(サタリタは30年サイクルのため前回は1993年5月)
その前に太陽は2月16日(16:48)に水瓶座27°土星と重なり合います。
水瓶座は未来、土星は時間であるため、新しい星座サインに移動する前に
より進化した意図を未来に設定(セット)する絶好の機会です。
また土星が水瓶座0°に入ったのは2020年12月の冬至の直前12月17日だったので、いまは過去2年2カ月を振り返る機会であり、
さらにこの水瓶座土星時代は、1988年に射手座29で始まった現在の土星/天王星の45年サイクルの第4四半期の開始(closeing90°スクエア)の時間でもあったので、
(2021年は牡牛座/水瓶座各7°&2022年は各18°)
この2年間の(closeingスクエアの)テストの結果を総括&分析し
2032年1月28日(双子座28°)から始まる次の土星/天王星の45年サイクルに播く新しい種を探し始めるためにも、意図を再設定(リセット)する重要なタイミングです。
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土星/天王星のサイクルは人類の「文明の進歩」が示されている周期ですが、この文明には社会と共同体(ソサエティやコミュニティ)と個人の生活の両方の文化や生活が含まれます。
天王星は革命の星であるため、土星の持つ社会構造の全般に進歩的アイデアや考え方(権利の保護や平等主義)、
また科学技術の進歩と発展を導入し定着させよう試みます。
天王星は若い世代のニューウェーブであり、45年という長いサイクルは個人にとっても両親世代(土星)との人生観の違いや価値についての対立また和合といった家族の物語を与えます。
現行の一つ前のサイクルは1942年の牡牛座29°開始であったので、日本人には戦争と敗戦、戦後復興とバブルという昭和の時代。
また現行のサイクルはバブル崩壊によって始まった平成と令和の時代、度重なる災害によって起こった意識の変化、
物質至上主義から精神性への回帰を進歩と捉える文明史観の変化が見られます。
(森と共生した縄文文化の再評価)
このように土星と天王星の周期は、集合(コレクティブ)と個人(パーソナル)両方の意識の目覚めのサイクルとも言えます。
山羊座も水瓶座も魚座と同じ第4象限にあるので、土星も天王星も霊性(スピリット)の本質が何かは分かっているのです。
両者の公転軌道は定期的で、また土星の公転周期(28年)は天王星の公転周期(84年)の約3分1であるため、この会合周期は非常に規格的です。
直近の会合ポイントは蠍座28→牡牛座29°へほぼ180°対向に移動し、そこから170°移動して次のサイン射手座29→双子座28°
また土星も天王星もゆっくり動くので会合や各種アスペクトは2年以上続きます。
現行の射手座29°開始サイクルの最初の90°スクエアは2000-01年の第2四半期:opening90°が牡牛座土星/水瓶座天王星。
今回の第4四半期:close90°2021-22年が牡牛座天王星/水瓶座土星。
(180°は2008年に乙女座/魚座各18°だった)
ライフをもっと良くしていこうとする天王星の働きが、支配する水瓶座によってさらに強調され、
おうし座=QOL:ライフの質の全般を向上させようとする試練や緊張があったはずです。
世界的な物価インフレ下で、個人も集合も資源的なサステナブル(持続可能性)のテスト、経済的なテストや生活費のリフォームを余儀なくされた時間帯でした。
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来年2024年には牡牛座で木星天王星の会合:天王星/木星のあたらしい13年周期の開始がありますが、両者は魚座土星とは60°セクスタイル。
これは2020年12月に水瓶座0°で始まった土星/木星のopening60°、今回90°だった天王星/土星のcloseing60°が牡牛座/魚座のサインで起こります。
魚座/牡牛座はホロスコープの元型のなかでソース&リソース:始原/資源。
バレンタイン翌日15日には両者のルーラー金星/海王星の魚座24°会合がある。
土星/天王星の60°セクスタイルは2025年2月~26年2月。25年4月5日にある最初の60°が起こるのも魚座24°
宇宙と地球が自分に与えてくれるギフト(贈り物)が何か自覚できる。
今年の木星金星の合は、魚座太陽の季節の3月2日に牡羊座12°(キロン13°)
宇宙や地球が自分へのギフトを惜しみなく与えてくれていることへの気付きと感謝(アプリシエイト)のタイミングです。
2026年には牡羊座0°で海王星/土星の35-37年周期の会合があるので、土星と海王星もサイクルを終えようとしている時間帯です。
終わっていくフェーズと始まったばかりのフェーズのなかで、撒かれた種の成長具合を点検し、手入れを行い、
次の新しい種を撒く準備を始める、自分が成すべき意図を未来に向けて再設定し直すとき。
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水瓶座は共同体(コミュニティ)を示す星座です。
ここに土星があった2020末-2023初めの約2年間、自分の周囲を取り巻く共同体:地域共同体、国家共同体、地球共同体への責任(土星)を自覚させられ
(まるごとコロナ禍だった)
その責任を個人レベルで全うすることに覚醒したことで、次世代のロールモデルとして成長する機会をもらえた。
そして3月土星が魚座に移動すれば、今度は大きな共同体に対する責任を何かの奉仕活動をとうして全うします。
これからは他者を支え、共通の価値観と献身によって形成される場に自分も支えられる、相互関係のなかで成長していきます。
冥王星、土星、海王星は山羊座から魚座までの第4象限(quadrant)、ここは集合(コレクティブ)への適応=
人間は社会的なフィードバックをとおして学習する、社会的動物なのです。