2020年の冬至の直後12月22日に、2つの偉大な惑星、土星と木星は、天球に区分された占星術の星座、水瓶座の0°で会合し、重なり合って見えた。
グレートコンジャンクション、もしくはグレートクロノクレーターと呼ばれるこの土星と木星の大合流は
古来から続く占星術師の観察によって、救世主や国王のような指導者の出現に関連しているとされてきた。
日本人にはクリスマスツリーの星として有名な、キリストが生誕した際夜空に輝いていた星、聖書のベツレヘムの星は
紀元前7年の木星/土星の会合であったと多くの占星術師に信じられています。
王族や貴族のような歴史的人物の興亡にも関連する星であるともされていて
海外の占星術師のあいだでは、米国の大統領選挙や就任の年に、大きな会合が起こった場合、大統領は就任後に暗殺の危機に遭遇する可能性が高いと言われているようです。
海外の予言サイトなどで2021年は世界的な男性の指導者が暗殺される、というような予言が出回っていますが、この会合が大統領選挙に絡んだ有名なジンクスであるからでしょう。
公転周期のなかの木星/土星の会合(=会合周期)は平均して19-20年ごとのサイクルで発生します。
水瓶座で木星と土星が並んで輝いたのは600年以上ぶりの出来事であり
(前回は1400年代)
過去200年はずっと地の星座サインで続いてきたましたが
今後140年間は、20年ごとに風の星座サインで会合が起こります。
今回の会合は、占星術師が風の時代(air epoch)と呼んできた時代の始まりと考えられています。
過去に水瓶座でこの会合が起こったのは1400年代初頭、ルネサンスの時代でした。
地球の歳差運動が原因で、春分点の位置する星座は、2160年ごとにサインが変わります。
約2000年前には、春分点は魚座サインであったため「魚座の時代」の救世主イエス・キリストが出現しました。
今回もまた、春分点が移動しつつある「水瓶座の時代」の、新しい世界の指導者の出現を予言する兆候として見られ
そして人類史の大きな転換、人間の運命が変化する予兆が冬至、そしてクリスマスの夜空に示されています。
これはまぎれもなく、人類の進化における重要な時代の到来です。
そして個人もまた、人生がある段階の終わりに達し、より高いレベルに進むよう宇宙から促されています。
すべてのひとにチャンスと成長の機会が与えられる、大いなる祝福と幸運のしるしです。
国家の新しい社会体制の20年のはじまり、そして個人にとっての新しい社会生活の20年間が開始されるときです。
ルネサンスとは「再生」「復活」を意味するフランス語です。
12月21日の冬至のあと、太陽はだんだんと復活していきます。
日本政府は2024年を目途に、紙幣のデザインを刷新するとしています。
新しい千円札の顔は日本細菌学の父、北里柴三郎です。
現在の北里大学の母体、北里研究所の創立者としても知られ、ペスト菌を発見し、また破傷風の治療法を開発するなど
日本の感染症医学の発展に貢献した北里柴三郎が新しい紙幣の顔になるということは、COVID19の日本における死者数が欧米に比べ格段に低く抑えられている要因、ファクターXのなかに
戦後、数世代にわたってBCGワクチンや日本脳炎ワクチンを接種してきた日本の公衆衛生システムが深く寄与していることが暗示されています。
英国でコロナの変異種が発見され、このタイミングが例のインドの予言少年の日付と一致したことが話題になっています。
水瓶座0°に位置していた木星と土星は現在、木星が土星を先に追い越して
1月14日まで牡牛座を逆行している天王星(水瓶座の支配星)と不動宮同士の
90°スクエアの緊張状態を生み出す角度を取り始めています。
これは予想外の出来事が突発的に起こりやすい座相です。
木星は射手座の支配星、何でも広がっていこうとする拡大志向、バブル(熱狂)や流行を生む楽観の星です。
そして水瓶座(&天王星)と両方共通しているのは、どちらも未来に対してポジティブな楽観思考をもちやすいことです。
木星や土星が水瓶座に入ると、いったん未来的な楽観論の見方が広がります。
( 木星は13ヶ月、土星は約2年で、ひとつの星座を移動していきます。 両者よりさらに外側の軌道を公転している天王星は7年かけて、ひとつの星座を移動します。)
火の星座射手座の支配星、木星は本来、リスクを恐れない傾向を与えますが、水瓶座は現実化できないことに気づくと冷淡です。
牡牛座は現実主義、また水瓶座も頑固で融通が効かないところが牡牛座と同じようにある不動宮同士。
つまり水瓶座の支配星、天王星は、その現実的な慎重さのある牡牛座の6°で逆行している最中です。
牡牛座を運行している天王星は90°スクエアとなり先進的アイデアの現実化についての問題点を、すぐさま発見し、社会に見せつけてきます。
新しいワクチンは充分な臨床、治験がなされたか?流通網はどう維持する?ウィルスが変異する可能性は?
