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魂の設計図に進化と統合を

2020/2/16 蠍座 下弦の月のホロスコープ

 

 

 2020年2月16日(日)午前7時17分、蠍座26度41分で下弦の月になります。

 ここから2月23日までは下弦の月のフェーズ(Phase)になります。

 月が上弦や下弦になる頃、私たちは月を昼間の白い半月として見ることができます。

 下弦の月は、夜半に東の空から昇り、明け方に南天高くかかり、昼頃に西へ沈んでいきます。

 実際の日常生活のなかで、どこで月を見つけることができるか意識することは、最も価値ある月の魔法です。毎日姿を変える月を楽しみ、日々の暮らしをより豊かにする事ができます。

 このブログでは月に4回、月の満ち欠けのリズムを利用して、手帳や日記にジャーナリングを行っている人向けに、アストロロジー(占星学)の天体情報をまとめたり、書き手の視点からホロスコープをできる限り分かりやすく解説しています。

(12星座別のリーディングは月相とカード占いを組み合わせて星座サイン別のエネルギーを考察している記事です。あくまで星座別なので、出生の太陽、月、個人天体のどれで読んでも大丈夫です。ルミナリー、太陽と月を特に意識はしています。)

 新月では願い事、満月ではリリースの為のジャーナリングを私は勧めていますが、月が上弦・下弦となるタイミングは、日々のスケジューリングやプランニングの調整に役立つエネルギーが地上に降り注いでいる時間です。

 月が下弦からだんだんと欠けていく、下弦の月のフェーズは、放出する力、排出する力が強い時間です。このフェーズの間に、不要になっているものを手放すことで、新月以降に新しいものが吸収しやすくなります。

 月が欠けていく時は、消毒や除菌がとても高い効果を発揮します。新型コロナウィルス肺炎やインフルエンザの予防として、しっかり消毒・除菌を心がけください。

 ヨーロッパの先進国にくらべて、日本人の手洗いの習慣はまだ完璧ではないと言われています。

 外出先からの帰りやトイレの後はもちろんのこと、小まめな手洗いとうがいの習慣が大切な時です。

 地の星座が強い星回りですので、マスクなど衛生習慣がそれほど苦痛には感じないはずです。

 浄化が大切だとわかっていながら、なかなか掃除に取りかかることが苦手なひとは、このフェーズに掃除を無理矢理スケジュールに組み込めます。せめてゴミ捨てだけでも忘れずに。それさえ面倒な人は、とりあえずスマホの不要メールを削除。

 排出のために、水分を多めに意識して採ることも大切な時間です。

 今回は次の新月に向かって、ホロスコープの上の部分、蠍座、射手座、山羊座水瓶座下弦の月のフェーズになります。

 第三区分から第四区分にかけて、人間関係の深い部分から社会生活にかけての部分です。

 ざっくり2日間隔で、名刺やメールアドレスなど連絡先の整理(16日午前まで)、読みかけの本や学びの復習(16、17、18日)、仕事の業務(19、20日)、スマホとパソコン機器のメンテナンス(21、22、23日)、といった順番で、余裕がある人は整理整頓の予定を。

 整理整頓のため体を動かしている最中に、

17日からの水星逆行のエネルギーを利用して

忘れていた物事の再発見や取り戻しが可能です。

 下弦の月蠍座にあります。

 短時間で多くの事を成し遂げる集中力や探究する力が発揮できます。

 欠けていく月のフェーズなので、普段気にしていない場所、収納関係の整理整頓がおすすめです。

 月は下弦になるので、蠍座の月は水瓶座26度の太陽とスクエア、90度の角度、アスペクトをとっています。

 金星・水星が去ったあとも、太陽は

水瓶座の最終度数に残っていて

この後、水星が17日から逆行して戻ってくる時のテーマ、すなわち10天体がすべて順行していた時間に得てきたアイデアや、マインドの若返り

未来的、革新的な情報や方法論、経験則について黙々と整理しています。

 これらのアイデア、私たちの若返ったマインドは、山羊座にイングレスする直前の射手座の火星に60度、セクスタイルの角度で支援されています。

 風と火の組み合わせであり、止まらないモーション、動きがあります。

 火星はこの日の午後20時35分、山羊座にイングレス(星座移動)します。

 火星は山羊座でイグザルト、高揚となります。さらに牡牛座の天王星と120度トラインになっています。

 人類はスタミナに恵まれます。

(トランプ大統領はまたイランと戦争を始めるか、もしくはアメリカの民主党を徹底的に攻撃し始めるでしょう。)

