:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

2020/11/15 蠍座の新月のホロスコープ

 

 

 2020年という、すでに古くなった年を脱ぎ去り、新しい年に着替える準備を始めるべき時です。

 占星術では、時間を支配しているのは山羊座とその支配星、土星であるとされ、

その山羊座に重量の大きい土星木星冥王星の3つの惑星が集中した今年は、

誰にとっても非常に密度の濃かった一年であり、

激動の2020年に、今では愛着さえ感じている人もいるかもしれません。

 それでも、あと2ヶ月で、全員が、この2020年を去らなければなりません。

 今回、新月が起こる蠍座と、その支配星である冥王星は、古くなり不要になったもの、正しく機能しなくなっているものを捨て去ることを、私たちに求めてきます。

 脱皮には多かれ少なかれ、苦しみ、成長のための痛みが伴います。

 けれども人間は変化し続けなければ、生きていくことができません。

 そして世界も、自分も、両方とも元いた世界には戻らないのだ

という諦めと覚悟を、受け入れるべき時です。

 

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 今回の新月は、新月直後に11時間、ボイドがあります。普段の生活では、それほど気にする必要はないと考える月のボイドですが

今回は新月の願い事やマニフェストは、11時間が経ってから、ノートや手帳に書き綴りする方が良いかもしれません。

 自己啓発で叶う願い、自分の努力次第でいくらでも叶う願いなら、わざわざ新月に託さなくても良いとは思います。

 現状で自己啓発だけでは無理だな、と感じている願いをリスト化するなどして、宇宙に夢を託してみるべきです。

 しかし自己啓発で叶うのか、叶わないのか、自分でも良く分からない未分化の願いは

しばらく新月の度に書き綴りし続けても良いと感じています。

 いつまで経っても叶わない願いは、その願いが、自分の出生図の弱点である

(弱点というより、低い波動のまま表現してしまっている)

可能性があります。

妄執(=海王星)、執着(=冥王星)を、真実の願いだと勘違いして、今日まで盲信しているのかもしれません。

 現在、生きている人類の出生図は、みな海王星冥王星が60°セクスタイルで結び付いているので、かなり強烈な妄執や執着として人生に出現しています。

 出生図の海王星60°冥王星アスペクトを、社会に益する表現、高い波動に切り替えていくサポートをしてくれるのが新月の願い事です。

 魚座&海王星は、手放すことで真実に気づかせる宇宙のエネルギーそのものなので

願いでなく執着だと気づいた時は、今度は満月の時にリリース(解放)すると良いでしょう。

 それら自分の妄執や執着について、気づかせてくれるという意味でも、

新月のタイミングで自分がその時に抱いている将来の望みや願いについて

新月直前の隠月付近では、あらためて内面に問いかける時間を持ち、

新月の都度、手帳や日記に書き綴りしてみることは

人生において、たいへん意義のある事だと考えます。

何より新月が来るたび、心機一転、気持ちの面で新しいスタートが始められることは

地球に住む生命に与えられた宇宙からの贈り物、神からの恩寵です。

 

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 2020年11月15日14時07分、月は太陽と蠍座23°17′で重なり、蠍座新月になります。

 月が満ち始め、上弦になるまでの約1週間は新月のフェーズです。

 新月は新しい28日サイクルの始まりでもあります。

 自分がいま、抱いているマニフェステーション(意図)を明らかにし、新しい種を撒いて計画をスタートさせるのに向いている時です。

 東京チャートのアセンダント(地平線)はホロスコープのアングル、枢機軸の牡羊座0°に近い牡羊座の初期にあるため

惑星の多くが支配するナチュラル・サインに位置している現在の天体図の上に

(牡羊座の火星、天秤座の金星、山羊座土星魚座海王星)

