2024年3月17日(13:11)月はふたご座27°太陽はうお座27°で、柔軟宮の上弦の月になります。
去年のふたご座新月は26度で起こっています
今年のふたご座新月は6月6日ふたご座16度、前日の6月5日(0:33)太陽/金星の外合はふたご座14度。木星のふたご座入りが5月26日で6月4日に♊ルーラー水星は♊2°で木星と合。今年の初夏はふたご座ステリウム到来で、来年七夕の天王星ふたご座入りの露払いが始まる(天王星ふたご座時代:2025.07-2032.08)
ギリシア人は世界全体をコスモス(Kosmos)という美しい言葉で説明します
現在のCで始まるコスモス(Cosmos)が物理的な宇宙領域だけを意味するのに対し、ギリシア人のコスモスは、物理的、心的、情動的、スピリチュアルな領域すべてが包含される豊かな全体性を意味する言葉です。
占星術の魚座は、このコスモスが意味する宇宙と世界全体を象徴します。
物質、身体、心、魂、霊(スピリット)が有機的に繋がる全体としての宇宙です。
Cで始まる物理的な宇宙は占星術的には水瓶座天王星11ハウスの元型に属する、天帝ウラヌスが治める空(スカイ)の領域です。
日が暮れ夜になると、星ぼしを引き連れた天帝ウラヌスがやって来て、妻である地母神ガイアを覆っていると古代ギリシア人は考えていました
『天の川の起源』Jacopo_Tintoretto_-_The_Origin_of_the_Milky_Way_
集合の霊的進化が意図される。
魚座はコスモスの全体図の象徴、生態系=生命の網、生命の連続性、生命の系統樹。自然界には本来ギャップがなく「存在の大いなる連鎖」が連綿と続く。
霊(スピリット)はコスモスに完全に十全(フル)として顕現しているので、自然にギャップを残さず、大いなる連鎖のなかに失われた環(ミッシング・リンク)を存在させない。
自然科学のなかにある失われた環(ミッシング・リンク)は、現在の人類がまだ発見できていないミステリーが無数に存在しているだけの話で、科学の発見が進めば進むほど、その時点の人類が解き明かすことのできない新たな謎が次から次に登場してくる。
魚座は永遠のミステリー、コスモスの神秘と謎の象徴です。
学びの軸であるふたご座/いて座は、ホロスコープの元配置ではうお座に90度スクエアになるため、コスモスのミステリーを解き明かそうと葛藤/緊張しているのが人類の学びの動因(ドライヴ)です
いま起こっている気候変動の原因は、人類の生産活動とくに化石燃料の消費と関係ない地球の周期的な問題だと唱える説もある。
いずれにせよ過去百年にわたる人類の大規模な生態系破壊のせいで、人間の生活領域周辺の自然環境とその回復力は明らかに弱まっており、そのことが気候の不安定化による人類の危機に拍車をかけている
地球環境の問題に無関心であることは、現在を生きるすべての個人の未来をもはや持続可能にしない。
危機感はすでにグローバル化され人類全体に共有されているので、世界では資源をめぐる人々の深刻な分断という退行現象が生まれ、また現在起こっているふたつの戦争は資源の豊かな土地をめぐる民族の争奪戦でもある
この危機的状況がより大規模化するかどうかの瀬戸際にあるのが今
月の南ノードを頂点とするYODの起点はうお座土星(宗教と霊的伝統)。土星は3月22日に金星とうお座12度で合。金星は南ノードてんびん座と、結実点になる木星/天王星があるおうし座のルーラー。
このエネルギーは国連のグテーレス事務総長の「ラマダンの精神に敬意を」というイスラエルへの警告に集約される
冥王星はプルート、プルトニウム、原子力と核の脅威は冥王星の象意です
ゴジラめっさカッコいい。受賞おめでとう
イスラエルは核の脅威を中東に呼び込んでいる
現在の土星/天王星44-46年サイクル(文明の進歩)は1988年いて座29度で開始されていますが、次の開始点は2032年ふたご座28度で開始されます
(1988年-1989年は土星/天王星/海王星がいて座/やぎ座でトリプル会合していた時代)
ふたご座ルーラー水星は3月19日に逆行のシャドーフェーズ入りです