人類は毛皮のコートのためミンクを未だに虐待してるよね?
中国の人たちは野性動物をいまでも大量に食べてるでしょ?
根拠のない楽観論、地に足の着いていない高すぎる期待はすぐさま失望に変わります。
2021年は、先進的アイデアを現実化していくにあたり、そのテスト(=土星)が充分でなければ社会的信用がすぐさま失墜する危険が常につきまといます。
しかし2020年のように人々が悲嘆に暮れて先に進まない、ということはけしてありません。
風の時代に生きる人々はすぐさま解決策を探しにかかります。
射手座&水瓶座がビジョンを捨てることは最終的にはありえません。
別の何か、代価案をすぐさま思いつくことになります。
風の時代を生きる人々は立ち止まりません。
また個人にとって、このアスペクトは(左脳的)理性と、(右脳的)直感の融合を図れます。
そして不動宮同士のタフな集中力に一年中、恵まれることになります。
これは新しいことを学ぶ必要のある私たち全員にとって、とてもラッキーなことです。
土星と天王星は進行速度が遅いため2021年中は2月から12月まで
ほとんど1年中この90°スクエアの緊張角度を取り続けます。
水瓶座土星90°牡牛座天王星は今年3回起こる惑星間アスペクトです。
1回目 2月18日4時08分 各7度
2回目 6月15日07時00分 各13度
3回目 12月24日16時16分 各11度
2021年の社会情勢に影響する最大の座相が、この水瓶座土星90°牡牛座天王星のアスペクト(=惑星間の角度)です。
この年末年始すでにオーブ7°圏内に入っているので、感染力の強いとされる今回の変異種は警戒すべき存在です (ただ感染力は強いが今のところ強毒化していないとのこと)。
「風の時代」はグローバル化によって空気(=風サイン)感染による感染症が世界中で多発するパンデミックの時代です。
日本においては、新紙幣の北里柴三郎が暗示している日本の伝統的な感染予防体制が、社会を大いに守ります。
いたずらに現実を恐れるのでなく、予防医学を広めた先人たちに感謝しながら
今度は私たちが次世代のため持続可能な社会を残していく責務があります。
パンデミックのリスクを当たり前として危機管理のなかに組み込む時代、ニューノーマルの到来です。
年始から注意すべき時間帯が、天王星が牡牛座6°43'で順行に戻る1月14日17時36分
さらに水瓶座木星が、牡牛座天王星とオーブ0°で90°スクエアになる1月18日7時49分
1月中旬から後半は想定外の出来事により社会に緊張が走ります。
ただ年末すでにコロナの変異について騒がれているので、この影響かもしれません。
感染症が多発する事態を乗り越えるため、人類が積極的に利用するのがDX(デジタル化)やハイテク化、オンライン化です。
電気、PC、ITネットワーク、テクノロジーの進化はすべて水瓶座のエネルギーです。
前回、土星が水瓶座を移動したのは1991年2月から1993年5月まででした。この時期インターネットは商用可能になり、100万台のコンピューターがオンラインで繋がりました。
水瓶座は、前の星座である山羊座が陥りがちな旧態然とした古い慣習、機能不全に陥った制度システムを変革しリニューアルします。
水瓶座は大局、高い視座からブレイクスルー(打開策)を発見し、問題解決のためのアイデアをもたらす星座です。
今回のワクチン開発の早期成功のような、風サインらしいスピード感をもって、時代の閉塞感を打破しようとするのが土星90°天王星のアスペクトです。
困難が大きいほどテクノロジーの進化が加速するのが、2021年以降の世界です。
1月末からは今年最初の水星逆行が水瓶座で起こります。
