:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

2021/11/19 17:57 牡牛座♉月蝕🌕満月のホロスコープ

 

 

今回の月蝕の満月は、東から昇ってくる満月が、欠けていく様子を観察できます。

部分月食の始まりが夕方の日の出前であるので、すでに欠けた状態で昇ってくるそうです。

しかも限りなく皆既月食に近い、部分月食(18時02分)です。

5月26日の月蝕はぎりぎりの皆既月食であり、今度はぎりぎりの部分日食という珍しいパターンです。

www.nao.ac.jp

f:id:minaminosimano:20211112171224j:plain

(Photo by hezron salawane on Unsplash)

 

 今回の11月19日の月食と12月4日の日食は、2022年5月1日の日食まで続く日食フェーズを形成します。

 半年にいちど起こる月蝕と日蝕の蝕のシーズンは、宇宙のポータルがひらくときです。

f:id:minaminosimano:20211113223401j:plain

 

 2021年11月19日17時57分、月は牡牛座27°14'で月蝕の満月になります。

 満月はひとの感情と本能をピークに導きますが、感情と本能をあらわす月の無意識のレベルは、月蝕でピークに達します。

 

 この宇宙からの強力なサポートにより、ひとの潜在意識はそれぞれの個人的な関係を公平で、バランスの取れた客観的な見方を取り戻すことを可能にします。

 心身の不調を引き起こす悪い生活習慣や、人間関係のダイナミクス、過去の経験から来る否定的な感情とその原因がはっきりとわかります。

 ひとによっては、それまで無意識に抑圧してきた感情や過去(前世)の記憶も明らかになります。

 蝕のシーズンのうちでも月蝕は感情のリセットを表しており、過去6か月の感情的な荷物を一掃します。

 よって月蝕は冥王星の作用によく似ており、前向きな変容と霊的進化を促します。

 宇宙のポータルがひらく、とはそういう意味です。

 

 自分の内面の動きに注意を向け、潜在意識の最も深く暗い領域に積極的にアクセスすることで、暗くネガティブな部分を表出させるのに役立ちます。

 他人からの悪い洗脳や恐怖を取り除き、過去のトラウマを癒しに、強い目的意識を使用して、魂をより高いレベルに進化させるタイミングです。

 

 蝕という神聖な時間帯のために余裕をもってスケジュールを組み、感情的な強さと直感を使って、人生と人間関係についての個人的な課題を克服してください。

 

 今回の満月軸を形成する牡牛座/蠍座はリソース(資質・能力・資産)に関する軸です。

 月のある牡牛座は、みずからの生命を維持させるために必要なリソース(衣住食を維持するのに必要なものすべて)、そのリソースの安定的な持続性というニーズに極度に依存しますが、

月蝕のタイミングでひとは、これまでのリソースではすでに満足できなくなっている自分自身に気づかされます。

 

 蝕の時間帯に、私たちは自分の人生について、とくにリソースの部分での変化を受け入れることを学ぶ必要があります。

 満月軸が水瓶座木星とTスクエアになる今回の満月図は、各自のリソースについて望に満ちた未来への期待とビジョンを手にすることができます。

 

 満月軸と木星のTスクエアは、物質的および精神的に成長するように促しますが、このTスクエアを山羊座冥王星が調停していることは、節度と責任ある態度が必要であることを教えています。

 他者への寛大さを意識することは、山羊座冥王星時代のいまの社会における厳しすぎる倫理観、人々の道徳的な退廃に巻き込まれることを避けるための良い方法になります。

 調停している冥王星は、太陽のある蠍座のルーラー(支配星)です。

 冥王星木星のエネルギーは、より過敏な感情的な反応、強い感受性と精神的な知覚の目覚めをもたらします。

 

 蝕はカルマの浄化を目的とした運命的な出来事と関連します。

 よって蝕の前後に自分の身の回りで起こる出来事をより強烈に感じ、そのために起こる感情的に激しい反応によって、その後の運命が大きく変容する可能性があります。

 

