古代ギリシアの詩人ホローメスが書いた長編叙事詩「オデッセイア」
古今東西、英雄は冒険の旅をする
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旅と冒険は射手座のエネルギー
西洋占星術におけるホロスコープの成長サイクル(=螺旋的成長プロセス)では
射手座の前の星座、蠍座で死と再生(リボーン)、変容によるエンパワーメントを経験し
そして次のいて座まで来ると、さらなる成長を求めて、真実を探す旅に出ます
もともと日本人の死生観は、西行や松尾芭蕉に憧れる人生観、人生自体がひとつの長い旅である、と感じる文化的感性を持っています
人生を捧げて取り組みたい何か、また巡り会いたい誰かを、誰もが探している
9月4日3時8分
乙女座4°新月のあと、月は同じ柔軟宮の射手座11度に回り、上弦の半月になります
先の乙女座新月の意図は「胆力を養う」
双子座火星の挑戦的側面を捉えて、成長力(整腸力でもある)を増した乙女座太陽をTスクエアにする射手座の月
上弦の月のスクエアは常に挑戦的で緊張感を持ちますが
射手座のビジョン、信念、長期的な視野と大局的な視座、火星と結びついて生まれる野心と戦略性が成功のブレイクアウトを求めます
今回の上弦の月は、火の星座の右脳的直観力、直観的理解力が乙女座による実践的な舵取り(マネージ)を鍛えています
分析的眼識がフル稼働になり、日々の仕事や生活をレベルアップさせたい柔軟宮Tスクエアのプレッシャー
緊張感あるプロセス・ワークにバランスを持たせるのが双子座火星に120°トラインのアスペクトを投げかけ、知的創造性を生みだす天秤座7°水星
(水星逆行まであと1週間)
水星は乙女座のルーラー(支配星)。それが天秤座にある。
正義の女神が持っている天秤は平等のシンボル
Edward LichによるPixabayからの画像
この水星は、日々の生活の中で、思考&アイデアとリアルな実践のバランスを取らせようとしています
実践を積み重ねることで、新しいアイデアや学んだ理論を仕事や生活の中に着地(グラウンディング)させる=アイデアを具現化させていく時間帯
このTスクエアを反対側で調停し、長方形の複合アスペクト化させているのは射手座のルーラー木星
牡羊座6度にある木星は、天秤座4°水星とはホロスコープの双子座/射手座軸の元型とおりの配置になる180度
「学ぶこと」「教えること」、そして移動の軸(短距離・長距離)
さらに、この180度は双子座火星によって調停されます
有能な乙女座太陽の舵取り(マネージ)を中心に知的な分野のエネルギー、技術・技能がダイナミックに吸収され、
人生に統合されていくさせていく働きが続きます
水星をルーラーにもつ乙女座は手作業も得意です。双子座のエネルギーはどちかといえばマインド的です
現在の世界の厳しさを出現させているのは牡牛座天王星と水瓶座土星の90°スクエアです
世界の新秩序を示す惑星ペアであり、牡牛座はお金・金融・資源に関連するので、いまは世界的な物価インフレを通して、持続可能な社会を再構築する必要性を説いています
この90°スクエア自体はは1988年に射手座29度で合になって始まった土星/天王星の45年サイクルのラスト・クォーター、第三四半期に当たります
スクエアの角度がより狭まるのは23日の秋分の頃から10月の初めにかけてですが、
合の1988年時にその後の世界の新秩序を作った立役者のひとり、ゴルバチョフ元ソ連大統領がこのタイミングでなくなったのは印象的です
ソ連時代に生まれたロシア人からすると、ソビエトの栄光を破壊した破壊者と映るようです
ソビエトの栄光を、ふたたび取り戻そうと世界秩序に挑戦し始めたのがプーチン大統領
民主主義国家は世界の少数派となり、混沌とする世界は全体主義的傾向を強めています
ロシアの人々は口々に悪夢の90年代と言う。同じように悪夢の2020年代になるかどうか、の瀬戸際に今度は西側諸国が立たされています