11月のムーンフェーズの転換は
上弦の月から始まります
部分日蝕が起こった蠍座2°新月から、月は第4象限の水瓶座8°まで移動し
蠍座8°太陽はいま13度にある月のノード(交点)軸のサウスノードとオーブ5度内まで接近しています
(8日の月蝕の太陽は蠍座16°)
太陽がノードを横切るのは6日の夜明け前です
今まさに宇宙のポータルがひらいている蝕のシーズンを生きています
サウスノードはけして悪いエネルギーということでなく、ノード自体がスピリチュアルな次元へのアクセスであり
自我がコントロールできない運命的な出来事が
神の介入によって起こる
宇宙のポータルのなかに入り、運命のゲートをくぐる瞬間です
ただ蝕は不安定な時期でもあります
今回は感情面の奥深い場所(冥府でもある)蠍座にあるため、気分が非常に揺さぶられます
おとつい土曜日は火星の逆行開始と水星の蠍座入りが重なり、エネルギーのシフトチェンジが大きい時間帯でした
日蝕のゲストは金星でしたが、水星が食のゲートキーパーに加わっています
蠍座13°ノードに近づいていく形で、11°金星➜太陽➜水星の順で個人天体ステリウム
本来は目視できる3天体ですが、金星は外合、満金星したばかりでまだ宵の空に現れていません
月は蠍座と同じ不動宮、水瓶座にまわり、意識が向けられている感情面での変容について
いちどデッタチして、マインド(思考)でプロセスする必要性に気づきます
太陽側が過去にタイムトラベルにしたいのと打って変わって、未来にタイムトラベルしてるのが90度の水瓶座18°土星
月のオーブ10度先にいます
そして水瓶座ルーラー天王星が牡牛座13ノースノード側のゲートキーパー。
天王星は水星のハイオクターブ、水星が支配する双子座には逆行火星、火星は蠍座ルーラー冥王星のひとつ低い波動、双子座火星は山羊座冥王星と150度
(マインドなのでこの波動は脳波:意識の波)
感情から離れて、明晰さを得たい水瓶座&天王星と、危機の本質を見つめる必要性がある蠍座&冥王星のあいだで緊張が高まる不動宮Tスクエア
危機の解決には、変容が必要だと気づきます
解決者:天王星の高い視座:鳥の俯瞰図(バードアイ・ビュー)から未来の展望が生まれ、
解決策が見つかるブレイクスルーのTスクエア
解決策をリサーチするのに蠍座の深いところまで下降して探究する蠍座のエネルギーがフルで動いています
長年無視してきたシャドーを見つめる必要がある人もいます
深い部分でのソウルフルなコネクションです
大部分の人々は切実なお金の問題、リソース&ファイナンスの分野で何らかの変容が必要かもしれません
現実問題として、いまは多くのひとが現状の世界の物価高インフレの影響下にあります
持続可能な資源の消費は、いまや人類共通の普遍的な価値観です
個人にも持続可能なリソースの管理が必要となり、地球資源を無駄に浪費しない、地球と身体の再接続を再考する時代
魚座海王星&木星のワンネスの意識は、地球をひとつの生命体と見る巨視座
不動宮Tスクエアは、次世代のため今こそワンワールドになるべき危機意識
そして不動宮Tスクエアは、セクシュアリティ、性的な力学に意識の光を与える必要性
すべてのジェンダーに社会正義と権利が与えられる必要性が示されています
天王星:天空神ウラヌスは、地母神(牡牛座)ガイアの息子であると同時に夫です
つまりガイアとウラヌスは近親相姦
古代ギリシャの人々は、星ぼしを引き連れたウラヌスが地母神ガイアに覆いかぶさっているのが夜だと信じていました
ウラヌスは、いま水瓶座にいる土星:クロノス(二人の息子)にアダマスの鎌で男根を切り取られ
海に落ちたウラヌスの男根からビーナス(牡牛座のルーラー金星:アフロディーテ)は誕生した
いまの不動宮Tスクエアには、性的な緊張や対立の物語が隠されているのが分かります
またウラヌスがクロノスによって男根を切り落とされた神話からは、男性女性という二元論的な性を超えた性
アセクシャル:無性愛が性意識のひとつとして確かに存在し、
彼ら彼女らにも社会的な配慮と権利が付与されて然るべきである
セクシュアリティは個に属する個性であり、社会や既存の文化に無理強いされるものではない
水瓶座0°は今年3月に火星金星のサイクルが山羊座冥王星と合してサイクルが始まった度数です
現代の性差と性意識は、社会から強制強要されていた人間はこうあるべき論:
生き方の可能性を狭めていた重石から徐々に開放されていきます
内側でフォースを感じる方向を選ぶ
それはパワーの種です
いちど蛹となって、内側から変容する時間
そして蛹から羽化する蝶になる蝕の季節です
PetraによるPixabayからの画像