:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

2020/1/17 天秤座の下弦の月のホロスコープ

 2020年1月17日21時58分、月は

天秤座26.52度で、下弦の月になります。

 月が下弦になるときは

さまざまな局面での調整や

計画の見直しが必要になります。

 月が下弦になるタイミングを見計らって

計画を見直したり、

スケジュールを調整することによって、

崩れてしまった体調や生活リズム、

心身のバランスを取り戻すことができます。

 今回の下弦の月は、人間関係と

自他のバランスを表す天秤座で起こります。

 パートナーシップや人間関係における

パワーバランスを見直し調整することで

人生や生活を今よりもっと良くして

いくことができます。

 天秤座の月は、下弦になってますので

山羊座にある太陽を始め、ともに

カプリコーンステリウム(山羊座の惑星集中)

している土星冥王星

さらに水瓶座に移動したばかりの水星と

90度、スクエアの緊張の角度を

とっています。

 また天秤座の月は牡牛座の天王星とも

180度で、緊張からブレイクアウトに進む

Tスクエアのアスペクトです。

 人間関係のなかで見られる社会的な

ペルソナ、つまり社会通念上、演じなければならない表面的な人格について、

長年無理をしてきたひとは、

限界と危機に直面します。

 父親業、母親業、夫婦の役割分担とワンオペ育児、未婚や離婚に対する周囲の偏見と抑圧、親の介護に対する子の責任、子の引きこもりに対する親の責任など、

人それぞれの課題や、世代を越えたカルマ(業)に対応しなければなりません。

 11日に順行に戻った牡牛座の天王星は、

14日に魚座にイングレス(星座移動)した

金星と60度(セクスタイル)の、

個人が使いやすい良い角度になっています。

 またお互いが、月のノード軸と、

サウスノードと合になっている

山羊座木星を、

小三角と調停のアスペクトを形成しながら

台形、クレイドル(ゆりかご)の

複合アスペクトを作っています。

 金星は下弦の月がある天秤座の支配星

ですので、魚座の金星があらわす

「甘え」と「受け入れ」が上記に述べた

人間関係と社会的ペルソナに関する

問題の、解決の糸口になります。

 いま、自分の社会的役割がしんどい人は、

魚座の金星があらわす、

他者や社会に甘えること、

他者や社会に甘える自分を受け入れて

みてください。

 地域の福祉に頼ると、人との

良い出会いに恵まれるエネルギーです。

 また、ともに台形の複合アスペクト

組んでいる牡牛座の天王星は、これまでの

「価値観の変更」をあらわしますので、

頑張らなければ価値のない人間になるのでは

ないかという、山羊座的な恐れや

プレッシャーから自分を解放し、

自分を大切に扱うことで、

他者の生き方や価値観も

認める方向に進むことができます。

 独身や離婚やシンママで何が悪い、

と社会に対して開き直ることも、

運を天にまかせる魚座的な生き方です。

 飛行機は天王星の象意になりますが、

天王星が順行直前の留の時に、

イランがウクライナの民間航空機を誤爆したのではないかという疑惑が持ちあがっています。

 天王星が順行になってから真相は明らかになると思いますが、事実ならイランは素直に謝罪し遺族に賠償する必要がある星回りです。

 イランが非を認めなければ、罪なき人命を奪ったカルマとなって危機はさらに悪化すると思います。

牡羊座のサインに入ったばかりの

癒しの星、キロンと射手座の火星は

120度、トラインのアスペクトをとっています。

 他者の痛みを自分の痛みとして感じること

ができる、優しいエネルギーが流れています。

  犠牲者への哀悼の気持ちと鎮魂の祈りが

戦争の抑止力になることを願っています。

 相手がウクライナの民間航空機であることから、この中東危機にロシアやトルコが介入し、いったん危機は潜在化するかもしれません。

 しかし中東の危機は簡単には去りません。

 犠牲や殉教者もあらわす魚座

運行している金星と海王星は、

やり過ぎ傾向のある射手座の火星と90度、

緊張のアスペクトはさらに強まっています。

 また今回、出生図に

射手座の月とサウスノードをもつ

アメリカのトランプ大統領本人が、

特に火星が射手座を運行している間は、

もっとも危険な世界のリスク要因である

ことが、はっきりと認識されたと思います。

 火星は1月3日から3月30日まで射手座を

運行します。この間は今回と同じように、

トランプ大統領が発端となる危機が

続く可能性があります。

 イランの危機は湾岸戦争に、

香港の民主化運動は天安門事件に、

過去の歴史サイクルに似た雰囲気を

感じさせつつあります。

 水星は月が下弦になるこの日、17日に、

太陽は20日23時54分に水瓶座にイングレス

(星座移動)します。

 山羊座を運行している土星が、13日に冥王星を越えました。金星、水星、太陽はすでに冥王星を通過しています。

 個人にとっても、世界にとっても、やるべき課題がだんだんはっきりみえてきていると思います。

アマゾンやオーストラリアの森林火災は、

中東の危機以上に、もっと恐ろしいことが地球に起こっていることを伝えています。

 世界はすでに、日本を含めた世界のどこかで毎日、気候変動が原因となる大災害が起こる世界に変わりました。

 明日、地球と人類が滅亡するとしたら、

あなたは今日をどう生きますか?

という問いを

宇宙は私たちに投げかけています。

 オーストラリアの森林火災では、

これまでに数万匹のコアラと

5億匹の野生動物が

焼け死んだと報道されています。

火傷を負って救出されたコアラの写真を

見れば、そこに説明の言葉がなくても、

私たちの心は激しく動揺し、

環境破壊の惨状を一瞬で理解します。

 地球温暖化の危機が、取り返しのつかない、

あまりに酷いことになっていることに

気づかされます。

 火傷を負った瀕死のコアラの写真を見た

人びとの出生のホロスコープの、

魚座海王星が起動しています。

  これは今、魚座にある海王星

山羊座に投げかけている60度(セクスタイル)

アスペクトのエネルギーです。

 私たちはこの危機に国境を越えて団結し、

世界の森や海や動植物を守る活動に

巨額の投資をし、環境保護技術に対する

投資には世界規模での減税を、

今すぐ始めなければなりません。

 山羊座のエネルギーと水瓶座のエネルギー

が平行して、世界に大きな流れを

作っています。

 未来をあらわす水瓶座は、

天から降りる稲妻の光、

ライトニングのエネルギーです。

 山羊座が百年かかると考える問題を

水瓶座はテクノロジーを使って一瞬で解決

する力学(ダイナミクス)をもっています。

 グレダさんのように

勇敢に行動することはできないとしても、

 私たちは周りの人々と、

未来を語りあうことで、

周囲の人たちを未来に向けて

啓発していくことができます。

 それがこの地球に水瓶座のエネルギーを

増やしていく一歩になります。

 1月25日06時42分、

月は水瓶座4.22度で新月になります。

 占星術の新しいサイクル、

水瓶座の時代」の足音が

だんだんと聞こえてくる時間です。