11月18日(14:41)火星はさそり座25°36′で太陽と会合し約2年つづく太陽/火星の新サイクルを開始します。
火の星座のルーラー太陽/火星/木星は、個人の意志/意図/意味を形成しつづけ個の意識=個性(individuality)や個人の存在意義を生み出します
太陽がライフ(生命/生活/人生)のエンジンであるなら、火星はそこに着火するバッテリー、冥王星はそのバッテリーをさらに再充電してターボ・エンジン化する役割を果たします。
人間のやる気、元気、目的が大きいほど行動するモチベーションはいつしか低下し、パワーもエネルギーも枯渇します
さそり座の火星は、深いレベルでセキュリティの脆弱性や不安、リソースの不足や欲求不満を自覚させます。
火星は怒り。新たなリソースや新しいブーストを得る気づきのきっかけは何かの怒りかもしれません
このサイクルは個性化(individuality)や活力の活性化、目的や使命、行動、情熱のモチベーション(動機)を強化するサイクルですが、さそり座はさらに深い部分でライフを前進させる動機を問いています
-👀 Mabel Amber, who will one dayによるPixabayからの画像
火星はさそり座の副支配星、活力(バイタリティ)が刺激され、出生図のさそり座サインのあるハウスは今かなり活性化されているので星からの影響に気づきやすい
会合する太陽/火星は、さそり座のルーラー(支配星)である、やぎ座28°冥王星と(cioseing)60°セクスタイル
このあと太陽がやぎ座29°59′で冥王星と合するのが来年1月20日、太陽は冥王星とともにみずがめ座0度に2回目のイングレスします
(1回目は今年の3月23日だった)
火星/冥王星は変化/変容だが、この新しい2年サイクルに合わせて自分が変えていこうとしていることが、自分のパワーやエネルギーを高めてくれるかどうか見極める必要がある。
煽られている欲望の炎は、ほんとうに倫理的道徳的に正しいことに沿っているか?
中東でハマスによる襲撃が起きたのは10月7日で、ガザ戦争はすでに1ヶ月に及ぶが、火星は生き延びるための戦いである。
また正義のため戦うのが火星の本来の在り方だが、ガザでの戦争に正義が見当たらないのは、今の世界にリーダーシップがまったく不在だから
冥王星がみずがめ座に入れば(今はおうし座に植わっている)進化の木をさらに上昇させていこうとするが、この木がかんたんに倒れないようにするためには自分のより深い部分、ディープ・ルーツまで深く根を下ろさせなければならない
-photo by Angela Yuriko Smith on pixabay
太陽火星はさそり座27°小惑星セレスとも合、さそり座はプルートの冥界であり、ギリシア神話では豊穣の女神セレスは娘のペルセポネーをプルートに誘拐されます
この揺さぶり、欲求不満(フラストレーション)、セキュリティの不安は、リソースの不足や飢餓感から来るかもしれません。
他者との争いがきっかけになり自分のバリュー(価値観)をシフトさせる人もいます
フレデリック・ロード・レイトン「ペルセポネの帰還」1891