2023年2月27日(17:05)、月は双子座8°太陽は魚座8°で月は
上弦の月になります。
2月20日の魚座1°新月に蒔かれた成長の種、設定(セット)された新月の意図(インテンション)
その新しいアイデアや機会を溶かすように消化(プロセス)して
自分の内側へと親密(ファミリア)にしていく。
いつも緊張感(テンション)がある上弦の月のフェーズです
魚座の太陽は、個人的な犠牲を払ってでも集合のため、大義のために役立ちたいという大きな使命を感じさせます。
そんな魚座の太陽に対して、双子座の月は感情や経験をより効率的にプロセスし、想像力豊かな感性により世界の多様性を理解し結果ライフをもっと安全にナビゲートしたいニーズに気づきます。
双子座には、火星があります。
火星には自分を危機的状況から救い、ライフを自分の力だけで前進させる必要性があります。
双子座は学習だけでなく移動の星座です。
人生という車の運転を安全にナビしたいのです。
月が火星のもとにやってくることで自分の感情と外の世界への警戒感はより感情的、より本能的なものに強まります。
双子座が求める多様性の理解と豊かな感性について、魚座の太陽はたくさんのソースをもたらしてくれます。
双子座の月は豊富なソースを効果的に、より柔軟にプロセスしようとします。
魚座も双子座も柔軟宮、とくに風サインの双子座はオープンマインドな態度で現実に向き合います。
この上弦の月は、新月にマインドセットされた意図を達成するためもたらされる、たくさんのソースと感情、そして経験を
より親密(ファミリア)にするため効果的にプロセスしていける。
この上弦の月のフェーズは、時間と場所の制限を越えて、より適応的で、より想像力に富んだ個性が育っていく
挑戦的な時間帯です。
双子座のルーラー水星は水瓶座にありますが、魚座に移動し、3月に太陽とともに海王星とトリプルコンジャンクション。
そして双子座火星と90°スクエアになります。
Image by Tom from Pixabay
双子座のルーラー水星はいま水瓶座22°でこれから28°土星にコンジャンクト(合)していきますが
魚座に移動するのは3月3日(07:51)
そして3月17日、水星と太陽と海王星は魚座25°でトリプルコンジャンクションし
双子座25°火星とぴったり90°スクエア。
この双子座25°は去年10月30日に火星が逆行を開始した度数です。
去年10月末頃にコミュニケーションのトラブルを抱えていた人は問題が再燃するかもしれません。
無理に解決しようとせず、トラブルを避けるためにはいったん棚上げする方が良いでしょう。
双子座は兄弟姉妹をあらわすため、家族のあいだで関係性の再定義が必要になるかもしれません。
山羊座29°52'の最終度数ぎりぎりであるため緊張感が高まっています
魚座にあるため人間がコントロールできない自然災害が発生する可能性もあり
予定のキャンセルもあらかじめ想定して、行動に余裕を持たせると良いでしょう。
infinity-Image by John Hain from Pixabay
魚座は抽象的で豊かなイメージの世界です。
時間と空間を超えて生きる星座。
未来の可能性を見せてくれ、宇宙の導きを体感できる場所です。
しかし現実でない抽象世界に生きる事はリスクを伴います。
双子座&水星は理知的な左脳のマインド。
左脳が数学的なら右脳は音楽的。
左脳が科学的なら右脳は想像的。
双子座は知ろうとするエネルギーですが
宇宙の本質はミステリーであり、広大な宇宙には際限がありません。
情報の豊かさは注意の貧困を生む。
魚座の無境界(NoBundry)のパワーが、神経のアンテナ、そして理性のセンサーである双子座&水星に関係すると
マインドワンダリング(心ここにあらず)の状態を容易に生み出します。
月が火星に重なる、この上弦の月のフェーズで、何かのきっかけでマインドワンダリングの状態に陥る可能性があります。
