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魂の設計図に進化と統合を

2021/7/24 水瓶座♒満月のホロスコープ

 

 

 満月の2日前、4連休の初日22日9時37分に、金星が獅子座から乙女座にイングレス(=星座移動)します。

 今回の満月は、月が天球の星座区分の水瓶座に位置して起こる満月ですが、水瓶座のルーラー(=支配星)天王星はいま、牡牛座にあり、金星はその牡牛座のルーラーです。

 金星は、牡牛座と天秤座を支配する惑星、お金と愛、パートナシップや人間関係に関連するエネルギーですが、

自分の内面の喜びが、そのまま外の世界に出現するという、シンプルな引き寄せ表現そのもののエネルギーです。

  乙女座に入ったばかりの金星の波動は、今回の水瓶座の満月と深く連動しています。

 乙女座の金星は、今の星回りでは180度対向で逆行している魚座木星と向かい合っているので、やはりテーマは愛、それも許しと手放しを含んだ愛が今のテーマです。

 

 乙女座のエネルギーがもたらす分析力により、今回の満月は人間の愛情の脆さや弱さ、関係性の脆弱性を照らして、各個人に発見させてしまうかもしれません。

 

 しかし人間は、愛のもつ脆弱さ、儚さを理解することで、コントロールを手放すことの大切さを学びます。

 関係性の中のほころび、欠陥を探して、取り除くという人生の体系的なルーチンを繰り返し、その先に、社会的、感情的、またはそれぞれの価値観に対する、より洗練された好みやセンスを獲得することができます。

 

 金星は乙女座にはいると、確かにフォール(下降)のエネルギーになります。

 しかし愛と人間関係に関していえば、乙女座の金星には、お互いの関係性における浄化の過程を経て、あやまっていた考え、誤解していた感情、価値観のズレを取り除く作用があります。

 金星の乙女座イングレスによる、日常感覚の微妙な変化に、このあと誰もが気がつくはずです。

 

 金星は3月26日に外合してから、だんだんと高度を上げて、宵の明星として輝いています。

  現状のホロスコープの中では、乙女座の金星が、獅子座の火星の先をいっているので、いまは女性(女性性)が男性(男性性)を導いています。

  実際、火星は去年の10月の準大接近以降、地球から遠ざかっているところです。

 

22日は二十四節気大暑。この日、太陽も獅子座に入り、まさに夏真っ盛りの水瓶座満月です。

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(-João BraunによるPixabayからの画像)

 

 満月はひとつの完成のタイミング、そして、ひとの本能と感情をピークに導きます。 

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 2021年7月24日11時37分、月は水瓶座で満月になります。

  満月が欠けていき、下弦の月になるまでの約1週間は、下弦の月のフェーズ(期間、段階。太陽と月による1/4ごとのサイクル)です。

 

 満月図のアセンダント(=地平線で上昇している星座)が天秤座になっており、さらに天秤座のルーラーである金星が、獅子座太陽と水瓶座月でつくられる満月軸を、30度セミセクスタイルと150度クィンカンクスで結んでいます。

 

 金星のエネルギーの中でもとくにパートナーシップ、および個人間での交流・交換・交際について、カルマ的な不均衡を是正しようとする緊張感が、今回の満月のテーマとして強く示唆されています。

 また乙女座金星と獅子座1°太陽との30°セミセクスタイルは、水瓶座に戻ろうとしている魚座木星と150°クィンカンクスになる獅子座太陽とのあいだを刺激長方形で結びます。

 冒頭から述べてきたような人間関係における課題の解決や、カルマ(=因果応報)の浄化が、今後の人生を成功させる重要な鍵になっていることが、この満月図から分かります。

 

 満月軸の月は水瓶座1度。

 去年の冬至の直後に、木星土星水瓶座0度で大合流してから7ヶ月以上が過ぎ、風の時代(エア・エポック)における自分の立ち位置の一里塚が、はっきりと見えてきます。

 水瓶座0度のサビアンシンボルが示唆していたことは、DX化、デジタル化やオンラインの波に乗る、ITのプラットフォームへの参加でした。

 

 満月の月のサビアンシンボルは水瓶座2度「予期していなかった雷雨」。

 これまでの自分の計画や理想が、(組織委員会東京オリンピックの計画のごとく)外部からの影響でゆすぶられ、ときに壊れたりすることについて、

破壊のあとの反省から、新しいアイデアの芽を得ることができる可能性が示唆されています。

 

 水瓶座天王星は天高い位置から解決策を見いだすライトニングのエネルギー、ブレイクスルー(打開策)の閃きを呼び込むために

 無用な人間関係の悩みを手放す必要性に気づかせてくれるのが、今回の水瓶座の満月です。

(切り離したあとで、そこにも学びがあったと気がついたなら、それは結果的には無用でなかったことになります。)

 

 この度数は、人間の因果に対する自然からの応報、自然の破壊力を暗示する度数でもあり、世界各地で頻発している自然災害については、このブログで取り上げるまでもないことです。

 

 来月の8月22日の満月も水瓶座の満月です。

 各々における風の時代の、いまの時点での目標到達地点、ゴールが見えてくるはずです。ただ、先は長いです。このエネルギーはまだ、始まったばっかりなんです。

 去年がパラダイムシフトの1年だとしたら、今年は生みの苦しみの第一歩目の一年です。

 人類はまだ、新しい時代の最初の一歩目を歩き出したばかりです。

 

 今回の満月は水瓶座1度、次の満月は水瓶座29度(私の出生MC)で起こります。

   この水瓶座最終度数に、いまは魚座0度にある逆行の木星が戻ってくるのが、月末の水曜日、28日です。

 木星以降の外惑星が星座区分=カスプを越える時は、エネルギーのシフト・チェンジが大きく、災害も多発します。

 誰もかれも、いまは雷雨のなかですね。

 

  同日の28日の10時12分には水星が獅子座入りします。夏休みの子どもたちのように、人生を謳歌するときです。がんばるアスリートを応援したいですね。

 太陽はもとから獅子座のルーラー。太陽も水星も獅子座にあるいま、社会からの制約とは別に、個人の内面の喜びにフォーカスすべき時間です。

 内面の喜びが、そのまま外の世界に出現することが、金星のエネルギーを駆使する引き寄せの法則の基本です。

 

 2021年7月31日22時16分、月は牡牛座8°33'で下弦の月になります。

 来週は、唯一順行している牡牛座14°天王星と月が合になる下弦のフェーズ、調整、アジャストでさえも未来型であることを意識するよう促されています。

 旧態然としているものが、機能不全に陥っていることは、オリンピックの組織委員会のゴタゴタを見れば明らかです。

 この先に未来に残せないものは、削ぎ落していく必要があることに、水瓶座初期度数から始まる満月のフェーズで気づかされます。

 それが顕著になるのは、まずは人間関係です。

 

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