:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

成長する繁栄システム♉入木星90°♒冥

 

 

牧畜が盛んな多くの文化圏では、牛は豊かさと繁栄の象徴です

Wild Cattle of Chillingham, Northumberland by Edwin Henry Landseer (1802–1873)

 

 5月17日(02:20)木星が12年ぶりに、おうし座に入ります。

 木星はおおよそ13ヶ月ごとに次のサインに移動していきます。

 木星土星とともに社会天体と呼ばれています。

 

 木星をルーラーとする射手座は、神話の半人半馬ケンタウロス

 木星はスピリット(霊性や精神性)の意味だけでなく、肉体や物質という意味も二元的に含んでいます。

 おうし座の木星は、スピリットを物質化する。

 豊かさと繁栄を象徴するエネルギーです。

 おうし座はひとのベーシックなリソース:身体をあらわすため、五感はおうし座ですが、触感と匂いはとくに重要な存在です。

 匂いは記憶に結びついています。

 肌に触れるタッチは、センシュアル(官能)な喜びを喚起します。

 

 おうし座木星に経過の冥王星が絡んだときのシャドーは、貪欲な食欲や性欲(好色なゼウス)といった欲望です

L'Enlèvement d'Europe (1727)

 

 人間は意識の光のかげに、かならず性格の影の部分:シャドー(冥王星)があります。

 木星のおうし座入り後に、木星冥王星と組み合わさった激しい衝動(インパルス)、飽くなき欲望を感じたら、意識して自制することです

 心のなかにミノタウロスを飼ってはいけない

 

 同じ不動宮みずがめ座0度に冥王星があるため、

木星は5月18日に♒冥王星と90°スクエアになります(各0°18′)。

 

 このスクエアは、2020年にやぎ座24°会合で始まった木星/冥王星の13年周期の最初のopeningの90度です

minaminosimano.hatenablog.com

 

   (次回の会合は2033年みずがめ座14°50′)

 

 冥王星はおうし座の対向さそり座のルーラーです。

 おうし座&さそり座の軸はとてもリソースフルです。

 未開発の内的資源とリアルな物質資源の両方、リソースをたくさん持っています。

 そして、ここには強い変容の意志(Will)があります。

 木星/冥王星はどちらも成長の第三象限(quadrnt)のルーラーであり、限界突破の変容をし続けることで、成長し続ける繁栄システムを構築できます。

 さそり座の元型からの力は、おうし座の価値システムを変えていくのです。

 

 5月21日、火星がしし座に入ると、このスクエアは火星を巻き込んで、不動宮の0度、ゼロ・フィックスでのTスクエア。

 月ノード(昇降点)軸もいれると不動宮のグランドクロス冥王星は南ノードがあるさそり座のルーラー。

 パワーとリーダーシップの試練です。

 ポジティブな意識を向けていると、リソースの洗練や再開発、より創造的な使い方ができます。

 しし座にある火星はパーソナルな変化ですが、冥王星天王星は外惑星、個と集合が一緒になって変化するモードです。

 自己実現、自己表現のパーソナルなブレイクスルーやブレイクアウト、そして社会の集合(collective)と一緒に変容していく場合もあります。

 

 このサイクルの木星冥王星が♌♒04°26′で180度になるのは2026年07月20日

 おひつじ座海王星とふたご座天王星も4度にあるため台形、クレイドル(ゆりかご型)の複合アスペクトができあがります。

 火と風の外向的なエネルギーで創造的アイデアと活発な交流、コミュニケーションの時代です。

 人類は宇宙空間へ大航海を始めるでしょう。

 

 2023年の今という時間帯は、3年後2026年への大きな序章が始まっている、重要な時間帯です。


 今年の前半は、土星冥王星木星が星座移動してエネルギーが大きくシフトしてきました。

 思えば、土星冥王星木星山羊座でトリプルコンジャンクションした2020年から、自分がどう成長・発達してきたか、自分の社会的立場の中で何をマスタリー(熟達)してきたか、どんな風に変化・変容してきたか。

 (そういえばコロナも感染症5類に変更になります)

 

 海王星土星魚座でラスト30度内をきっているため、ライフサイクルの大きな一部は時代の流れと同様に、完了・浄化のフェーズに入っています。