今年の春分は2024年3月21日(12:06)
太陽が春分点(黄道12星座帯の牡羊座0°)に入る日は西洋占星術(アストロロジー)の新しい1年の始まりです
春と秋のお彼岸は日本文化にとっても重要な暦行事です
お彼岸の日は、秋春ともに太陽は真東から昇り真西に沈みます
宇宙の成り立ちに思いを馳せてみて欲しい。そもそも、この宇宙に最初の起源、ビッグバンをもたらしたシステムとはいったいなんだろう?
最初は何ひとつなかったはずのところに、どうして宇宙が出現したのか?
宇宙も人間も同じスピリット(霊性/神性/仏性)の顕現(あらわれ)であるなら、宇宙に起こったビッグバンと同じ進化のシステム、同じ創造発生的なエネルギーを全ての人類の個々人が秘めていることになる。
宇宙(コスモス)の計画はいまも瞬間、瞬間、起動し続けていて、この偉大なスパイラル・ダイナミクスの、誰もがその一部である。
今年の春分図のおひつじ座0°太陽はうお座27°海王星と合、土星はうお座12°。海王星は動きが遅いので来年の春分図でも海王星はうお座29°で春分太陽と合。そして土星はうお座23°。月のノード軸も来年1月12日に移動するので北ノードもうお座27°
来年2025年-2026年にかけ土星と海王星はずっと会合し続けている状態です
35-37年周期の土星/海王星間サイクルの開始点は、2026年2月20日に春分点おひつじ座0°で会合します
外惑星間サイクルが春分点で始まる事自体が珍しいですが、起源0年から2500年で見る限り土星/海王星サイクルでは見当たりません
時間を支配するクロノス=土星は時代の里標識(マイルストーン)。しかし海王星は時間と空間を超越する存在のシンボルです。
間もなく、宇宙と時間の流れに関する科学的大発見がありそうですが、ともかく人類史の転換点が来ます
「空」が「形」を波として生起させる時。人はただその波に乗る。
うお座海王星領域における右脳的学びは、空が形を波として生起させる時、人はただ波に乗る、というシンプルな理解。ただ波に乗ってゆく
始まりのサイン、牡羊座&火星&1ハウスは人間が出生後に生存適合するのに必要な最初のサバイバルのエネルギーが示されます。
よってルーラー火星のあるサインやアスペクトは自我の防衛機制(ディフェンスメカニズム)であり生存戦略(ストラテジー)するのに必要な方法が示されています。
ボディアストロロジーでおひつじ座/火星は副腎(Adrenal gland)ひとが危機に直面したとき「戦うか、もしくは逃げるか」の本能的判断を瞬時にするノルアドレナリンの役割も火星です。
うお座火星の難しさは、生存適合という個的自己が最初に自己統合するべきエネルギーが、うお座という個的自己が最終段階として超個に発達(小乗的発達➡大乗的発達)していく場所にあることの難しさです
意識のスペクトルの幅(スパン)の広さがうお座火星の難しさですが、あらゆるエネルギーにおいて霊(スピリット)の導きがかならずあり、そもそもうお座の強い人々は生まれながら何らかのかたちで霊感が発達し、霊の導きに気づきやすい。
火星の軌道は楕円であり、意識的なコントロールがなければ人生を無軌道にさせライフを破壊する危険がともないます。
軍神マルスと戦いと知恵の女神パラス・アテナは、どちらも戦争の神ですがマルスの戦いには破壊がともない、パラスは防衛のための戦略・知略の女神です。
太陽が車のエンジンであるなら、火星はバッテリーであり、火星のハイオクターブ冥王星は火星にパワーを充電する機能(ターボ化)パワーの根源が入っている(可変可能な)魂の器です
出生図のなかで火のエレメントのサインや元位置ハウスに星が無い、もしくは少なく、やる気や情熱、自己主張や自己防衛といった男性性のエネルギーが自分の内部に弱いと感じる人は、このタイミングで火の要素を生活のなかに積極的に取り入れてバランスを取り戻し人生をふたたび活発化させ前進していくときです
年に4回起こる春分・夏至・秋分・当時の二至二分図は、次のシーズンまでの3ヶ月間のトーン(雰囲気)とトレンド(傾向)をあらわします。
おひつじ座ルーラー火星は伝統的にも戦争のシンボルであり、いま世界ではガザ戦争とウクライナ戦争という2つの戦争が同時に起こっているので、戦争の行方と新しい戦争を占う春分図はことに重要です
うお座土星を起点にしててんびん座南ノードを頂点とするYODが出来ていて、これは人類が共通の叡智を持ちあい、この戦争を終わらせよ、という神のメッセージです
とくに宗教界のリーダーの役割が大きい
てんびん座とうお座の組み合わせは平和のための調停です。
うお座は慈悲と平和のサインであり、この土星を権力とリーダーシップの溶解、混沌(カオス)として出現させてはならない。
このYODには戦争が需要を創出して好景気を生み出すという嫌な循環の気配を感じる。現状のうお座土星=各国リーダーシップは今あまりに頼りない。国連のもとの国際協調は瀕死である。これは打ち消さないといけない。
おひつじ座にキロン・北ノード・水星の合。人類は大きな痛みを知る。痛みを知らないと学べないのは手遅れすぎる。
日本の春分図としてはかに座がアセンダント、1ハウスにしし座の月(♋ルーラー)。月はマンデーン(社会情勢)図の大衆と大衆の底力たる女性。
日本人らしい生産性/創造性に国民の意識が集中し、今年は未来の次世代へ日本国の遺産を橋渡しできる年です。
7ハウスのみずがめ座冥王星は明らかに冥王星回帰の同盟国アメリカ。恐怖におののきながら「もしトラの世界」をじっと見守っている日本人。
宇宙開発競争に大きな発展があり、日本はここに参加するが、戦争の兵器、次世代兵器の軍需産業の活発化に参与する危険があるため、国民がこれまで守ってきた軍用品はけして海外に輸出しないという倫理を失わないことが重要になる。
お金もうけが全てでない。とくにガザ戦争は米国に追従すべきでない。今のイスラエルはあまりに負のカルマを生んでいる。取り返しがつかない事態になっている。
みずがめ座冥王星の時代に、この国が被爆国であることを国民にもリーダーにも忘れて欲しくない
戦争が景気を良くする、という旧来のやり方を先進国のリーダー達に続けさせるのは良くない。うお座のカルマは必ず国民にも跳ね返ってくる
海王星はまだうお座にいるけれど、風の時代のドラスティックさを時代の空気のなかに強く感じる。
とくに先進国が需要創出のため、わざと戦争を続けさせている、先進国のリーダー達の悪い意図を。
ベトナム戦争の頃のような戦争反対の大規模な運動が各国、とくに先進国に起こらないのは何故?アメリカ政府は莫大な軍事費をイスラエルに無条件に渡している。
人類はいったい何を失くしてしまったのか?
2024年二至二分
春分3/20 12:06
夏至6/21 05:51
秋分9/22 21:44
冬至12/21 18:21