水星の逆行運動は毎年3回から4回、約3週間、24日間かけて起こる天体イベントですが
今年最後の水星逆行が10月14日に蠍座11°40'度数から始まります。
今年は2年に1回のサイクルで起こる火星の逆行が9月10日から、すでに起こっています。
水星が逆行を開始する直前の10月14日8時25分
天秤座を運行している21°太陽と、この牡羊座21°の逆行火星は180°の正反対、オポジションになり
山羊座ステリウム(順行に戻った土星/冥王星/木星)とは、活動宮のTスクエアの複合アスペクトを形成しています。
活動宮Tスクエアのピークは14日から次の天秤座新月を挟んで21日頃まで続きます。
人類全体がいま感じているプレッシャー(抑圧)は、霊的な進化を含めた成長痛であり
その成長をサポートしているのが自分らしくありたいと願う勇気(=牡羊座火星)です。
牡羊座火星90°山羊座ステリウムは、もとより自我の目覚めのためのアウトレイジ、スクラップ&ビルドの激痛です。
2020年、私たちはひたすら選択と集中を繰り返してきました。
この後も、体調の良いときは意識を自分が変化させていきたい方向に、ひたすら集中させてください。
すこしでも体調が悪ければ、すぐさまゆったりとした服に着替えて、休憩することです。
いまは思いきって休む勇気も大切です。
水星が逆行後、順行に戻るのは11月4日、天秤座25°53'で水星は順行に戻ります。
アメリカ大統領選挙投票日は日本時間の11月3日。結果が分かるのは日本時間では11/4(水)夜の見込み。
水星が順行に戻る11月4日の太陽の位置は蠍座11°46'
10月14日に水星が逆行を開始する蠍座11°40'の留の地点、ステーション(=静止)ポイントと同じ蠍座11°の度数になります。
10月14日には、11月4日に起こることを予測できる重大なイベントが起こると考えられます。
10月14日は単に水星逆行が起こるだけでなく
今後の世界にとって非常に重要な期日です。
そして水星が順行に戻るのが11月4日です。
今月10月17日に起こる新月は、太陽と月が天秤座23°53'で合になり新月となりますが
11月4日に水星が順行に戻る度数もまた天秤座25°53'であり、両者の度数はオーブ2°範囲内にとどまっているため、
次の天秤座新月と今回の水星逆行イベント、とくに順行時とは強力な相関関係があります。
逆行前のシャドウフェーズのあいだに、新型コロナに感染したトランプ大統領は、すでに投薬が成功し回復の途上にあると報道されていますが
大統領選挙はこれまで想定されてきた以上の混沌を生み、これに似た混乱した状況が世界で続く可能性があります。
一般に水星の逆行運動は、水星&3ハウス双子座が司っている分野に関する物事が通常通り順調にはいかなくなります。
すなわち普段の意思疎通、コミュニケーション全般の齟齬、メールの行き違い、文具やスマホなどコミュニケーション全般に関する道具の紛失、テクノロジー機器の故障、移動の遅延と交通手段のトラブル、神経過敏と神経質になりすぎる傾向、兄弟姉妹間の嫉妬やトラブル発生。
日本人にとってはGOTOキャンペーンに関連するすべて、つまり国内旅行とGOTOイートなど。
太陽はいま天秤座を運行しているため、裁判や結婚&離婚等、契約関連は注意が必要です。
現在、進化と学びの方向性である月のノースノード(ドラゴンヘッドは)双子座を移動しているため
水星はいま、非常に重要な個人天体になっています。
さらに蠍座11°40'の水星は、牡牛座8°天王星と180°正反対、オポジションになっており
月のノード軸がこの180°を調停し長方形(レクタングル)にしているため
思考自体は発見力に満ちています。
水瓶座&天王星は問題解決を目指すライトニング(閃光)のエネルギー、一方の蠍座は探偵のような深い洞察力。
今回は探偵シャーロックホームズの如き「洞察の閃光」をもたらしてくれます。
14日の段階では乙女座13°金星と12°月の合が水星/天王星の180°を調停しており
これは各人の健康と日常生活ルーティンをより良くすることを意識するだけで
水星/天王星の不規則さ突発性を和らげ、健康と生活を改善させる発見という大きな恩恵をもたらしてくれます。
月は本能的&直感的によって、金星は愛情によって危機を避ける働きをしてくれます。
金星は、太陽が運行している天秤座の支配星です。
月と金星の合は、思いやりと乙女座らしい控えめで細やかなサポートをひとに思い出させてくれます。
