10月30日から火星の逆行が始まり、地球への最接近は12月1日です。
2020年10月以来2年2か月ぶりのことで、火星の赤い輝きはマイナス1.8等まで明るくなるそうです
地球の公転周期は365日で、地球の外側にある火星の公転周期は687日
火星よりも公転のスピードが速い地球は、約780日(約2年2か月)ごとに火星に追い付くことに。この時、火星と地球の距離が近くなります
地球の軌道は円に近い形で、火星の軌道は楕円形。そのため、地球と火星の軌道の間の距離は一定ではなく、そのため最接近は同じ日に同じ距離で起こるわけではありません
また、地球と火星の会合周期は2年ではなく約2年2か月のため、火星と地球が接近する位置も毎回ずれていきます
火星の逆行は10月末からです
占星術の星座区分では今回、逆行する星座は双子座(8°-25°)です
火星は水星逆行のシャドーフェーズが始まる直前20日に双子座に入ったところ
今回の水星逆行のテーマのひとつが、水星を支配する双子座をゆく火星
双子座火星は9月になるとすぐ牡羊座の木星Rと60°セクスタイル。ホロスコープの元型でいえば水星によるアイデア喚起に似た調和アスペクト
強い決意と防衛本能が生み出す率先力、リーダーシップ、そしてリスクを取って行動できる楽観主義
火星は、天秤座にいる双子座のルーラー水星と風サイン同士の120°トラインになるので、活動宮同士の牡羊座木星180°天秤座水星のアスペクトを調停(バランス)します
必要であるのなら、リスク取って行動し困難なタスクに取り組める時です
しかし、それは自己の内面が本心で求めている対象についてです
心が求めていない対象について、もう心を隠す事ができなくなる
火星と木星、両者が牡羊座3度でコンジャンクト(合)したのは5月末の双子座新月でした
火星に大きな情熱を注ぐ牡羊座木星は、7月29日から逆行しており
支配する射手座の新月11月24日に魚座でふたたび順行に戻ります
来年の春分は冥王星水瓶座入の直前、そして春分直後の牡羊座新月の度数は春分点牡羊座0°55′。2026年2月20日の海王星/土星の合もこの春分点牡羊座0°45′。
来年は新しいことが始まっていく、エネルギーが大きい
(ただ新しいのでなく、革新性をさらに志向する)時ですが、
惑星がホロスコープを一周し春分点を越えるということは、人類全体と個人の魂の両方の成長スパイラル=螺旋的成長のレベル(発達段階)が
さらにもう一段階上にあがるということです
牡羊座で合になった木星と火星の意図。アスリート、スポーツ界の記録更新はこのエネルギーの良い影響です
牡羊座の木星は逆行しているため、個人の信念のビジョンはいままさに現実の社会側から試されています
牡羊座の木星は自分にとっての真実(自分にとっての真・善・美)を追求していますがが、その目標や目的に外側から求められて演じてきた仮面ペルソナや
自分の魂が望んでいる本望と相いれない不都合なバイアスがかかっていなかったかが問われている
木星が支配する射手座とその元型(9ハウス)が、ホロスコープのなかで行き着く先が天頂のMC=天命
射手座は個人の自由意志=使命が行き着く最後の境地(MC)天命
牡羊座に木星があるため、自分の自由意志の自由が、自己の内発的な理由かどうか分かります
火星を除く外惑星5天体は逆行し、またすでに水星逆行のシャドーフェーズの中に入っています
無理くりな力技だけでは動いて行かない計画が多い時です
社会側からやれと言われてやる、外発的動機づけ、外発ブースターを使って前進するのでなく、自分の信念に従って成長していく時
内発的なブースターが、自分の内側で絶え間なく燃え続いているかどうか、確かめる
火星の神様は破壊の軍神マルスです
乙女座太陽とのスクエアの影響か、事故や事件が多発している印象です
周りを確認し、落ち着いた行動を
アルテミスも頑張れ