水星逆行は平均して年に3回、約3週間、毎年起こる天体イベントです。
水星はホロスコープ最初の風サイン、双子座の支配星です(地の星座、乙女座の支配星でもあります)。
今年の水星逆行はすべて風サイン、天秤座→双子座→天秤座の順番で起こります。
1回目 1月31日0時51分に水瓶座26°29′で逆行開始 2月21日9時52分に水瓶座11°02′順行に戻る
2回目 5月30日7時34分に双子座24°42′で逆行開始 6月23日7時00分に双子座16°08′順行に戻る
(6月10日は双子座で水星逆行中の日食が起こる)
3回目 9月27日14時10分に天秤座25°28′で逆行開始 10月19日00時17分に天秤座10°07′で順行に戻る
水星を支配しているナチュラルサイン、双子座には月のノード軸のノースノード(ドラゴンヘッド)が移動しています。
月のノースノード(ドラゴンヘッド)は、実際の天体の運行である経過(トランジット)でも、出生図でも、ホロスコープ全体の統合(シンセサイズ)の鍵であり
学びのテーマと進化の方向性が示されています。
2021年に私たちが取り組むべき課題が、新時代のテーマである知的発達
新しい時代を生きるうえで必要な知識を学ぶことであることは明らかです。
現在の社会状況に不安や苦しさを感じているひとは、自分のホロスコープに双子座&3ハウス&水星のエネルギーがきちんと備わっている感覚を忘れている可能性があります。
誰もが年齢がいくつになっても、新しいことを学ぶという学習の喜びを持っています。
ひとは死ぬまで好奇心を失いません。
柔軟宮である双子座の本質は、変化に対して心をひらく適応力、すなわちオープンマインドさを忘れないことです。
過去の成功体験に固執せず、新しい時代が来たことに、心を開いてください。
子どもたちを見てください。
水星は就学児童たちもあらわしていますが、彼らが大人たちに比べいつも明るく
屈託なく未来を信じて明日に希望を抱いている純粋さを、大人は今こそ学ぶべきときです。
私たちの全員に、時代の変化を恐れない、新しい知識を学ぶことの純粋な喜び
子どもの頃から変わっていないはずのオープンマインドな魂が、誰にでも生まれつき備わっています。
戦争や飢餓の地域では、学びたくても学べない人たちが大勢います。
日本では行政やNPOの助けがまだあります。
助けを受けると同時にNPOに参加して、助ける側に参加してみるのも良いかもしれません。
ひととの出会いはお金に変えられない価値があります。
個人(=牡羊座)は、他者(=天秤座)から最も学ぶのです。
天秤座が成長意欲のもっとも強い星座であるのは、他者から学ぶという謙虚さと真摯さをいちばんもっている星座だからです。
オープンマインドな感覚で出会いを求め(=双子座)、よりフラットな人間関係を築き(=天秤座)、リベラルな価値観に気づくこと(=水瓶座)が、風の時代に最もふさわしい生き方です。
新時代の主人公、水瓶座のルーラー(=支配星)天王星が6度を運行している牡牛座は、経済と金融の星座です。
ウォール街近くにあるチャージング・ブル(Charging Bull)は、世界でもっとも有名な牡牛です。強気(リスクオン)相場の象徴です。
リスクが市場の暴落につながるとは限りません。
今年2つの社会天体、木星と土星が運行する水瓶座とその支配星、天王星は、先進的な社会実験を示します。
天王星が牡牛座を運行し、金融はMMT(現代貨幣理論)と金融緩和、その結果である金融社会主義という、壮大な社会実験を実施中です。
財政出動への期待という形で株高になる可能性もあります。天王星はいつも予測を裏切る惑星だからです。
MMTの母、ジャネット母さんが世界経済の救世主になるのか?
