2023年10月15日(02:56)太陽と月はてんびん座21°07′で金環日食(日本で見られない)の新月になります
太陽や月が欠けていく蝕は、古代の人びとには呪いとして恐れられてきました
ヒンズー教の神話によると、アスラであるラーフ神は神の蜜である不死の霊薬アムリタを盗み飲んだため神々によって斬首されました。
ラーフの頭が空に飛び、太陽を飲み込み、日食を引き起こすと古代インドの人々は考えたのです
-Rahu___Rahukaalam___Ketu-From Wikimedia Commons, the free media repository
蝕は宇宙のポータルがひらくときです。
蝕はドラマチックかつドラスティックな変化を人生にもたらす可能性の高いイベントです。
食は月のノード(昇交点)に新月があるとき、または満月があるとき発生する宇宙のイベントです。
蝕は毎年、年に2 回、互いに2週間以内に発生します。
ホロスコープの一方の月のノードに太陽が近づくとき、次に約6ヶ月後に反対側のノードに近づくときの2回です。 太陽がいずれかのノードの15-20度以内に入ると、日食のシーズンに入ります
(生まれていれば蝕のシーズン生まれ)
食のシーズンはすべてを激化させます。
ライフの経験がこれまでの延長線上でなくなる時期。
別の次元に入るため通過儀礼が起こるタイミングともいえます。
その日蝕に起こるべき出来事が、蝕のシーズン全体で起こることもあり得ます。
蝕のシーズンの数ヶ月前から重要な出来事が何度も起こっている可能性があるので、注意が必要です
人生における重要な出発点になる人も多い時間ですが、それは自分ではコントロールできません。
自分のエゴよりも神の介入:運命の影響力が強い時間帯です。
生まれる魂と入れ替わるように、天に帰っていく魂も多いときです。
出生図の感受点:惑星やアングルが食の度数近辺にヒットするチャートは劇的に活性化されます。
これらの人びとは、運命を変えるマジックな出来事が他の人々より訪れる可能性が高くなります。
(新月はてんびん座21°、南ノードはてんびん座24°。今回で言えばてんびん座21°-24°付近に星や感受点を持つ人々はとくに大きな影響を受けます)
南ノードとの合は過去とカルマを終わらせるパワーのダイナミクスを助けます。
ひとによっては、ながく待ち望んでいた事がついに起こる時間になるかもしれません
北ノード☊のルーラー火星は、12日(木曜日)にさそり座に移動していますが、火星がてんびんざ24°で月の南ノードに重なったのが10月4日
(太陽がノードの近くにあるとき、ノードは動かない)
火星は冥王星発見以前のさそり座のルーラー(支配星)であり、現在でも副支配星として日食をかなり活性化させます。
南ノードとの合は実際的に、感情的にも、やり残している仕事(ビジネスやワーク)に対処し、過去のカルマを解きほぐして先に進むべきときです。
アイデンティティ(自己定義)の感覚を広げ、より全体的な、他者と集合を巻き込んだ、より包摂的な自己感覚を確立する進化のための時間帯です。
てんびん座のメンタリティの成長=風サインの多様なアプローチを評価する際に重要になってくることは
新しい選択の際には自分の基本的な価値観に立ち返って、自分のリソースや自己価値を再確認することです。
自分の基本的な価値観への立ち返りは、他者への感情的な依存や分散、他者のニーズを受け入れる際のアイデンティティの危機を軽減することができます
日食図の金星(てんびん座ルーラー)はおとめ座5°にあってうお座0°52′土星と180°オポジット。
金星に対する土星の制限=リソースや関係性に対して何か欠乏感や欲求不満になりやすい時ですが、そこから多くの気づきや反省が生まれます。
金星はいまの新しい人間関係(いまの世界の新しい同盟や対立、対話や外交を含む)と、経済・金融・資源の分配の新しいサイクルの始まりを示唆しています。
おとめ座は地のエレメント、金星が地に足をつけ続ける方法は、自分に欠けているものを過度に理想化することを避け、
バランスを求める際により中立的、中道的なアプローチを維持することです。
実際の世界=時間と空間による淘汰のなかで、揺れ動く両極性にバランス感覚を導入し、新金星のハートセンター=健全な中心性:センタリングを求める日蝕の時間帯
より広い視野とバランスの取れた、創造的生産性と創造的な努力(=おとめ座)をしながら、人生をよりバランスよく適切に扱うため
自分と他者のニーズに適切に対応することができます
本物の成長の機会を促進するための(風サインの)多様なアプローチを追求しはじめる日蝕の新月転換です