蟹座0°の強烈な日蝕を目前に控え、私たちは蝕のシーズンの初めを生きています。
人びとはいま、満月になったばかりの射手座が示す自分の信念を胸に抱いて、世界のいたるところで、それぞれにレベルが違う戦いの最中に身を投じて、戦うべき相手と戦っています。
私たちは確かに時代のゲームチェンジと歴史的なエネルギーシフトのなかにいます。
ご存知のとおり、夏至は北半球でもっとも昼が長い日です。
早い夜明け。長い昼。遅い日没。短い夜。
そしてまた、女性性と男性性のバランスを取り返すのによい機会でもあります。
各個人の男性性と女性性、現在のジェンダーは、他者や社会によって定義されるものではありません。
現在のジェンダーはより自由に、各個人の個性によって、いくらでも再定義が可能です。
男女は同じように自分の性の在り方、セクシュアリティを他者に語ったり、表現すべきであり、男性もまた料理や家事を楽しんで良いのです。
夏至に至り、がむしゃらな男性性に偏った意識で暮らしていたひとは、女性性を大切にする生き方に生活リズムを戻すことができます。
そして私たちが、いまほど先の未来を渇望し知りたがっている時はありません。
夏至図から今後3ヶ月は何が期待できるか、
春分図に新たに加えられる傾向(トレンド)、
すこし現在から意識を切り離して、先の未来に進んでいきましょう。
COVID19の第1波を乗り越えた時と同じように、国民性と国民の連帯が大切になります。
山中伸弥教授がメディアでよく述べているファクターXも、この蟹座的要素に含まれると考えられます。
夏至になるのは21日の午前6時44分、太陽黄経90°に至ります。
よって太陽は月のノースノード(ドラゴンヘッド)を通り越して、すでに蟹座に入っていますが、
アセンダント蟹座の支配星、月はまだ、月のノースノードをはさんで双子座側にいます。
月は大衆であり、大衆の底力である女性の力でもあります。
政府と政権、権力とリーダーシップを示す太陽は12ハウスに沈みこんでいく直前であり、12ハウスの暗い側面をのぞきこんでいます。
12ハウス、病気、いつ完全終息、感染拡大が再発するか分からないCOVID19に怯えています。
しかし大衆は11ハウスにいて、未来に希望を捨てておらず、双子座であることから、積極的にコミュニティ社会を未来に向けてオンライン化していく様子がうかがえます。
日本はIT後進国と言われていますが、この夏至のサイクルのあいだに
5Gを飛び越して6Gまでいってしまうのではないか、というくらい、社会のオンライン・ネットワーク化を積極的に進めていこうとする意欲に満ちています。
また国の財政と金融、お金と経済の金星は11ハウス、
ホロスコープのもっとも高い位置で支配している10ハウスの牡牛座天王星とともに、
未来的なMMT(現代貨幣理論)のさなかにあり、
25日まで逆行しているため、ディセンダントにある同盟国アメリカ、FRBと協調している現在の政策的円安のような不思議な為替の状況を表しています。
牡牛座天王星と60°セクスタイルでつながる蟹座の水星は国民の内需、
水星は6月18日から逆行を開始していますが
12ハウスでまさにタンス預金や企業の内部留保のように、世の中ではっきりしない内需のお金の流れ。
月が双子座にいるので、蟹座にいる水星と両者は支配星交換のミューチュアル・レセプション、タンス預金もまた、IT革命とモビリティ革命に吸収されていきます。
町の景況感、景気動向は表面にあらわれている数字と、やや違っていて、アナリストからみてもよく分からない隠れた状態になります。
それでも内需も、やはり夜明けを待っている状態にはなっています。
ちょっと政府の財政出動待ち、10ハウスの牡牛座天王星をあおぎ見ている状態です。
ただ11ハウスにいる双子座金星、IT企業は総じて好調、モビリティ革命に参加している会社も好調です。
これらの企業がリーディングカンパニーとして国の経済を引っ張っていきます。
自分に対しての相手を示すディセンダントに
逆行して7月2日に山羊座ステリウムに戻ろうとしている山羊座支配星の土星、水瓶座0°、
6月30日には逆行して山羊座で合になる木星と冥王星が乗っています。
そしてまた、日本の重大な貿易相手国、
同時に領海と領土を脅かし、国の安全保障を根本から変容させようとしているエネミー、
(仮想敵国とはっきり認識すべき)
中国です。