天王星が運行している牡牛座の支配星は金星です。金星はお金、そして愛です。
金星は今年は3月26日に牡羊座6度で新金星、太陽との合(外合)があります。
そして金星は2021年の年末12月に山羊座(=国家と社会)で逆行します。
12月19日19時36分から山羊座26°29′で金星逆行があります。 順行に戻るのは2022年の1月29日です。
山羊座後半には冥王星(=破壊と再生の星)がいるので、逆行開始の前後、つまり留(ステーション)のあいだ、金星は冥王星と今コンジャンクト(合)し続けます。
3回目の水瓶座土星90牡牛座天王星は12月24日であることから
2021年はおそらく年始と年末どちらも経済危機もしくは金融クライシスがあり
現代の経済システムの転換の機会になります。
2021年の初め1月29日には金星は順行で山羊座25度の冥王星と合。金星/冥王星の合は2021年年末も両方、同じ冬に起こることから、今起こっているようなコロナ変異と相関するかもしれません。
(そのあとの太陽と金星の内合、すなわち山羊座の新金星は2022年1月9日)
2020年までに天王星は牡牛座10度まで進み、天王星が約7年間滞在する牡牛座天王星時代の1/3が過ぎたことになります。
MMTに対する理解の広がりや、金融緩和による株式市場の「金融社会主義」化など、その影響が現代社会にはすでに如実に現れています。
残りの2/3に残されている主な課題はデジタル通貨とベーシック・インカムです。
現在の金融社会主義は、株式市場にのみMMTが向けられている状態です。
金融が経済の血液であることを、(2008年以降の前回の土星180°天王星の頃)リーマンショック後の不況において、みなが痛感したからです。
このまま株式市場にのみMMTが続けられると、株をもたない中間所得者層以下の国民が没落し、国家や社会そのものが成り立たなくなります。
よってMMTは今度は、国民が没落しないよう国家がベーシックインカムとしてお金を国民に配布しなければならなくなる制度です。
先進国で国民に一律給付金が配られているのは、ベーシックインカムの社会的実験の開始です。
ベーシックインカムを行うためには、国家が管理できるデジタル通貨による全国民配布が必要になります。
ベーシックインカムを可能にするデジタル通貨の技術が確立されれば
今度は政府が国民のお金を1円残さず管理できる社会が到来します。
経済と資本のさらなる社会主義化こそ「水瓶座の時代」の最初のムーブメントになるでしょう。
通貨の管理が厳格になるデジタル通貨が始まると富裕層は脱税しづらくなります。
ビットコイン(仮想通貨)が暴騰しているのは、先進国通貨がデジタル通貨に切替わると資産が隠せなくなるので
ビットコインが将来の富裕層の資産隠しの金庫になると考えられているからです。
ビットコインは木星が前回、水瓶座を通過した2009年1月から2010年1月までのあいだに作成され、広がっていきました。
ビットコインもデジタル通貨も、天王星が牡牛座の残り2/3を通過しないとその全体像はまだ見えてきません。
土星90°天王星が続く今年は、これら現代の金融社会主義の側面についても
当局の規制の検討や財政の崖論、新しい金融テクノロジーの実践と進化として
新しい世界の実像が現れてきます。
社会における広範囲でのリベラルな新しい世界秩序がしめされていますが
水瓶座の支配星は経済&金融を示す牡牛座を運行しているため
まずは金融と経済、そして資本の社会主義化が先んじて出現します。
90°スクエアは乗り越えるべき緊張を生むアスペクト(=惑星間の角度)です。
社会情勢としてはリスクとして意識しておくべきです。
しかし個人にとって90°スクエアは、実際の天体運行である経過(トランジット)も出生図でも
高いテンション(緊張)とモチベーションを維持し続けられる高エネルギーを与えてくれるアスペクトです。
ハードアスペクトはホロスコープに現れる有意義な開発スパイラルです。
60°セクスタイルや120°トラインといった好角度は、調和の持続性を与えて成熟を深めますが
心地良すぎて現状に満足し、変化を求める衝動欲求が生まれません。
人間は変化し続けなければ生きていくことができません。
変化とさらなる洗練のためには、90°スクエアや180°オポジション、150°クィンカンクスのようなハード・アスペクトがどうしても必要です。
ショックを乗り越えるための行動変容を後押しするのが、水瓶座の木星に続く水瓶座土星と90°牡牛座天王星です。
2021年、水瓶座を運行する土星は新しい社会制度の耐久性をテストを担当します。
急速に進むデジタル化やオンライン化に対するインターネットの負荷の問題、セキュリティに対するサイバーアタックや、フィッシング詐欺による個人情報流出の問題など
2020年も多発したITが本格化した社会ならではの問題点
水瓶座の土星はシステムの不備を正すよう社会に要求してきます。
