:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

2020/2/9 獅子座満月のホロスコープ

 

 

 2020年2月9日午後 16:33分、獅子座20度で満月が起こります。

 ここから2月15日までは、満月のフェーズ(Phase)となります。

 満月は季節によって見える高さに違いがあります。

 冬の満月は凍てつく夜空の頭上高くを輝きます。冬の太陽が南の空低く見えることの反対です。

 夏の満月は、黄道から離れていないため、南の空低く見えます。

 華やかな冬の獅子座の満月です。

 東京チャートで、満月軸の月は獅子座の1ハウス。満月軸の太陽は、水瓶座の7ハウスです。

 自分からみた他者や人間関係に対して、獅子座と水瓶座があらわす自己表現がテーマになる満月です。

 満月軸は、獅子座のナチュラルハウスである5ハウス射手座25度の火星によって調停され、

他者、つまり水瓶座があらわす、これから先の未来に関わりたい相手からの視座を意識することで、

風(アイデア)が、火(情熱・使命感)を煽るように個人のやる気が盛りあがる配置です。

 今、一番エネルギーが集まっている山羊座ステリウムは、6ハウスを中心にしたチャートの西側に集まっています。

 今回の獅子座満月は、チャートの西側、社会をあらわす山羊座を中心とした外部から満月軸が刺激されるホロスコープです。

 山羊座が担当している社会保障セーフティーネット、公的セキュリティの6ハウスと、進歩をめざしている獅子座1ハウスの個人の自己表現とのあいだに、意識のジレンマが生じ、特に現在個人が所属している社会への所属意識が、今の自分の肩書きがこのままでいいのか?と葛藤しながら、個人の自己表現が洗練されていく流れです。

 山羊座の3惑星がある6ハウスは、自分の未来に対して訳もなく不安になる感覚、土星がもたらす萎縮の感覚と、冥王星がもたらす恐怖、木星のあらわす不安の増幅、無理してでも仕事を頑張らなければ自分のセーフティーネットが外され、社会保障がなくなり路頭に迷うのではないか、という緊張が渦巻いています。

 新型コロナウィルス肺炎のパンデミックな様相が世界を覆っていますが、

満月の時点でもまだ私たちに関係しているとすれば

魚座海王星とゆるい合になっている逆行前フェーズに入っている水星(3日午後20:41分に魚座にイングレス)です。

 これから先の世界、水瓶座があらわす世界の超グローバル化、人の地球規模での大移動時代を前に

海外の観光客をこれから大規模に迎えるにあたっての感染症の水際検疫体制、衛生観念の向上、公衆衛生の徹底を推進していくよう山羊座の外惑星は私たちに求めているようです。

 パンデミックの混乱の頂点が、パニックを示唆している魚座金星と海王星の合(オーブ0度は1月28日)であったと私は考えていますので、

金星が海王星から離れていくほど、冷静に対処していくようになり、

水星が逆行のフェーズと逆行で水瓶座まで戻ったり、また順行したりしている間に、開発されたワクチン(もしくは治療薬や治療法)が世界に行き渡り、各国とも国をあげた対処が進んでいくと思います。

 現在の星回りにみられる、山羊座の国家レベルの強制力が良い意味で進んでいくと私は期待しています。

 魚座の水星は、未来への方向性と解決策が保護の力である事を示す蟹座のノースノード(ドラゴンヘッド)をいれた月のノード軸を調停しています。

 政府は国をあげ、本気で国民を守ろうとしていますし、国民も団結し、比較的冷静に対処していこうとするはずです。

 新型コロナウィルスのワクチン開発に必要な培養成功のニュースが流れたのは水星逆行のフェーズに入る前でした。逆行前にワクチン開発の成功や効果の高い治療薬・治療法が確立される可能性は高いと考えています。

 水星逆行で多少の遅れが生じるとしても、最終的には世界の多くの人がこのワクチンで救われるはずです。

 「水瓶座の時代」は人類が今以上に霊的に目覚める時代になります。

 日本は世界最高峰のパワースポットが全国各地にあります。これから始まる水瓶座の超グローバル化時代に、世界中からこれらパワースポットや優れた文化遺産、歴史遺産を求めて外国人が今以上の規模で大挙してやってくる時代が来ます。

