:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

ドラゴン・エナジー🌚♑20°新月

 

 

 このたび能登半島地震で被災された方に心よりお見舞い申しあげます。普段の生活が一秒でも早く戻って来ることを切に願っています。

 

 

  2024年1月11日(20:57)月と太陽はやぎ座♑20°44′で活動宮の新月になります。

 二つの発光天体、太陽と月は、この広大な宇宙のなかで私たちが自分自身を見つけるのに必要な自我のセントリック(中心性の座標)です

 太陽は私たちがライフ(生命/人生/生活)を創造する意識の中心であり、月は感情とニーズ(欲求)です

 その太陽と月が重なり合う新月は、自己意識が新しい意図を設定できるタイミング。新たに始まる太陽と月の約28日間サイクルの、新しい計画やアイデアの種を蒔く時です

 

私のいちばん好きなドラゴン


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 アストロロジーにおける意識領域の理解は、元型が12星座分割されており、また個人と集合両方の発達/進化が惑星運動と同期しながら起こっていくので、各星座エリアにおける意識の進化や発達はスパイラル(螺旋階段状)に循環して起きていくと理解される。

 うお座の意識領域はいわゆる人間の全体(コスモス/ワンネス/統一)意識=集合の集合的無意識にあたる。全体(ワンネス)の感覚を一言でいうと幸福(ハピネス)である

 人間の創造性は宇宙の創造性の代用創造であり、よって人間の自我(エゴ)が幸福だと信じているものは実際は宇宙の代用幸福(半分幸福)である

 うお座海王星/12h)領域において自我は人間が感じている幸福が宇宙の代用幸福(半分幸福)にすぎないと無自覚に知っている

 自我(境界)の未発達自我の発達の抵抗うお座領域に顕著に起きるのは、ワンネスの完全なる幸福感の喪失を自我が拒絶(抵抗)するからである

 しかし今度は自我を一言でいうと、自我は全体(ワンネス)に対する抵抗、分離の感覚である。よって自我が二元性の統合に抵抗し、全体との調和に抵抗するのも、抵抗と抵抗感が自我そのものの存在感になっているからである

 ワンネスを恋うる方向とワンネスに逆らう方向。意識には相反する二方向のスペクトルが存在している。

 そして矛盾する二方向の抵抗には自我がそれぞれに発達していく余地が大きく残されている。

 うお座の領域で、ひとが似たような過ちをたびたび繰り返すのはなぜか?

 それは自己実現とワンネスとの融合という相反する意識の二方向への進化の衝動のためである

(つまり二元性=対向点や150°クインカンクスのエネルギーは、自我の抵抗ブロックをゆるめる解毒剤である)

 うお座領域における自我発達の抵抗が大きければ大きいほど、その領域における自我の発達および全体(集合)との接触能力の両方の発達の可能性が秘められる。

 夜の闇がなければ人は星を見ることができない。自我は、うお座領域における自我の発達(霊のより高い識別力)のみでしか全体(宇宙)を知り得ない

 (➡答え。すべて真実であるが部分的である) 

 photo by Wikimedia Commons

 新月が起こるやぎ座20°という度数は2020年のやぎ座ステリウム、土星/冥王星♑22°(33-38年周期)と木星/冥王星♑24°(13年周期)のサイクルが始まったエリアです。当時も2月ころ火星が土星/冥王星/木星を通過していったが、いままた火星(北ノード支配星)はやぎ座に戻って来ている(1/4にin)。当時イランの将軍の爆殺事件があったが中東はふたたび不安定化している。

 木星は順行に戻ったがおうし座5度まで戻ったのでやぎ座29°冥王星とオーブ広めの90°スクエア。物質的な火災が激しい。天王星の風が強く吹いて巻き上げている。今年は龍の年である。さそり座冥王星の元型は古い殻を脱ぎ捨て成長していく蛇の脱皮的変容を象徴するので、冥王星は飛翔する蛇=ドラゴンである

 太陽はやぎ座♑冥王星にオーブ10度内、月は翌日12日に冥王星とぴったりのコンジャンクト(合)冥王星は翌週18日おひつじ座♈27°上弦の月とオーブ2度内の90°スクエアになり20日太陽と合、21日に太陽とともにみずがめ座に2回目の移動(逆行戻り9/2、3回目イングレス11/20このあと本格的♒冥王星時代)