日本の場合、各星座が本来位置する元のハウス=ナチュラル・ハウスが重なるという

幸運度の高い、宇宙からの恩寵を感じさせる新月図です。

もしも、この蠍座新月の時まで

現在のコロナ感染者が、全国的には微増で留まっている状況が続いているのなら

この後の世界史のなかで、日本国と日本人による公衆衛生の規範の高さが

目の前の世界の困難を乗り越える、何かヒントを与える役割を担うであろうことが暗示されている、とても重大な新月図です。

 これは今後やってくる風サインの強まる時代が、人類にとっては空気感染によるパンデミックの危険がさらに強まる時代になる可能性があるからです。

 新月図のアセンダント牡羊座0度近くにあること、また活動宮のTスクエアが

今回は天秤座の金星を巻き込んで形成されることから、

社会も個人も、本来あるべき方向への変化をゴリ押しされていきます。

 もはや一刻の猶予もありません。

 宇宙から与えられている人生には、有効期限があります。

 蠍座冥王星は、人間の肉体と生命、人生には限りがあることをはっきりと突きつけてきます。

 活動宮のアングルは、自分らしいアイデンティティの獲得を目指していく躍動です。

 未知なる地平を、みずからの意思で切り開いていく意識のムーブメントをあらわします。

 牡羊座の火星が順行に戻るのは前日の14日です。度数はまだ牡羊座15°、まだ留であり、燃え盛るエネルギーいっぱいです。

 いつやるの?

 今でしょ!

