2023年7月3日（20:40）月はやぎ座11°18′で満月になります
満月はひとの感情と本能をピークに導きます。
自分の感情が満月のごとく照らし出されているのと同様、周囲の人たちの感情や本能も同じように照らし出されているため、意識的に注意しケアすることが大切です。
感情プロセス（消化）がフル回転している状態です
Vero_FaschingによるPixabayからの画像
満月の月はやぎ座11°、いまは冥王星もやぎ座29度に戻ってきています。
やぎ座ルーラー土星はうお座で逆行、やぎ座✖うお座のテーマ＝自分の個人的な生活や野心（ドライヴ）を、自分が理解できる限りにおいて倫理的＆道徳的に正しく、誠実に、そして真実（うお座）に一致（アライメント）させるというレッスンの途上にあります。
冥王星がやぎ座にあるので、自分自身や自分の周囲でパワー（権力）が正しく使われているか客観視してみるとき。
満月なので予期しないパワー・ストラグル（権力闘争）に感情的にさらけ出される場合があります。
非倫理的または機能不全の感情パターンを調整する必要性がある満月です。
機能の調整役：水星がかに座に入ったのは上弦の月の翌日6月27日（09：27）、7月1日にかに座9度で水星/太陽の外合。
満月時には11°-14°、感情をマインドで理解する＝自分の内側をインサイト（内察）する時間帯であり、この満月は現実のリアルのなかでいま何が正常に機能していて、何が正しい正義であるかを識別することの重要性に気づく満月です。
やぎ座/かに座の軸は発達のリズム（時間）であり、過去を未来（♌♒）に架橋（ブリング）している時間です。
ーUnsplashのGherardo Savaが撮影した写真
（山羊はより高いところを目指してどんなに高い山でも登っていきます）
太陽が支配するしし座に火星＆金星がランデブー運行（金星は7月23日から逆行になるので速度を落としていきます）していて、おうし座天王星と90° 。
火星がぴったりスクエアになったのは6月26日の上弦の月。おうし座ルーラー金星は7月2日にぴったり90°。この満月がその翌日。
かなり性急に、自発的に、自分を表現したい、自分の創造性を解放したい、自分をもっと個性化したい。
自分の内側から湧き出る創造の情熱があります。
安心安全なテリトリーで、自分を充足させたい、自給自足するニーズに覚醒しています。
しかし♉天王星は高い視座からリソース洗練させる必要があり、火星はもっと動物的なインパルス（衝動）であり、この葛藤を統合していくことが今の創造性には欠かせません。
表現や創造性、個性化のためには、自分を健全に発達させるため、時間をかけ感情を消化し、時間を投資して人格を成熟させていくプロセスが必要になることに気づきを与える満月です。
感情の調整には、既存の境界（＝かに座の殻）を緩めて、成長のため他者を受け入れるか、もしくはより強固な境界を確立し、健全な境界を再導入するか選択することが必要です。
いま冥王星がやぎ座にあるため、感情的な安全性（セキュリティ）と、感情的に傷つくリスク＝感情的リスクをとって変化を創造する（冥王星的変容）とのバランスを意識するタイミングになるかもしれません。
ーEvgeni TcherkasskiによるPixabayからの画像
今回の満月は、健全な発達を確保することに妥協することなく感情的なニーズに対処する時間帯です。
創造的な表現と発達を支援（サポート）する基盤を確立するよう努めながら、自分が認識できる限り最大の正しい方法とやり方で、成熟プロセスを処理するため強さと知恵を求める、保護的に、そして忍耐強くある満月です。
うお座土星は正しい模範（ロールモデル）を見失いがちですが、しし座には道徳的倫理的に正しいロールモデルが必要です。
（広末さんや鳥羽シェフはロールモデルを見つける機会がなかったのかもしれない）
やぎ座＆土星は責任とカルマの主です。
やぎ座の満月は、かつて責任を放棄した過去生からもたらされた負のカルマを浄化する機会になる可能性があります。
カルマの罪悪感は、やぎ座の月＆冥王星によって無意識の記憶に根ざしている可能性があり、今回の満月の感情的気づきは人生を矯正して魂を未来に開放する方向に向けるのに役立ちます。
いずれにせよ、かに座/やぎ座の軸は祖先の伝統からインスピレーションを受け、人生や生活が安全かつ生産的に展開することを保証（土星）するため適切な成熟のリズムを見つけようと努めていく軸です。
ーJürgen WegscheiderによるPixabayからの画像