 感情的なレベルで進化したいという潜在意識からくる衝動は、水瓶座木星が自分自身の視野を広げたい、視座を高くしたいという衝動を助けます。 

 それは各自のエネルギーを集中させ、そしてカルマの浄化と、新しい人生に方向転換させ成長する方向に進むのを助けます。

 

 満月軸の太陽は蠍座の最終度数近辺にあるため、心理的自己分析が好まれ、潜在意識の深く暗い領域にアクセスできます。

 他人の気持ちを探求するように駆り立てられ、潜在意識レベルでのコミュニケーションが可能になります。

 私たちはみな、自分に気づきを与えてくれる新しい霊的指導者、メンターを探しています。

 感情的な他者との強いつながりは、新しいカルマの関係をもたらす可能性があります。

 新しい出会いの有無に関わらず、蝕によってこれまで抑圧されてきた感情や無意識が再び活性化されて意識的になり、忘れていた大切な思考や記憶が呼び起こされます。

 

 計り知れないインスピレーション、イマジネーション、忍耐力、その他のハードワークを通して、蝕のシーズンは肉体的または精神的なレベルで人生を生き生きと再活性化させるのに役立ちます。

 新しい目標とビジョンを社会と個人の両方に与え、他人に与えること、他人から受け取ること、成功と喜びの感覚の獲得および

価値観=人生の枠組みの拡大をもたらします。

 

 牡牛座のルーラーは金星であり、現在は山羊座にあります。

 自分にとって真に意味ある価値と喜びを人生に引き寄せるための月蝕の満月です。

 

 月側のサビアンシンボルは、牡牛座28度「人生の変化」を経た女性が、新しい愛を体験する

 このシンボルは、人間の新しいことへのチャレンジ能力を示しています。

 チャレンジする理由は、人間は誰しも自分らしさという自尊心を見つける必要があるからです。

 自分が誰であるかを受け入れると、外の世界で平和と静けさを見つけやすくなります。

 

 東京チャートのアセンダントがある双子座のルーラー、水星は11月25日0時37分に射手座に入り、射手座1度の月のノード(交点)軸のサウスノード(ドラゴンティル)を通過します。

 太陽は22日に射手座にはいるため、射手座2°太陽と月のサウスノードに重なり合います。

  日蝕や月蝕は、この月のノード=交点の軸のどちらか側に太陽と月が触れる時におこります。

  今回は満月軸の牡牛月が月のノードのサウスノードに触れるので、牡牛座の月蝕の満月になります。

  月のノード軸はサウスノード→ノースノードの方向に、過去の運命から進化していく方向に進む道が示されます。

  カルマからダルマ=愛の法へと進む道です。

 月のノード軸が双子座/射手座に移動したのは2020年5月5日のことでした。

 双子座/射手座の軸は成長のために新しい事を学んでいく軸です。

 今回の満月は、この1年半の間に学んだことの総まとめ、新しく学んできたことを振り返り、

 次に移動する牡牛座/蠍座のリソースの軸にどういう風にフィードバックさせていくか、思いを巡らす時でもあります。

 今回の牡牛座満月は、年末12月23日に月のノード軸が移動する先である牡牛座/蠍座における次の18ヶ月へのシフトチェンジの開始を告げる満月もあるのです。

 

 太陽が柔軟宮の射手座に入るため、このあと月相の転換は柔軟宮の星座で起こります。

 2021年11月27日21時28分、月は乙女5°28′で下弦の月になります。

 

 最後に、月蝕が木星とTスクエアを組むことは、異常気象の悪影響が増幅されることが暗示されています。

 木星のある水瓶座は、真冬の象徴そのものです。また電気と電力網に関連します。

 木星土星水瓶座にある今年の冬は、すでにラニーニャが発生し厳しい寒さが予想されています。

 大雪による渋滞の発生など、早めの冬支度には停電対策なども一緒に兼ねておくと、自分と家族の命を守ります。

 

f:id:minaminosimano:20211109091021j:plain