:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

怒りのプロセス🌓♈27°上弦月

 

 

 

 このたびの能登半島地震で被災された方に心よりお見舞い申しあげます。

 多くの人がいまも避難生活の苦労を送っていることを知っています。当たり前の日常の生活が一秒でも早く戻って来ることを切に願っています。

 

 

 

 2024年1月18日(12:53)月はおひつじ座♈27°太陽はやぎ座♑27°で活動宮(自己発見と再自己定義)の上弦の月になります

 地球の近日点通過が1月3日であったため、今年最大の上弦の月です

 上弦の月は、新月に設定した自分の意図(NewSeed)に本心で愛着できるか、自分の内側に統合できるかどうかをテストされるときです

 新月/上弦/満月/下弦4つの月相の元型は活動宮であるため、このとき私たちに試されるのはいつでもセルフ・アイデンティティ(自己認識)の真実です。「自分とは何者なのか」「自分は何者としてどう生きるか」今回はとくに活動宮での上弦の月、自己認識に意識のフォーカスが改めて当たります。

 おひつじ座の自由は自分が理由、自分の運命を自分の力で切り開く自由意志(フリーウィル)と使命(ミッション)により直感的でより情熱的です。

 元型の配置で太陽のあるしし座はやぎ座に150°。コツコツ時間をかけ一歩一歩発達していく道を選ばせる。

 新月に設定した自分の意図の実現性について感情面も含めて自覚的なテスト時間です。

 新しい意図に♈月✖♑太陽は非常に意欲的でタフネスです。意図の達成のため障害を克服することを熱く決意しています。粘り強く、断固として、この先に、さらにもっと高い場所に、チャレンジしていく意志の力(willpower)

 しかし人間の発達に欠かせないのは挑戦だけでなくサポート(支援)システムもです

 挑戦の準備が整っていないときは自分のサポート基盤(♋有機的な殻と巣作り=家、部屋、台所)に戻り、挑戦に耐えうる体調や、挑戦に必要なアイテムを用意(レギュレイト)しておく必要があります

 サポート基盤が壊れてしまう痛みに深く共感します。被災地が一刻も早く回復すること私も強く願っています

 この上弦の月がプロセスしているのは11日のやぎ座新月の意図です。新月意図に対して自分が非常に覚悟を決め自覚的であったとしても、これはとてもハードな意図と感情プロセスがテストされます

 またやぎ座/おひつじ座という冬至から春分に向けエネルギーの移りゆきも強く感じます

春分は3月20日、4月9日おひつじ座19°新月



 

 月はかに座♋のルーラーです。おひつじ座/かに座両者の共通項はどちらも個的(パーソナル)の始原的/原初(プリミティブ)的な感情・本能・欲求です。共通項が保護と防衛(=プロテクトとディフェンス・メカニズム)であるため、感情が刺激されたとき、とくに怒りや実存的危機が起こったとき思いもよらない過剰防衛や過保護に走ってしまう過剰反応(オーバーリアクト)に意識的な注意とケアを向けるとき

 ここで動作する感情要因は怒り…

 月は自我の感情面です。人の自己愛的感情の直下に潜んでいる子どもっぽい怒りについてプロセス・ワークする気づきやタイミングかもしれません


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 ~君は怒りのなかで~子どものころを~生きてきたね~~でもときには誰かを~許すことも覚えて欲しい~泣いてもいい~恥じることなく~俺もひとり~~泣いたよ~〜

by浜省

浜省めっちゃ大人…「誰もが〜愛する人の前を気づかずに〜通り過ぎてく〜ってこれは仏教の大乗の歌じゃないのか?

 怒りはいつも新しい自己の獲得や、人生に新たな波を起こす行動を導く動因にもなり得ます。目に見える光の強い個人天体のシャドーサイドは、これは自分の自我のシャドーだと気づきやすいため、潜在意識の超個三天体のシャドー(世代相)ほど深刻ではありません

 世代相はある年代まるごと社会を覆う。ある世代に引き起こされる公害や健康問題/社会問題(共有してるカルマ)など、その世代全員で協力して解決すべき課題がある。よって前-個➡個性(individual)化を成し遂げたあとは、前個と個的を包含した超個の段階に進むよう超個三天体に促される(進化の衝動)

 前個と個的段階までは個人のシャドーとして、その領域の統合を促される。

 ♑冥王星(カルマのシャドー)が90°スクエアになるタイミングで火✖水の自己愛的な愛着/執着のシャドー。やぎ座にはおひつじ座ルーラー火星が来ている。冥王星にあるのは拒絶や失敗の恐れ、怒りや執着を捨てると自我が力(パワー)や制御(コントロール)を喪失するのではと恐れている。パワーの行使に執着しているが、ここに自己愛的な怒りが潜んでいる(私が怒っていたシャドーがこれ)

 しかし怒りという感情のプロセスをとうして、過去に解決できなかった恐れや執着のカルマ(因果)を昇華しようともしている。土星うお座にいるので、このカルマは時代と年代を超えた集合無意識と集合全体の課題でもある。しかしうお座なのでもうサレンダー、明け渡し、手放すとき

 

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 月側には年末に順行に戻った木星がいます。木星は行動(火星)の背景になるビリーフ(信念)システム

 木星とやぎ座、そして個人。社会体制の基盤となる人間の倫理的直感/道徳的な直感を問い正している。日本で人口規模の大きい木星/土星の年代(45〜75歳)は社会のリーダーとして倫理道徳の規範を正す責任がある

 14日、ふたご座ルーラー水星(学び、情報交換、移動)がやぎ座に移動してくる

 水星はライフの維持に必要なマインド。自己という有機体を維持するのに必要な左脳的機能すべて。水星が逆行のシャドー♑8°を抜けるのが1月21日(12:50)

 元型の配置でやぎ座はふたご座に対して150°。AIによるディープ・フェイクが流行する時代において情報に接するときは科学的なエビデンスに気をつける。対象の本質を見る理解力を磨く。

 ♑水星はまた元型の配置で同じ地のサインおとめ座には120°。コツコツ山を登ることには充実がある。ヘルメス(水星)は基本、空を飛びたがる。しかしやぎ座(土星はヘルメスを机に座らせ学ばせる。「本気で学ばないと立派な大人になれないよ!」ときどき説教される。やぎ座は集合の第4象限に入っているから自分の勝手にいかない。先生から謙虚に学ぶしかない。でもいつか、その時間が頼りになる日が来る。

 時間をかけて果実をもぎ取るのがやぎ座。目の前の現実的な実践(プラクティス)。その練度の充実によって、人生に、自己の目的に、野心(ドライヴ)に、さらなる高度を求めていく

 

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(4/21木星/天王星♉21°合(13年周期)のあと5/26木星♊移動、6/5♊12°満金星:太陽金星外合)

 おうし座で会合する木星天王星、両惑星とも既知の境界を越えたアイデアを獲得させる社会/超個の惑星であり新しいパラダイム(世界観)を創造します

 4/21はポンス・ブルックス彗星(70年周期)接近日でもある

 ふたご座入り後の木星は8/19にうお座土星と♊♓各17°でopening90°スクエア。サビアンシンボルのいて座からやぎ座にかけての度数には、永遠の北=永遠の哲学を示すシンボルがたくさん出現しますが、♐♑ルーラー木星90土星は永遠の哲学=叡智を学ぶ、を意味します

 集合にとってはディープ・フェイクを見破ることであり、やぎ座水星のいまの時間に学ぶべきことは多いが、トータルとして2024年は個人としては学びと移動、また異文化理解(ふたご座は多文化主義:マルチカルチャー)が充実する時間帯です