2024年5月1日(20:27)月はみずがめ座11°34'太陽はおうし座11°34'で(不動宮の)下弦の月になります
みずがめ座の元型(ルーラー天王星や11ハウスを含む)には地縁血縁(♑♋)と関係のない友情が示され、またみずがめ座元型はコミュニティ(共同体)の象徴でもあります。
仏教用語で例えるならサンガ(僧団)です
この日は「夏も近づく八十八夜」です
5月8日のおうし座18°新月転換までラスト1週間です
みずがめ座2°冥王星は5月3日(02:24)から逆行を開始します。
逆行のピークとなる180°オポジット=みずがめ座0°冥王星180°しし座0°太陽になるのは7月23日(14:37)です。
(今年のライオンズゲート7/26~8/12、ピークが8/8)
逆行冥王星がやぎ座に戻るのは9月2日、順行が10月11日(やぎ座29°)、11月20日がみずがめ座への最終イングレス(星座移動)です
冥王星は今後20年間みずがめ座に滞在するので今後20年間、太陽180°冥王星はしし座/みずがめ座間で起こります
占星術の太陽/月は人間の自我であり太陽は意識/意図/創造性(子どもを含む)/ハート中心(センタリング・プレイヤー)。
しし座を含む火の星座は右脳(直観、左手の道)そして体験主義/経験主義です。
一方で対向みずがめ座は高次のマインド(左脳)=合理性/合理主義です。
科学は合理主義であり近代化を成し遂げ人類を進化に導いてきたのがこの合理主義です
人類に自由主義(リベラリズム)を与えたのもまたこの合理性/合理的判断/合理主義です。
奴隷を開放し、女性を開放し、民主主義、個人の平等と権利の保護を人類に与える市民革命を先導したのが人間社会への合理主義(天王星)の広く深い浸透です。
これらの開放の事実をみれば合理主義はけしてスピリチュアルに反目する存在でなく、それがスピリット(霊性)の慈悲の一形態として出現していることが分かります。
ホロスコープの元配置でしし座/みずがめ座が180度になっていることから分かるように、人間存在の発達にとってしし座の体験主義とハート中心(センター)をみずがめ座の合理主義が包含していく過程はとても重要です。
占星術のスパイラル・ダイナミクスのなかで後方星座は前方星座のサインの意味を包含/超越しながら意識/知性を発達させていきます。
(二元性のバランスを回復リバランスさせるときも後方星座の高次性が両軸の統合軸を包含している。おとめ座/うお座で例えるとうお座(霊性)のユニバーサル・ケアが統合軸である奉仕(サービス)の相互依存的秩序を超越/包含させようとする)
みずがめ座の段階で合理主義を包含できていないと後方うお座に進んでいったとき超合理(合理性の超越)を理解できなくなります。
合理性の意味を真に理解できないと超合理することの意味が理解ができなくなるのです
ホロスコープという一つのホロン(ホラーキー)を最終包含しているのはスピリット(うお座=霊性)です
👆7月革命の絵
うお座的アプローチがユング(集合無意識の低次/中次=集合の前個)と仏陀(アートマン=霊性=超個)的アプローチであるなら、さそり座/冥王星はフロイト的アプローチです。
スフィンクスの謎解きを説いたエディプス王(エディプス・コンプレックスの由来)の内面洞察力と内面識別力
金星は4月29日に支配するおうし座に入り火星は5月1日に支配するおひつじ座に入ります。
今年は金星/火星の会合が2月22日にみずがめ座6°でありましたが、両者はパーソナル・リレーションシップ(関係性)に関係し、また人間関係を円滑に形成するため人間に必要な広義のセクシュアリティに関連します
一方で冥王星のセクシュアリティは他者との融合(深部の共有)です