乙女座ですので、年末に向けた整理整頓、断捨離と掃除のため身体を動かすうちに、心もスッキリとしてきます。
乙女座金星&月は魚座海王星と180°になり、山羊座ステリウムによって調停されています。
魚座海王星60°山羊座ステリウムは、油断すればコロナの感染拡大となって現れるでしょうが
乙女座金星と月の合が乙女座らしい衛生観念
公衆衛生に対する個人の衛生的介入を徹底さることで
第1&2波から日本人が学んだ結果を良い形で世界に示すことができるかもしれません。
そして、休息でもあるので、冒頭でも述べましたが、ゆったりとした服を着て、休息と睡眠が大切です。
私個人の実感では、近頃のホルモンバランスの崩れの原因について、ヒントを与えてくれるのではないかと期待し
私自身はホルモンを整えるハーブ系サプリの試飲や、ドライフルーツで植物エストロゲンの摂取にトライしているところです。
女性陣は小惑星パラス、パラス・アテナとして山羊座ステリウムの世界で戦い続けてきたので、かなり疲弊している女性が多いように見受けられ
私と同じような気象病(低気圧症候群)すなわちホルモンバランスの不安定化を経験している女性も多いのではないかと感じています。
水星の逆行は、それ自体、優れた内省の効果をもたらします。
前回の水星逆行が6月後半から7月前半にかけて蟹座で起こり、今回も同じく水の星座、蠍座で起こるので
感情的な問題や、ホルモンバランスの問題を解決する好機です。
水星の逆行運動はどの惑星よりも多く頻繁に起こりますが
次回の水星逆行は来年1月29日から2月20日まで、風サイン、水瓶座11°から26°で起こります。
次回はすでに風サインの時代、関心は感情的な事柄よりも理知的な学習やアイデアの方向に向きやすくなっているはずです。
今回の水星逆行のあいだに感情的な問題を解決し、すっきりとした気分で年末を迎えましょう。
水星の逆行サイクルには、水星が逆行を開始し、もときたゾーンを戻り、順行後に再び逆行したゾーンを順行していくことが含まれます。
逆行前と順行後のゾーンを行き交う2つフェーズ(=期間)はシャドウフェーズ(影の期間)と呼ばれます。
今回、水星は10月14日10時05分に蠍座11°40で逆行を開始し
10月28日には再び天秤座に戻り、11月4日に天秤座25°53′で順行に戻ります。
水星の順行時の留・ステーションポイントは天秤座25°53′です。
水星が天秤座25°53′を通過したのは先月、9月23日、山羊座上弦の月の直前でしたが
この頃感じていた事柄や起こった出来事、またアイデアは重要です。
9月23日から始まり、蠍座11°40で逆行を開始する10月14日10時05分までが、逆行前の最初のシャドーフェーズです。
逆行期間のあいだに、逆行以前の思考やアイデア、コミュニケーションの問題はテストされ、修正のためのヒントを得ることができます。
11月4日に天秤座25°53′で順行に戻った後、水星が蠍座11°を通過するのは11月20日
それまで逆行後の2番目のシャドーフェーズが続きます。
水星逆行のもっとも危険な時間帯は逆行と順行が開始される、両方の留の時間帯、前後3日間です。
それ以外でも、逆行中はやはり注意は必要です。余裕をもってスケジュールを組むべきです。
大統領選挙がどうなるか分かりませんが、世界の混乱はしばらく続くことになるでしょう。
しかし個人は柔軟性と適応力をもってすれば、自分の生活リズムを死守することは容易です。
何より水星逆行は、カルマの解消のために、古い人間関係、知り合いと再会させたり、過去を思い出させてくれます。
過去に負った古い心の傷を癒し、思いやりある人間に成長させてくれる時間帯です。
リトリートしながら感情の消化、浄化とカルマの昇華に取りくむ機会です。
天秤座にある太陽は、私たちを二極化
つまり「コロナか経済か」の2手に分けてはいます。
政府のgotoキャンペーンは、国民を理不尽な「コロナか経済か」の分断、二極化を進めることになるでしょう。
本来なら日本の高齢者ケア(=山羊座)を担っている医療と介護の現場が必要としているリソースを真っ先に拡充してから
そのあとで経済の振興策を講じるべきでした。まずは何より命が優先のはずです。
いずれにせよ、第1&2波から学んだ成果、衛生的介入を続けるだけです。
それでも最終的に、人間にとって最も重要なことは
他者に対する思いやりであることを、もう一度思い出させてくれる
水星逆行の時間帯になるでしょう。