 宇宙が林先生化しています。

 ただ、厳しい配置オンリーだった先の牡牛座満月前後、10月末頃に比べると、

蠍座新月魚座海王星と共に山羊座の3天体、山羊座3天体ステリウム(土星/木星/冥王星)を小三角にして

変化への圧力を、スムーズに、穏やかに達成させようとする感情的な調停と集中力が入って来ます。

 言うなれば「全集中の呼吸」という感じです。

 10月末の返り血を浴びるような激しさ、鬼退治の苛烈さはすでにありません。 

 新月が起こる蠍座のルーラー(=支配星)、冥王星は13日に木星と3度目の合になったばかり

そして木星山羊座23°15′

60°セクスタイルアスペクト(=角度)をとる新月とのオーブ(=アスペクト範囲)は0°02′

変化の方向性が間違いなく成長につながっている場合、その成長の結果が

社会的な成功者、カリスマとなるべく後押ししてくれます。

 物質的および精神的に、その両方での大きな成長が期待できる機会です。

 ビジネス、金融、学び、法的な契約、すべて上手くいく種を撒くことができます。

 新しい長期目標を設定し、2021年に向け新しい計画を無理なくスタートできます。

 いずれにせよ、この小三角は、誰にとっても時代のひとつの曲がり角を、どうにか曲がり終えた安堵感をもたらします。

 大統領選挙後の混乱が続いていたとしても、この混乱はやがて終わり、新時代に移行していくのだという確信をもたらし

ひとつの時代の終わりに直面する安らぎが、この配置からは感じられます。

 木星は13日には冥王星と3回目の合を終え、冥王星を通り越し、土星のあとを着いていくかのように水瓶座に向かっています。

 新月サビアンシンボルは24°「霊感を受けた人の山上の垂訓を聞いたあと、人々は家路につく」

 右脳的な直感、インスピレーションを受け取り、実生活で生かしていこうとする意志が感じられるシンボルです。

 魚座海王星が絡んでの小三角、受信した霊感、インスピレーションを

山羊座ステリウムが示す実生活を意識的に変えていくことに焦点が当たります。

 順行に戻った火星は、これからまだ牡羊座の半分を運行し、来年は今度は牡牛座の天王星に合になり、天王星ロケットを点火させるつもりでいますが

ともかく、夜空の火星は遠ざかっています。

 その牡牛座の天王星の対向、反対側にやってくるのが金星です。

 金星は、今回の蠍座新月のフェーズのあい だ、11月21日に蠍座にイングレス(=星座移動)します。

 金星は、蠍座新月の願い事をサポートし始めます。

 金星が蠍座に入ると、人間関係のギブ&テイクの本質、あるべき姿について、嫌というほど感情を揺さぶってきます。

 そのため、支配している天秤座に金星がある今、この時

ひとの愛情を実感しやすい今のうちに、再度、自分らしい人間関係、公私のパートナーシップについて

関係の健全性、その関係が公平&公正であるか、どちらかが無理や損をしていないか

愛情が両者のあいで健やかに育まれているかどうか、今一度、再確認しておくべきです。

 そして同時に、今年のコロナ禍を始めとして、10月に活動宮のTスクエアの影響から

トラウマのような人間関係を経験したひとは、その心の傷を癒すべき時です。

 自分がなりたい方向という、意識の変化さえ掴めば、このコロナ禍で無理やり外を動き回る必要はありません。

 今だと、集中して学べるのでコツコツ学習に向いています。

 順行に戻った水星は、11日に蠍座に再度移動していますが、蠍座水星と牡牛座の天王星は180°オポジションで向き合っています。

 オーブ範囲が0°でオポジションになるのは11月17日、

水星はまだ水星逆行後のシャドーフェーズのなかにあり、念押しの復習に向いています。

 実際問題として困っているひとは、公的なサポート、セーフティネットも堂々と活用してください。

 飲食や宿泊の業界で接客業についていた若い女性の失業率は高止まりしているのに、政府のサポートはまだ充分ではありません。

 年末に2つの社会天体、土星木星水瓶座に入れば、ベーシック・インカムを求める機運も高まっていくはずです。

 今できることから一歩ずつ、前に進んでいきましょう。

 とにかく無理は禁物です。

 人は人生の曲がり角で、事故にあったり病気になったりします。

 これはステージが変化する兆候です。

 今だと、悪化するかしないかは別にして、新型コロナに感染する可能性があります。

  国内感染者はすでに10万人を越えているので、このブログを読んでいるひとのなかにも

すでに感染し、回復したひとがいるかもしれません。

 そのひとは今が人生の曲がり角、ステージが変わるタイミングです。心して変化の方向性を探っていってください。

 それでも、先ずは2020年のトラウマを癒すことです。

 秋の夜長、読書や散歩、小さな旅行、お風呂時間、楽しみをたくさん見つけてください。

 手元に残っているものは、山羊座ステリウム下の嵐のあとで残った強度のある土台です。

 健康、仕事、家族、預貯金、資格や才能、結果的に手元に残っているものは、人それぞれだと思います。

 風サインの強まる時代が始まるので、形あるものより、才能や資格のような能力である場合が多い気がします。

 何か理由があって、生き残っています。

 生まれたことと、死ぬこと、宇宙の意思は深遠にあり、誰にも分かりません。

 簡単に言えば、魂の学びと進化のために輪廻転生していますが、

今回の山羊座ステリウム下では過酷な死があまりに多く、

なぜ生かされているのか、生き残っている全員が、どう言えば良いか分からない感覚で、今を生きているのを知っています。

 その理由が何かは分かりませんが、ともかく生き残っていることには感謝しなくてはなりません。

11月22日は二十四節気小雪となり、

太陽は射手座に移動します。

 火の星座、射手座の季節を実感できるのは、やはりクリスマスの華やかな雰囲気です。

 2020年11月22日13時45分、月は魚座0°20′で上弦の月になります。

 人間は集合的無意識ではひとつに繋がっているので、海外の辛い環境にある人々の意識が伝播しやすく、感情的に揺れやすい人もいるかもしれません。

 彼らの多くが、人類全体の平和を祈っていることを忘れてはいけません。

 平和への祈りの波動の方に意識をあわせるよう、集合無意識の不安に捕まらないように、自分の意識をとらえて、離さないようにしてください。

 自分の目標に集中するのが、今はいちばん良いと思います。

 新月の願い事リストについて、あれこれ考えることもおすすめです。

 月末の双子座満月から蝕のシーズンが始まります。

 2021年に引っ越ししていく準備を続けてください。