すでに2020年の3月から7月にかけて水瓶座土星90°牡牛座天王星のアスペクトはいちど形成され
そのときは緊急事態宣言とリモートワーク&ネット教育の推進という結果で現れていました。
その際もうひとつの社会天体、木星はまだ山羊座に居たので、働き方改革とIT化の結び付きで収まっていましたが
大学教育のような高等教育(射手座木星)も含め、社会の広範囲でIT化が進むことが示されています。
ともかく5Gや衛星インターネットなど通信の新技術と通信網の整備は2021年のたった1年でかなり発展していくでしょう。
ともかく、私たち個人にとってはリソースの開発を通じて未来を築く2021年です。
今年の春分は3月20日18時38分です。10天体順行期間中の太陽の牡羊座入りです。
今年の春は非常に幸先良いスタートが切れます。
春先はルネサンスを意識すべき時、全力投球で能力開発のため、最大限のリソースを投下すべき時です。
今年は3月26日に牡羊座6度で新金星、金星と太陽との合(外合)があります。
今年の春は自分らしさの答えを具現化していくシーズンです。
4月28日05時01分、冥王星が山羊座26°48′で逆行を始め10天体順行期間が終わります。
山羊座の冥王星は引き続き古くなって機能しなくなった旧体制を破壊し、再生させていきます。
冥王星は2023年まで山羊座に残り、人類があまりに浮世離れしないよう、現実的な過去の負の遺産、取り組むべき宿題があることを告げています。
私たち個人にとっても創造的破壊の時間がまだまだ与えられていることになります。
魚座には支配星の海王星がすでにいますが、海王星が魚座入りしたのは2012年2月14日のことでした。
両者が会合し新しい海王星/木星サイクルが始まる、さ来年の2022年は、脱炭素化を目指したエネルギーの転換が開始される時代であると予測できます。
2022年、日本では核融合発電が発電開始の予定です。
木星が太陽を一周する公転周期は12年
木星/海王星の惑星間サイクル(会合周期)は13年周期になります。
両者が魚座23度でコンジャンクション(合)になるのは2022年4月のことです。
かなり巨大なエネルギーシフトですが、日本はこのエネルギーを核融合発電の開始という人類への大きな貢献として使うことができると期待しています。
木星は6月20日から魚座で逆行し、7月28日には水瓶座に戻ります。
スピリチュアルに深い関心のある私たちにとっては宇宙との繋がりを深める時であり
何らかの霊的なメッセージを受け取るはずです。
人類はもしかすると宇宙人からの信号をキャッチできるかもしれません。
木星と海王星はどちらもガスと関係しているので、神奈川の海岸地域での異臭騒ぎの原因が明らかになるかもしれません。
海王星が魚座の後半度数を進み始めるので、どうしても災害は多発します。
3.11からついに10年が経過するわけですが、津波と原発事故の関係を考えれば、エネルギーと災害の関係についての課題は山積しています。
令和という時代は暴れる龍神、すなわち国土と治水の問題に向き合う宿命を日本人は背負わされています。 治水について真剣に取り組む政治家をリーダーとして選んでいく必要があります。
5月23日18時19分、水瓶座13°31′で土星が逆行します。
5月26日20時13分、今年最初の蝕のシーズンが始まります。射手座05°26′で射手座の月蝕です。
射手座の支配星は木星です。先に述べたように2021年に水瓶座を運行するので、この射手座の月蝕は重要です。
射手座&木星は拡大志向、可能性、夢の実現は私たちがそれを信じる場合にのみ実現可能になります。
射手座/水瓶座のポジティブな面の融合に成功できれば、先進的な研究と発見の成果を手にできます。探求のための広大なマインドが全人類に与えられています。
射手座&木星のエネルギーは信念体系と人生哲学に関連しています。
月のサウスノード(ドラゴンティル)と月が合になっているので、大衆はカルマを見せられ、それが水瓶座の理想を求める契機になるかもしれません。
5月30日から水星は双子座で逆行し、水星逆行期間中の6月10日19時52分、双子座19°47′で日蝕が起こります。
今年の夏至は6月21日12時33分です。
夏至になる6月21日00時05分に魚座2°11分に木星は逆行し再び水瓶座に戻っていきます。
逆行直後であるため、木星はほぼ留、ステーション状態の夏至図です。
6月26日には魚座23°12′で木星をまっている海王星も逆行を始めます。
今年の夏至のフェーズは、翌年2022年の木星魚座の年の予兆が垣間見える時間帯になります。
今年の夏は愛の季節です。6月末から7月のあいだ、獅子座で金星と火星のランデブーがあります。
これは男性性と女性性の素晴らしい統合、愛のダンスを意味します。オーブ0度のコンジャンクト(合)は7月13日で獅子座19度。
獅子座の人々はロマンチックな恋愛の季節になりますが、全員にとってクリエイティブな愛のパワーを手に入れることができます。