このフェーズはその意味での用心が必要です。
マインドワンダリング自体はけして悪い事ばかりでなく、重要な機能を持っています。
マインドワンダリングは人間の認知柔軟性を高める機能のひとつであることが分かっています。
人間の認知柔軟性は、状況の変化や他者に簡単に適応できる
適応能力を高めてくれます。
しかし空想に耽りすぎることは、現実世界の感覚情報から乖離しすぎてしまうことを意味します。
マインドワンダリングの真反対の精神状態が、マインドフルネスです。
Image by Gerd Altmann.Pixabay
双子座は肺と空気(エア)サインなので、あらゆる呼吸法(ブレス・ワーク)は双子座/魚座のエネルギーです
ヨガや瞑想、座禅や古武術、演劇の呼吸法など
多種多様な呼吸法が世界には存在します(私はタオの小周天に取り組んでいます)
自分の体質に合い習慣化できるものであれば、どのような呼吸法(ブレス・ワーク)でも良いのです。
あらゆる呼吸法はマインドのクリア化に役立ちます。
そして右脳と左脳のバランスを保つため必要なことが、右脳を手や身体を使った生産性・創造性と結びつけておくこと。
手や身体を使った生産性や創造性は、H&N系ホルモンであるセロトニン・オキシトシン・エンドルフィンを脳から放出させ
意識を今ここ(ヒア&ナウ)につなぎとめてくれます。
木工、編み物、絵画、装飾、裁縫、掃除、整理整頓、料理、庭仕事、楽器を弾く、歌を歌う、ペットの世話、スポーツ、武術、etc…
身体的なH&Nを刺激する、手や身体を使った生産性や創造性は、左脳と右脳のバランスを促進する創造行為です。
またご飯を食べるとき、ゆっくり噛んで食べることで、たくさんの酸素を肺に送り込んでくれます。
この双子座8°は今年の初め、1月12日に火星が順行に戻った度数です。
双子座9°には東のロイヤルスター・アルデバランにありますが
アルデバランは牡牛座の牡牛の右目にあたるため、この日の上弦の月はアルデバランと火星とともにあります。
また双子座8°は、1891年8月に現在の海王星/冥王星の493-494年サイクルが開始された度数です。
(海王星と冥王星は1948年から2030年まで長期にわたって60°セクスタイルができます)
マス(大衆)を相手にしたマスコミやマスメディアによる右脳的な伝達手段。
映画、ラジオ、テレビ、インターネットといった情報伝達の進歩と発達史が示されていますが
集合(コレクティブ)のシャドーとしてマスコミ・マスコミによる世論操作、印象操作、情報操作といった
パワー(冥王星)の誤った使い方、ナチスが当時最新のメディアだったラジオや映画を巧みに操り
プロパガンダに利用して迫害を行った歴史が含まれます。
個人天体が出生や経過(トランジット)に絡むと、海王星はイメージが豊かすぎるので、
理想や妄想をいだきすぎて期待を裏切られる、幻滅するような経験をします。
情報過多の現代社会において、双子座や水星が強い人はコミュニケーション能力の発達を求められる分だけ
どうしても神経質(ナイーブ)になります。
情報や人間関係に触れる機会を、定期的に断捨離して、自分のリズムを取り戻す習慣を意識すると良いでしょう。
シャドー(冥王星)ワークを(できれば毎日)行い、シャドーを定期的に所有し直せば、
双子座90魚座の力学(ダイナミクス)は、呼吸法(ブレスワーク)の修練によりスピリットに理解ある先生になれる人が多く
健康的な生活のなかでの霊的変容の機会として使えます。
火星はすでに双子座18°まで進んでいて、蟹座に移るのは3月25日です。
火星が双子座に移動したのは去年の8月20日。10月末から今年1月13日までほぼ7ヶ月双子座に滞在し
異なる意見と議論(ディスカッション)し、たくさん学び、
新しいアイデアの発見と新しい戦略の開発をアクティブに促して来ました。
そしてさ来年の25年7月7日に、同じ風サイン水瓶座のルーラー天王星を双子座に迎える
準備はまだ続きます。