 今回の新型コロナウィルスのパンデミックは、超グローバル化世界を迎える前に私たち日本人の感染症に対する検疫と緊急医療体制、公衆衛生観念を進歩させる機会になります。

 先月の水瓶座新月は、自己のアイデンティティを変革するアイデアの発見がもたらす、変化と転換がテーマでした。

 水瓶座のルーラー(支配星)である天王星は牡牛座3度にあり、今回の満月チャートでは天頂、MCに合となっています。

  天王星は、雷の稲妻、ライトニングに撃たれる感覚をともなう、型破りで奇想天外な発想、現状打破のアイデアをもたらす働きをします。

 今回の満月の場合も、この天王星が、天頂、MCがあらわす目標に対してダイナミックな動きを演出します。

 牡牛座があらわすリソース(資質)とバリュー(価値と価値観)を変革しているMC天王星の上昇思考が、

より進化した自己表現をしたい満月軸のエネルギーを引っ張りあげるかたちで、

個人は気が休まることなく目標に向かって行動も意識も潜在意識も三者同時に動かされ続け、この年度末の繁忙ぶりは、かなり半端ない忙しさになることが予想されます。

 今回、満月が起こる獅子座は、自分の運命を信じる事で、自己を表現する星座です。

前回、新月が起こった180度対向の

水瓶座は、自己表現を社会に還元することを目的にしていますが

獅子座は自己表現を通じて、

自分の運命が他者の運命とは違う、特別な運命であると感じている、

個人の特別な運命を遂行していこうとするエネルギーです。

 両者とも世界に対して自己表現することを創造性としていますが

 火の星座は精神性、風の星座は知性を表現しますので

獅子座は、あくまで個人として達成したい精神性(スピリット)を表現しようとしており、

対向の水瓶座は社会のなかで達成したい知性(マインド)を表現しています。

 満月は完成のタイミングです。

 皆さんの自己表現について、出生の獅子座のハウスや支配星の太陽のテーマが完成したり、達成されたりします。

 ましてや10天体順行期間中の満月です。成功や結果を期待できます。

 また満月はリリース(解放)、手放しのエネルギーでもあります。

 このブログの目的のひとつは、

星回りが強烈で私自身が忘れがちですが、

ジャーナリングの習慣があまりない人に、月のリズムを利用したジャーナリングを勧めることです。

 月のフェーズが変わるタイミングで

自分の今と未来について紙に書き出すというジャーナリングを行うことで、意識と思考は自分の外側にアウトプットされ、自己を客観視し、再発見し、意識と思考の現実化を助けていくことを、自分の力でシンプルに簡単にできます。

 ジャーナリングのフォーマットは手帳でも日記でも願い事ノートでも、自分の好きな形態でまったく問題ないです。

 引き寄せの意味では、イメージ・コラージュもかなり効果があると思います。

 自分の出生のホロスコープに対する、トランジット(経過)の星の影響による全体像は、結局はその人本人にしか感じとれない事です。

 アストロロジー(占星学)の基礎知識がある程度あれば、自分が感じていることは、ジャーナリングによって自分で導き出すことができます。月のフェーズが変わる月に4回程度、ぜひ自分と向きあい、月と星が自分に与えている感覚について書き出してみてください。

 今回の満月のリリースでは、獅子座があらわす自己表現を阻害している

自己否定、自信のなさや自分への過小評価、ネガティブ思考について紙に書き出し、

大きめの陶器のお碗や灰皿などで燃やすことで、宇宙にリリースできるタイミングです。

 獅子座があらわす身体の部位について、

心臓、血液、猫背(姿勢)、背中の悩みについても宇宙にリリースをお願いできます。

 また獅子座は猫科の動物もあらわしますので

飼っていた猫を亡くして、まだ辛さを残している人は、満月の月明かりにそっと供養し、天国の猫ちゃんが生まれ変わって、またどこかで楽しく遊べるように、悲しみを手放しましょう。

