:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

成長/発達のロールモデル🌗♎13°下弦

 

 


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 2024年1月4日(12:30)月はてんびん座13°太陽はやぎ座13°で活動宮(今年最小)の下弦の月になります

 去年12月13日にいて座20°新月で開始されたライフの意味と真実を知ろうとする旅。失われていた自己の霊(スピリット)との繋がりを回復する精神的思索のサイクルが、新しい自己発見とビリーフ(信念)システムの再構築を得て終わろうとしていますf:id:minaminosimano:20231231231612j:image

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 てんびん座は集合を示すホロスコープの上半球=集合のなかで生き方を確立させる(集合のなかで個を発達させる)最初のサインです

(下半球は個の確立。社会/集合の天体やサインがあっても個の発達が目的)

 12星座どの元型(アーキタイプ)も最終的には分極化している二元性を包括/超越しホロスコープ全体に調和をもたらすことが目的です。人間の発達のゴールは(分極化してる二元性の)バランスの再現(回復)と自分を包みこんでいる全体(コスモス)との調和です。

 てんびん座が象徴していることはバランスの均衡と中道です。人間性と人間社会における自己と他者のバランス=調和/調停/同調。その核心(コア)のひとつが「フェアネス(平等主義)は正義である」

 ライシャスネス!高潔さ、誠実さ、信頼性。新月転換を前にアップデートされた倫理や道徳をアイデンティティに統合していく下弦の月

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 てんびん座90°やぎ座の発達において倫理的道徳的に誠実で正直なロールモデルを意識することは重要です。それは「親/先輩/上司の命令に(それが倫理に反していても)無批判に従う(日本的な)慣習的倫理を鵜呑みにしないことを意味します。

 職種が何であれ私たち女性は常に他者や社会へのケアネスと共感(コンパッション)を反射的に、慣習的に要求され続ける

(女性天体=月と金星の機能は、日本の男たちから残酷なまでに取り上げられ、女に過度に押しつけられている)

 来客があれば(とくに地方ではまだ)言われなくてもお茶出しする、給湯室をきれいにする、上下関係なく笑顔で接し、気を配り、明るく振る舞う。暗黙の了解のうちのgoodness。見返りない善意を美徳と教えられ、若い世代に教えていく。

 慣習として善意は伝えられていく。しかし日本の慣習的な善意はより強力な倫理や道徳規範のなかに意識されているといえない。それは未だ日本の女性たちに意識と権利の根幹として根付いていない。

 つまり男性に比べ圧倒的に火星(正義)や土星(倫理道徳)の機能をじゅうぶんに学べる教育と機会に恵まれていない(女性たちは他者のケアで忙しすぎる)

 「悪いことをするのはたいがい男たちで、だから倫理と道徳もまた男たちのもの」のままである

 ストーカー殺人の被害者となる女性が絶えないのはなぜか。

  自然に良心的な自分の胸(ハート)に根ざした正義(火星)それから倫理と道徳規範(土星)。これらはうお座の無境界に介入するため、自己と他者の境界を健全に発達させるため欠かせない能力である。

 火星/土星は悪い組み合わせでない。管理(土星)された健全な攻撃性(火星)防衛能力の発達(土星)である

 そして(てんびん座的)金星もまた「フェアネス(平等主義)は正義である」という集合のなかで発達していく個人天体。

 2ハウス的自己価値(充足)を高めて他者とバランスを取らせるバランス機能そのものも(意識すれば)発達させてくれる。てんびん座はバランスする能力をレッスンするエリア。何より出会いの力学がここには存在し、自分の魂の成長に必要な相手とはかならず出会わせてくれる

 日本の慣習的善意網は女性たちに学ぶべき機能と能力を未発達のままにさせている。法と人権に違反する者はたとえ恋人や夫や実の子であっても警察にすぐさま通報しなくてはならない。

 宝塚の学校で起こった虐待死もそう。過労というレベルでなく学校システムによる虐待である。学校はなぜ彼女に自己防衛する能力や抵抗する権利を教えなかったのだろう?学校は意図して娘たちに正義や倫理や道徳を教えていなかったのだろうか?