いま、医療関係で従事しているひとを始め、大変な思いをしているひとがたくさんいると思いますが、2021年の夏は夢見るような素晴らしい季節が約束されています。
2021年はかならず楽しい夏休みが来ます。子ども達にも約束してあげてください。
水瓶座の支配星、新しい時代の主人公、天王星が逆行するのも夏至のフェーズの8月20日、牡牛座14°47′で天王星は逆行開始です。
今年後半は順行に戻らないので、天王星が担ってきた劇的な革命のムーブメントはひと休みします。
今年の秋分は9月23日04時22分です。
秋分の直後、水星が9月27日14時10分から天秤座25°28′で逆行を始めます。
太陽が天秤座を運行しているときに、水星が天秤座で逆行するわけです。
リモートワークで在宅する夫婦のあいだの家庭内暴力が社会問題化しています。
パートナーとのフェアトレード、フラット(平等)な関係性の追及は引き続き時代のトレンドです。
水瓶座はマイノリティ、女性と少数派の社会的権利を主張し、保護するよう世界中で政治的運動が広がります。
これまで人類史のなかで、性差別や出身地を理由にした人権侵害、文化的な不平等があまりにも長く続いてきました。
同性婚の権利や同性婚カップルへの養子縁組、選択的夫婦別姓の導入など
よりリベラルな法律的解釈が求められる時代です。
天秤座は法律と公平性をジャッジする星座です。
秋分のフェーズ、太陽がまだ天秤座を運行している10月7日に冥王星は山羊座24°18′で順行します。
10月18日14時30分、今度は木星も水瓶座22°19分で順行に戻り
翌日19日00時17分、水星は天秤座10°07分で順行します。
10月は第2週、6日の天秤座新月から20日の牡羊座満月のあいだに怒涛のごとく冥王星、土星、木星、水星が順行に戻ります。
個人にとっても、社会的な法律上のうえでも、パートナーシップや人間関係にフォーカスが当たる時期になります。
11月19日17時57分で牡牛座27°14′で部分月蝕。ビーバームーンの牡牛座満月です。今年の最後の蝕のシーズンが始まります。
天王星が運行している牡牛座の満月です。
かなり大きな収穫、天からの恩寵を誰もが受けとることができます。
12月1日22時22分海王星は魚座20°24′で順行に戻ります。
12月4日16時42分射手座12°22′で射手座の皆既日食です。
冬至は12月22日01時00分です。
そして年末12月29日13時10分に木星は魚座に移動します。
魚座は神の愛、無条件ですべてを受け入れ、宇宙に回帰させる大きな力です。
風の時代でもっとも大切なことが、友愛(=双子座)と博愛(=水瓶座)であることを、それを忘れている人に2021年は嫌というほど見せつけてきます。
年末に苦しい思いで過ごしている人が多いことを知っています。
いまの政権は、自助(自分だけで頑張れ)、共助(家族だけで頑張れ)と国民に向かって話す非情な政権です。
水瓶座の時代は公助の時代です。
公的な援助が必要なひとは、堂々と救済制度を利用してください。
国民は困っているひとを助け、自分が困る時には助けてほしい、という願いで働き、納税しています。
そして今、幸運にも困窮せず、神の恵みの中にあるひとは、自分の出生図の金星のエネルギーをお金を稼ぐこと、一辺倒で使わないことです。
もっとも大切なことは愛です。
1400年代初頭に木星/土星が邂逅したルネサンスの時代、人類史のなかで人間であることは新しい意味を見いだしました。芸術です。
そして暗黒の中世、疫病と階級社会の格差は徐々に崩れていきました。
水瓶座のエネルギーは高い場所から全体を見渡し、より大きな社会正義にフォーカスを当てます。
「自分さえ良ければそれで良い」という思考回路で自分の人生をちいさく完結させてしまう人生観は、水瓶座の時代に通用しなくなります。
海王星が最終度数に向かう現代は、大災害や悪性インフレで突然、全財産を失ってしまう可能性のある時代です。
愛のない人生を生きていると、お金の価値の比重が少なくなる時代に、とても耐えられません。
経済至上主義の考え方は、毛皮のコートのためにミンクが虐殺されていても何も感じない人たちと同じで地球と人類を破滅に追い込む考えです。
2021年は、その旧来の資本主義は徹底的にグレート・リセットされます。経済至上主義はもはや古い、役に立たない価値観だからです。
2021年以降、特権階級だけを優遇する抑圧的なシステムは、多様性に向かって解体され続けます。
スピリチュアルな生き方を選んで生きるひとこそ
水瓶座と天王星が人類にもたらす革命の方向性、イノベーションの行き先が、
万人に光を与える方向であることを忘れないでいる必要があります。
スピリチュアルへの関心を、現実逃避に利用するのでなく
実際の現実世界を生きる未来展望として、
明日に希望を抱くためのエネルギーとして大いにご活用ください。
水瓶座の時代を迎え、みなさんと同じ日本という国家の構成員のひとりとして
現代を共に生きていることを嬉しく思っています。