 人間関係のなかで傷ついた心の傷と癒しをあらわすキロンが、獅子座満月と同じ火の星座の牡羊座で、愛の星、金星と合になっています。

 過去に出会った獅子座のダークサイドのエネルギーを強くもっていた人物、すなわち

ドラえもん』のジャイアニズム

依怙贔屓(エコヒイキ)、見栄っ張り、傲慢、ワンマンな人から受けた心の傷を書き起こし、

人によっては個人のキロンが刺激され

辛い人もいると思いますが

ここは満月の力を借りて、思いきって紙に書き出し、燃やして灰にすることで、辛かった感情を消化し、浄化するタイミングです。

 傷ついた経験がそれほど思い浮かばない人や、忙しい人はアロマキャンドルやお香を焚きながら、紙に書き出し、ゴミ箱に紙を破り捨てるくらいでも大丈夫です。

 紙を燃やす炎、火は人間のスピリットの象徴です。

 私たちは亡くなった人のご霊前やお盆の御仏前で、ロウソクに火を灯し、線香を焚きます。亡くなった人の魂があの世(天国)に行ってしまった後でも、その人のスピリットはまだ側にいて、その火に宿っている事が感じられるからです。

 文字化された紙を燃やす儀式(リチュアル)は簡単でなおかつ大きな浄化になります。

 満月のサビアンシンボルは

月が獅子座21度「中毒したニワトリ」

太陽は水瓶座21度「絶望し幻滅した女」

 どちらもジャンプ度数、臨界点とそこから飛び出していく積極的な活力をあらわします。

 サビアンシンボルの象徴(シンボル)は、ネイタル(出生図)でもトランジット(経過)でも、エネルギーや実際のシンボルとして現実世界に少なからず現れて来ます。

 新型コロナウィルス肺炎の原因がコウモリから人への感染だと発表されています。中毒したニワトリのシンボルは、感染源のコウモリを連想させます。

 次の満月の頃には、ワクチン開発に成功したり、効果の高い治療薬や治療法が確立している事が期待できます。

 逆境や困難、古い慣習を変えるべく行動する女性、果敢にチャレンジする女性が世間の注目を集めそうです。

 ホロスコープ全体に視点を戻すと、金星は満月の前日8日に牡羊座にイングレスしたばかりで、先ほどのキロンとともにあります。キロンと金星が完全な合になるのは、満月の翌日、9月10日です。

 満月チャートのアセンダントである獅子座のナチュラルハウス、5ハウスに射手座火星。

 満月となる獅子座の月も含めると、自己を打ち出す火星座のグランドトラインです。どんなに社会不安があったとしても、個人は自己表現を進化させていく道を決して諦めません。

 射手座を運行している火星は、まもなく

宇宙からの直感を人類にもたらす、

射手座27度近辺のギャラクティックセンター(銀河中心)を通過し、

月が蠍座で下弦となる2月16日にイングレス(星座移動)する山羊座に向けて運行しています。

 山羊座に外惑星だけでなく、個人天体が集まっていた1月は、現実がこの先どうなるか分からない、未来が見えない恐怖で萎縮する感覚が強かったですが

火星が2月16日に山羊座に入ってくると、また別のかたちの苛烈さと、現実的な年度末の忙しさで、体調も崩しやすくなってくると思うのでくれぐれもお気をつけください。

 牡牛座にある天王星のエネルギーを利用して、身体に良いオーガニックな食材からミネラルと栄養をたっぷりとり、この冬はある程度のぽっちゃりは許容範囲で、とにかく体力をつけていくことです。

 スピリチュアルに関係している人全員にとって今回の獅子座満月が大切なのは、先ほどの水星と合になっている魚座海王星が8ハウスにあることです。

 サイキックな能力のさらなる開花が期待できますが、ここもあくまで水星は逆行前シャドーフェーズですので、体調管理を万全にしておかなければ、神経を痛めるような体調不良に悩まされる危険があります。ビタミンB12のサプリを飲んだり、ヒーリングを心がけ気をつけましょう。

 満月になる2、3日のあいだ、激しく眠くなる人もいるようです。潜在意識にアクセスせよ、という合図だと思いますので、無理せず寝てください。

 満月のあと、月は欠けていきます。

 月が欠けていく時、除菌や消毒はとても効果を発揮します。新型コロナウィルス肺炎の予防として、除菌・消毒を。

 山羊座グレートリセットから

水瓶座0度の、時代のリニューアルへ向けて

私たちの心は動き続けています。

 月はこの後、獅子座から乙女座、天秤座と移動しながらだんだんと欠けていき

次に下弦になるのは水星が魚座で逆行する17日の前日、

2月16日午前 7:17分、蠍座26度41分で

下弦の月になります。