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 去年、みずがめ座冥王星時代の20年間をプロメテウス的市民の時代と呼んだが、今も変わっていない。冥王星は神々の火である。ようは人間が神の火をどう扱うか、の問題が起こる。そして神の火は、権威者から市民へ、とくに未来を担う若い世代に渡る。アクエリアン・エイジ。自由、平等、博愛。市民が共に助け合う市民の時代。風の時代。

minaminosimano.hatenablog.com

 

 冥王星が起こす変化は、自我レベルの変換(トランスレーション)でなく自分自身の実存という現実そのものの変容(トランスフォーメーション)です。冥王星が支配するさそり座は自分以外の他者がひしめく集合の上半球に入っているからです

 やぎ座のルーラーは土星土星は時間の神クロノスです

 冥王星は火星のハイオクターブ、火星と金星の融合。金星はリソース(資源)。冥王星がやぎ座に滞在した過去20年間、私たちは時間というやぎ座のリソースをパワー、力に変えてきた

 時間は私たちの発達(操作性)に最も強い影響を与える、土星が持つリソースです

 またおうし座/さそり座がリソースとバリューの軸であることを考えると、バリュー(価値観)のスケールが大きくなるということは、魂の容器(コンテナ)たる冥王星、私たちの魂のスケールもまた大きくなるということです

 冥王星がやぎ座を運行していた間てんびん座冥王星世代は経過冥王星と90°スクエアだったが今度はさそり座冥王星世代に90°スクエアになっていきます。

 進化のポータル・ポイント月のノード軸☊の南ノード(未解決の問題)はてんびん座を移動しています。

 金星がいて座に入っておうし座木星とミューチュアルレセプションになった時、火星の行動背景たる木星のビリーフ(信念)システムについて熱く言いたかったことは正義と生存権は火星(男性性)にだけ属するものでなく、正義と生存権のフェアネス(公平さ)は(てんびん座の)金星=女性性にも等しく属するものであるということだ。

minaminosimano.hatenablog.com

 

 金星はおうし座とてんびん座の両方のルーラー(支配星)です。水星がマインド(理性知性=機能)であるなら金星は感覚(センス)です

 おうし座的金星は五感に代表される身体的な充足や満足そしてテリトリー、自分の手足を使って稼げるリソースやその価値、宇宙の代用幸福でたとえるなら地母神ガイアを自分の身体性で体現することです

 いっぽうてんびん座的金星はセンスで言えばバランス感覚です。ここで私は自他のバランスやら右脳/左脳のバランスといった「バランス」という言葉を多用しますが、てんびん座はメンタリティの風サイン。よってバランスという言葉の概念は個人が目の前で起こる出来事を認知する力、認識力の発達に深く関連します

 このバランス感覚はタロットで言えば正義(ジャスティス)のカードです。てんびん座的金星が行うジャッジメントは、個人が正義や権利についてどれくらい認識しているか、個人の認識力の発達に深く左右されている

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いい顔してる

 

 では、この認識力は水星の認識力とどう違うのだろう?

 てんびん座は理論と実践の二元性をもつ星座である。よっててんびん座の認識力は、

理論だけでなく実践(プラクティス)とともに成長/発達していく能力である

 人間は個人的な人間関係、パーソナル・リレーションシップのなかで、このバランスをとる能力を実践とともに磨いていくのである

 元型のおうし座が150°であることを考えると、実存としての自分の価値観や充足できるテリトリアは絶対に譲れないし、うお座150°から金星のハイオクターブ海王星が始まることは、出会いという人間関係のグレイス(神の導きと恩寵)には、いつでも感謝とケアネスの気づきという謙虚(ハンブル)さの学びがそこにある

UnsplashのBenjamin Chengが撮影した写真

 

 前のブログをアップしたのは1月1日の午前中だった。そのとき書いたケアネス/ケアネスレスという言葉が凍るように心に貼り付いていた

 やぎ座はレギュレイト、準備性の星座である。間もなくやぎ座を去りゆく冥王星は、あなたの心を、あなたの状況を忙しなくせかしているかもしれない。ゆっくりでいい。ゆっくり発達していっていい。あなたの身体(おうし座)に属するすべての操作性とその能力を、ゆっくり発達させていい。あなたはその権利を有している。

 

 最初に、山がある。次に山はない。最後に、山だけがあった。それは最初から、常に、そうであった。そしてこれ以上明らかなことはない

Vero_FaschingによるPixabayからの画像

 どうして山に登るのか?そこに山があるからだ。

 山羊は一歩、一歩、時間をかけ山を登っていきます。まだ見ぬ頂(いただき)からのぞむ景色を求めて