「蝶の夢」
サンスクリットの響きは
音楽に似ていた
よく憶えているとも
この虹のたもとまで私を
導いて来た蝶は
いったい誰の化身だったろう
虹は神々の蛇、神龍(シェンロン)だ
学んできた事も
教えてきた事も
ひとりだけで成し得なかったことだった
学びの舎では大樹が枝を延ばし
いつも師がいた仲間がいた教え子がいた
太鼓に合わせ張り上げる音声
そう、私は伝承と威厳を守る
思い出したのだ
光の中を羽ばたいていた
ココペリ「去年の12月4日の射手座の日食から半年。導かれて、ながい旅してきたね。いちど休憩して、また導かれるよ。それに旅の仲間がいるよ」