以前にソフトバンクを取り上げ、日蝕後から始まるニューノーマルが米中貿易戦争の狭間で苦悩する日本と述べましたが、
まさにこのディセンダントが
変貌を遂げようとしている米中になります。
蟹座の太陽は、この復活した山羊座ステリウムと150°クィンカンクス。
不調和と不均衡、越えたくても越えられないジレンマを示すアスペクト。
変貌していく米中のはざまにあり、苦悩に揺れ動きながら、みずからもまた変容していこうとしている日本の姿です。
国家主席の来日は白紙になっているようですが、政府首脳に親中派は確かに存在しています。
もしかすると政府首脳にアドバイスする占星家がいて、山羊座ステリウムのパラダイムシフトののちに、水瓶座の国、中国にパワーが移動することを予言しているのかもしれません。
しかし今の中国は、本物の水瓶座の国ではないのです。彼らもまた本物の水瓶座の国への過渡期にあり、いま現在は間違った一党独裁と帝国主義思想に陥っています。
風サインの戦略で言えば、日本は米中対立のバッファーとなり、政冷経熱のまま、中国を牽制していかなければならないでしょう。
日本は被爆国として、未来永劫、核武装する意志は国民にないのだから。
戦争を示す火星は9ハウスで海王星とともにあり、ぼんやりとして米中対立の行方は分かりにくい。
火星は発熱と、COVID19の特質である血管の炎症も表し、夏至図では免疫システムへの攻撃を示す魚座にいて、パンデミックを示す海王星と合になっています。
9ハウスは海外、季節が反対の南半球、とくに南米大陸では、まさにいま感染拡大の最中にあります。
ここから90°スクエアで双子座の月と蟹座の太陽にアスペクトが出ているので、
外国からの乗客によって、COVID19がふたたび流入してくる危険が示されています。
海外との検疫強化もです。
有名なインド占星の少年が、今年の12月から来年3月までに新たなパンデミックが起こると予言して話題になっています。
インド少年預言者4月8日、パンダーミックいつまで、来年はもっと酷い災難に免役と食糧へのアドバイス
争いと不和の女神エリスが、
火星のホームサイン牡羊座で戦いの神マーズ、火星とコンジャンクト、まさに結婚する時に、何が起こるか暗示しているかのようです。
1月に山羊座で土星冥王星合になった時に、90°スクエアになっていたのが牡羊座にいる準惑星エリスです。
6月28日から牡羊座のホームサインに入る火星は、エリスに近づいて、年後半は順行と逆行を繰り返しながら、この準惑星エリスと何度も合になります。
そう考えると、パンデミックの拡大は、インドの占星少年の予言の12月より早いのではないか、
10月の牡羊座火星90°山羊座ステリウムの活動宮スクエアの頃と思いますが、
もしくは、アメリカの大統領選挙で今回のデモ暴動のようなことが起こり、
選挙集会などを通じて気がつかないうちに感染拡大するのかもしれません。
私自身は、このアスペクトはCOVID19とインフルエンザのW流行ではないか、と考えています。
なぜなら火星は発熱と、COVID19の特質でもある血管の炎症を表します。
ともかく、牡羊座の火星の激しさから、高熱と、血管の炎症に襲われる季節性の病気ではないかと考えます。
秋分時はともに逆行でエリスは火星と合。
冬至のMC(天頂)は順行火星とエリスが牡羊座23°でオーブ0°の合。
今年前半の牡牛座天王星90°水瓶座土星は明らかに社会のソーシャル・ディスタンスを表していました。
年末の冬至の翌日に、このアスペクトの水瓶座土星に木星が合になるのであれば、
そのソーシャル・ディスタンスが確固たる社会制度として確立される可能性が大いにあります。
しかし、これはあくまで未来の話です。
いまは夏の到来を喜び、祝う時です。
バイオエンジニアリングを示すとされる準惑星マケマケも19日に順行となり、
夏のあいだは感染規模も小さくなっていくと期待できます。
準惑星マケマケがふたたび逆行になるのは、活動宮スクエアの頃、10月です。
日本の社会はいま、殺菌効果のある紫外線ライトやオゾン装置をあちこちに設置したり、官民をあげて本格的な第2波に備えています。
山中先生が述べているファクターXもまた、日本人を助けてくれるはずです。
ともかく、私たちは生き延びました。
夏の到来という人類に対する地球の配慮に感謝の祈りを捧げ、夏の味覚を楽しみ、いまは北半球の夏を祝いましょう。