始めるスタート・アップの機運や勢いがとても強く
主観的な見方や自己主張も激しい、春のスタートです
牡羊座のルーラー火星は3月25日まで双子座後半にあり、牡羊座には双子座のルーラー水星が3度にあるため
(水星は3月19日13:26に春分点越え)
ミューチュアルレセプション(支配星交換)の90度スクエア。そして牡羊座14°木星は、双子座の対向、射手座のルーラー。
もとから双子座火星は知的好奇心が強いですが、もっと知りたい、知っているということに強い自負と情熱を感じます。
新しい知識を学び始めるのには良いタイミングです。それも思い切った学びの始まりです。
自分の信念やアイデアをスピーク・アップして自己主張したい、自己表現したい気分が高まります。
学ぶこと教えることだけでなく、移動と旅、異文化理解にも熱い春です。
このシーズンはサバイバル・モードの意識や感覚が強く、主観的な見方や自己主張モードが強まります。
よって自分を客観視できるバランス感覚、やろうとしていることや、そのやり方が
自分にとって本当に真実かどうか正しいかどうか、内外のバランスを見極める事。
自分の行動について倫理的直感も意識しながら、
変化と均衡、バランスと安定性を重視して過ごすと良いときです。
火星は怒りであり、とくに双子座の口頭表現、カッとなった時に自分をセーブできず
ひどい言葉で他者を攻撃しないよう、アンガーマネジメントする必要があります。
(火星とのスクエア)
牡羊座に太陽と水星があることは、運命を自分の手にしていることが示されます。
ベンチャー精神とパイオニアの精神、目標を前進させるリーダーシップの情熱が
燃え盛っている、熱い春分図です。
牡羊座のナチュラルハウス:1ハウスの状態は、牡羊座太陽の機能を補助します。
牡牛座4°金星と月のノード軸の北ノードが合。天王星は牡牛座16°
(月のNNは去年ずっと天王星と合でした)
金星は牡牛座のルーラーです(17日イングレス)
ここでは経済問題の解決策(ソリューション)を見つけることができます。
自分のリソースや自己価値・価値観と再接続(リコネクト)し、リソースを充足させる機会。
自分を満足させる、自給自足の方法や機会を見つけられます。
マンデーン(社会情勢)図の太陽は政府と首脳のリーダーシップ、月は大衆と大衆の底力である女性です。
12ハウスの日本政府にリーダーシップがないのはいつも通りですが、広島サミットは平和のメッセージとなり
政権の大きなレガシーになります。山羊座29°冥王星との60°セクスタイル。
政府も国民も、反核宣言、平和の発信というかたちで世界へリーダーシップを発揮できます。
サミット議長国の首相がウクライナにいけるかどうかも分からない状況ですが…
牡羊座太陽と双子座火星そして天秤座初期にある小惑星セレスがTスクエア。
小麦の産地ウクライナで戦争が続き、世界の食糧問題がより深刻になる可能性があります。