:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

スピリットの豊かさ♈12°木星金星🈴

 

 

いま、宵の西の空で縦に並んで輝いている
一番星の金星と二番星の木星
天空では太陽と月に次いで明るい星です。

 

www.nao.ac.jp

 

1902年制作,   アルフォンス・ミュシャ イワン・レンドル・コレクション (講談社, 1986年)より

 金星と木星は3月2日14:35に牡羊座12°08'でコンジャンクト(合)し

近くには牡羊座9°に小惑星ベスタ&小惑星キロンも13°55'にあります。


金星と木星はともに豊かさ(アバンダンス)の惑星です。

そして牡羊座と、木星が支配する射手座は、ともに火の星座。


火の星座の火は、出生(宇宙からの分離)によって人間に点されたスピリット(霊性/精神性)の火があらわされています。

 よって金星/木星アスペクトは物質的な豊かさだけでなく、

スピリットの豊かさがあらわされているのです。


牡羊座は生まれたての生命力。

 人間の自我(エゴ)やアイデンティティ(自己認識や自己知)に関わるエネルギーですが

ルーラー(支配星)火星は自立(自律とプッシュ(押し出し)の力

いっぽう金星は他律を受け入れるオープンマインドよって他者/非自己とコネクトできる、

コネクトできるからこそプル(受け入れ/引き寄せ)できる機能を持っています。


 火星は自分と自分のテリトリーを守るため、No!と拒絶できる力ですが

金星は自分が欲しいものは素直にYES!と言って受け入れる受容性です。


 金星/木星アスペクトは、天秤座的金星の機能の拡大(=木星

自他への寛容さ/寛大さもあらわします。


 この美しい宵のふたつ星は、豊かさ(アバンダンス)を素直に受け入れることの光です。

 アルフォンス・ミュシャ北極星アルフォンス・ミュシャ イワン・レンドル・コレクションより)

自我と防衛、生存と自己保存のためにアグレッシブなプッシュをテーマとする牡羊座が、

自分と自分以外の他者を受け入れる寛容さと寛大さの学びを得て

そのスピリットの火を、さらに美しい輝きとして燃え上がらせていく。

プッシュとプルのバランス、自分にちょうど良い加減を新たに学ぶときです


火星と金星は地球を挟んで回る惑星。生産力があり、セクシュアリティをとおして新しい生命も生み出します。


自分自身を、他者のため、社会のためもっと生かしていく。
自分をもっと生かす為の投資を積極的に成す時です。


 豊かさと寛容のサイクル:金星/木星のサイクルは、去年は3月1日に魚座27°(海王星24°とも合)でスタートしました。

 今年はフレッシュな牡羊座12°で、このサイクルが始まります。


 木星魚座の副(福)支配星であるので、去年ルーラー海王星とともに魚座にあったときはひとつの時代の終焉

ひとつのサイクルの終わりの意味が強調されていました。


 牡羊座に入った木星が自分にもたらしたアイデンティティ・シフト。


 新しいアイデンティティ、新しいレベル、新しい経験の波。

 新しい波が起こっていて、抵抗感がないのならその波に乗る。

 自然に変化する波であれば、ためらわない。我慢しない。

 リスクを冒して前進する時。

 

 牡羊座山羊座冥王星と90スクエアになる以上、現状維持のままでよいわけではなくなる可能性がある。

 これまでいた場所を変容させて、新しい地平線を拡大させる。そんな可能性を感じ始めている。


 今年はあたらしい章(チャプター)が始まった年、新しい種まきと、実験の年として記憶される年になります。


 木星牡羊座21°45'で太陽と合して、新たな意図(インテンション)が設定されるのが4月12日。


 木星が牡牛座に移動するのは2か月半後の5月17日(2:20)です

アルフォンス・ミュシャ – 月光 (アルフォンス・ミュシャ イワン・レンドル・コレクションより)