「女に必要なのは慣習的善意だけで人間社会の根幹たる権利や正義や倫理や道徳を(男ほどに)強力に教える(与える)必要はない」という社会システム(その体制を再生産している家族制度と教育体制)学術的権威者でも上野千鶴子くらいしか言ってくれない

Edward LichによるPixabayからの画像

 やぎ座冥王星うお座海王星の60°セクスタイルの長期座相は権力や権威の腐敗や構造の機能不全を終わらせて来た。

 意図せず自分自身や誰かを罰してきた悪いカルマの連鎖をもう終わらせるべき時だ。

 集団生活のあらゆる場面でフェアネス(平等主義)をより広くまた高次(=垂直の方向=天王星の反重力)に包括(ホリスティック)していく意識を発達させる

 お正月から導入部分が長いので後半は巻きます

 humanbeing、人間を人間として最大に成長させる挑戦(チャレンジ)はパーソナル・リレーションシップ(元型180°てんびん座)です

 健全な発達には挑戦(チャレンジ)と支援(サポート)体制の両面がいつでも必要ですが、この下弦のフェーズはやぎ座太陽(意識)もてんびん座月(感情)も集合のダイナミクスに広くさらされる状態です。

 個は公私にわたる広範囲の感情的な印象を同時にプロセスする必要があり(とくに女性が倫理や道徳の問題に直面したとき)バランスのセンサー(感覚)が混乱する可能性がいつでもあります

 このダイナミクスをうまく管理する鍵は、新たに起こってくる多様なアプローチを評価するときに、現実に起こっている出来事について自己の認識について根拠(エビデンス)を保ちつつ(風サインのメンタリティ)その評価について自己の基本的な価値観(2ハウス的)にいつでも立ち返って、感情的な分散(サポートに頼る)とアイデンティティの危機を軽減することを意識し続けることが重要です

 地に足をつけ続ける方法は、自分に欠けているものを過度に理想化することを避け、バランスを求める際により中立的なアプローチを維持すること。

 新月転換を1週間後に控え、アイデンティティの感覚を集合のなかに広げ、より全体的な自己感覚を確立できる下弦の月のフェーズです。 

 1月21日に太陽は冥王星と合したままみずがめ座に2度目のイングレス

 いま冥王星はパワーのカルマとシャドーを解消するため個人の倫理感と道徳感にパワーを与えます

 (私にこの記事を書かせたのは冥王星です)

minaminosimano.hatenablog.com

 

 おひつじ座の月北ノード&小惑星キロン(#10)合で起こっているのは自我の個性(個別)化と個的(individual)自我のための感情プロセス。エンパワメントを求めて自己を分離・独立することは正義の実現(怒りの解消)でもある。ただ自我はこの分離に痛みを感じ(キロン)潜在意識レベルで感情プロセスと感情変容(進化)の癒しを深く求めている

 

 時間の神クロノス(土星)を父に持つ賢者ケイローンは、半人半馬の姿から母親のニンフに養育を拒否(リジェクト)されたが、アポロンとアルテミスの兄弟に拾われ養育され、医学・薬草学・音楽・占星術のマスターになりました

 小惑星キロンは何かの癒しのための専門的マスターになっていくのを助ける

minaminosimano.hatenablog.com

 

 ただし死に際してケイローンは痛みを癒すことができませんでした。だから不死をプロメテウスに譲った。

 小惑星キロンが他者の痛みは癒せるのに自分の痛みを癒せないパラドックス(両義性)であることに変わりはない。

 うお座/おとめ座軸の奉仕(サービス)は、献身とは、犠牲とは、自分の自我の心の器が感情的な水=優しさや充足ですでにいっぱいにあふれていて、その心の器から自然にあふれ出るものを他者のための献身や犠牲に使います

 心の器がカラカラに乾いて空っぽになっている時は献身や犠牲的な奉仕に邁進するときでない。

 私が観察するかぎり自分にケアネスを与えない人は他者にもケアネスを与えない。また同様に他者からのケアネスに感謝しない人もまた他者にケアネス与えない。

  (元型のうお座150°てんびん座150°おうし座を言い換えると)

 来月2月20日♈16°で北ノード&キロンは合するが、自分の痛みを癒すことに専念することも忘れてはいけない。

 

 冥王星/太陽が合するやぎ座のルーラーは土星です。土星うお座うお座の親玉海王星とともにあります。

 今年は8月19日2つの社会天体(土星木星)がうお座/ふたご座17°で土星/木星間20年サイクルのopening90°スクエアになる年ですが(開始点2020年冬至みずがめ座0°)これを集合的無意識の右脳をAIが操作する「ディープ・フェイク」と表現する豊島さんはさすがである


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 2022年にうお座23度で木星/海王星合13年サイクルが始まった時、旧Facebookがメタ社に社名変更した。メタ・バースが世界を支配し始める象徴だと深く感じたのを覚えている

 上記でケアネスや小惑星キロンの話しをしたが、うお座海王星/土星合90°木星の時間帯の学びとしてケア・コレクティブやケアネスなスピリチュアルな体系や先生から学ぶことは重要である。

 いまの木星/土星=社会体制のサイクルはみずがめ座0度で始まっています。

 風の時代はコミュニケーションとコミュニティの時代であるが、その分乾いたケアネスレスの時代である