内省的な下弦の月は、一年の締めくくりににふさわしいフェーズです。
2021年12月27日、月は天秤座5°32'で下弦の月になります。
月がさらに欠けていき、新月になるまでの約1週間は下弦の月のフェーズ(期間、太陽と月の1/4ごとのサイクル)です。
双子座満月から1週間が経ち、月は双子座と同じ風サイン、22日の冬至図のアセンダント(地平線)でもあった天秤座5度まで進んでいます。
冬至点を越えた山羊座5°太陽は、その先を進む山羊座水星、さらに先にある逆行金星と冥王星のコンジャンクト(合)に近づいていきます。
山羊座冥王星付近で金星が逆行になり、太陽と水星といった個人天体がその2天体を通過して追い越していく、2020年の山羊座ステリウムを思い起こさせる激しい配置です。
金星が2回目に合したのが25日、水星が逆行金星と重なるのが29日、山羊座25°冥王星と合するのが30日。
25日に今年3回目の90度スクエアになった牡牛座天王星/水瓶座土星の厳しさは、山羊座25°冥王星と金星、そして太陽・水星の3つの個人天体のステリウムと組み合わされています。
牡牛座天王星/水瓶座土星の90°スクエアは、コロナ禍とソーシャル・ディスタンスという現実での規制や制約によって、未来への希望が抑圧されている現状、革新的に進化しなければ現状をブレイクスルーすることができない緊張感、というプレッシャーとして表れています。
現在の星回りは、未来へのブレイクスルーが社会と個人のいまの至上命題として強調されています。
そのプレッシャーを解消するために、内なる声に耳をかたむけ、解決策を模索し続ける時です。
そうしなければ、将来への悲観、漠然とした不安や恐怖、欲求不満や強迫観念に襲われます。
プレッシャーに対しては適切な距離を保ち、感情の揺れをコントロールするため、プライベートでは個人的なスペースを大切に過ごすことです。
この週のあいだ、12月29日に13時10分水瓶座木星が魚座に再イングレスします。
今年最初に木星が魚座にイングレス(星座移動)したのは5月14日、逆行して水瓶座に戻ったのが7月28日の事でした。
射手座火星は、月始め12月4日の射手座日蝕が起こった度数を通過していきます。
射手座もまた木星が支配する星座であり、射手座火星と魚座木星は、この世界の真実と理想を追い求める同じ波動で振動しています。
未来への希望と祈りの心が、私たちを真実と幸福に導きます。
皆さん、よいクリスマスを。
2022年1月3日午前3時33分、山羊座13度で山羊座の新月です。
3のゾロ目がそろう新月です、新月トリガーで起こる地震や災害に注意が必要です。