5月2日(2:09)変容とエンパワーメントの惑星、冥王星が00°♒22′で逆行を開始します(10月11日♑27°順行)
変容をとおして進化を成し遂げる学びを与えるのが冥王星です。
冥王星の逆行には、出生図でも、マンデーンでも、奥深くに隠されていたものを表出させるパワーがあります。
この星回りは、木星による拡大・成長の影で隠されてきた真実や倫理的問題を明らかにします。
そして不動宮♉♌♏♒は、セクシュアリティをテーマに含みます。
やぎ座で設定された意図には、カルマの説明責任が含まれます。
おひつじ座&火星は男性性であり、キロンも今おひつじ座にあることから、男性性のパワーについて誤った使い方をした過去を告発する動きがあります。
いまは蝕のシーズンです。
自分のセクシュアリティ:性意識や性心理を、意識の表面に健全なかたちで所有しておくこと。
自分の外側に誤った投影をしてないか、いま一度思いめぐらす機会です。
慈愛やケア、思いやりを、自分の性に向けてあげる。当然、他社にも同様に。
セクシュアリティを精神的に理解することは木星/冥王星サイクルのテーマのひとつです。
『悔悛するマグダラのマリア(聖なる火を前にしたマグダラのマリア)』 作者:ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(1640年頃) ルーヴル美術館
木星90°冥王星は、2020年に山羊座22°-24°で会合して開始された、木星/冥王星の13年サイクルのOpeningスクエアです。
出生図で木星/冥王星の特徴的アスペクトがある人は、出生前の会合=蒔かれた意図を確認しておくことは大事です。この人々は生涯、このサイクルの強い影響下にあります。
いまのサイクルの意図がやぎ座で設定されているため、木星/冥王星のダークサイド、権力の乱用、権力による略奪や虐待といった問題が表面化します。
明治期のような政治家へのテロが頻発していますが、陰謀論の流行やパラノイアはこのサイクルに関係しています。
冥王星逆行や木星への90スクエアは、誇大妄想のような誤った信念を明らかにします。
ポジティブに使うなら、どちらも成長の第三象限のルーラーであるため、成長✖成長の、より強力な成長と発達をコンスタンスに成し遂げていきます。
また神秘学など秘伝の学問へ学究的探検にも使えます。
木星がおうし座に入ると、たいへんリソースフルになり、繁栄システムを成長させます。
冥王星は6月11日までみずがめ座0°を逆行し、やぎ座に再イングレス(星座移動)します。
順行に戻るのは10月11日(♑27°)。
みずがめ座0°に再度イングレスするのは来年2023年1月21日。
太陽がみずがめ座に移動するのは1月20日なので冥王星と太陽は会合した状態でみずがめ座0度に移動します。
これは大変なエンパワーメントと変容を象徴する移動です。
木星は5月17日におうし座に移動します。