 活動するパワーが一気に増大する感じです。

 年度末の追い込みをしたい人には実務能力として使えるエネルギーです。

 山羊座火星の水瓶座太陽への支援は、この後、太陽が19日に魚座入りした後も続き、私たちの未来への理想をさらに実現していきます。

 波乱の時代を生きる私たちの確固たる信念や情熱として、星回りは各個人のアイデンティティを支えています。

 太陽は、月が下弦となる日の3日後

19日に、魚座にイングレス(星座移動)します。

 この日、2月19日は二十四節気の雨水です。

 立春から十五日目、旧暦の1月26日になります。

 雪が雨に変わり、草木が芽吹く時季とされます。

 月が下弦となる瞬間、

東京チャートのアセンダント(地平線)は魚座13.22度、水星が12ハウス側の魚座12.47度、海王星魚座17.35度でアセンダントをはさんで重なっています。

 この魚座アセンダントに集合している水星・海王星は、下弦となっている蠍座の月と水の120度トライン、山羊座のステリウム(惑星集中)3惑星、冥王星をはさんでいる木星土星セクスタイルになって水と地の小三角をつくっています。

 この日、私たちは非常に重要な、自分の社会的な成功イメージをキャッチしている可能性があります。

 眠っていた才能が、社会のなかでさらに活躍していくための能力として、寝起きやぼんやりしている時に閃いたり、何気なく潜在意識から引き出されると考えられます。

 水と地の組み合わせですので、この発見により、キャリアの成熟がいっそう進むと思います。

 情報とコミュニケーションを司る水星は、逆行に向けて、スピードを落とし始めています。

 コミュニケーションや情報は滞り始めていますが、インスピレーションには恵まれます。

 水星が逆行になるのは、月が下弦になる日の翌日、2月17日午前9時6分、度数は魚座12度53分からです。

 順行に戻るのは3月10日11時ちょうどです。

 度数は水瓶座28度12分ですが、水星はすでに2月2日にこの水瓶座28度12分の度数を通過し、逆行前のシャドーフェーズに入っています。

 水星は逆行することで、逆行前後のシャドーフェーズの期間に、2つの度数のあいだを往復することになります。

水星逆行期間に物事を決定したり、開始したとしても、順行するとスムーズに進まないことが多い事を、私たちは体感的に経験として知っています。

 水星逆行前のシャドーフェーズは、逆行期間を考慮して先に計画や予定を立てることで、トラブルを最低限、避けることができます。

 またその時、自分が考えているアイデアや計画を手帳や日記にメモしておき、水星逆行期間に、自分の思考がどう変化するか観察しておくと、後からそのアイデアや計画が現実的に長期間、耐えられる考えであるかどうかを再確認することができます。

 月が下弦になる16日の段階で、こういう形で社会的に成功したいという理想像が浮かんでいる人は、その理想について、手帳や日記にメモしておき、水星逆行のあいだ、そのイメージがどう変化するか、逆行明けまで変化しない本物であるか、確認できるチャンスです。

 月が下弦になるこの日、2月16日は、午後20時35分、火星も山羊座にイングレス(星座移動)します。

 山羊座に入った火星は21日には牡牛座の天王星とオーブ(範囲)0度のトライン、120度のアスペクト

 地の星座同士の火星と天王星のトラインです。

 水星が混迷をあらわす座相の魚座で逆行し、

山羊座ステリウムの社会不安が広がるなか、私たちはそれでも牡牛座の天王星を利用して

自分のリソース(資質、資源)とバリュー(価値と価値観)を一歩一歩着実に、開発・発展させている最中です。

同じ日に山羊座木星魚座海王星とオーブ0度のセクスタイルアスペクト山羊座ステリウムのやみくもな勤勉さ、がむしゃらさだけでなく、休息やリトリートの大切さ、やれる事をすべてやった後は、力を抜いて真実が分かるまで時の流れを待つことの大切さをあらわすアスペクトです。

 金星は、2月8日に牡羊座にイングレスしていますが、月が下弦になる日は、牡羊座9度でキロンと合。

 キロンは人を癒す医学もあらわします。

 牡羊座の金星が北半球に暖かさを持ち込み、キロンと重なることで、多くの人々が新型コロナウィルス肺炎から治癒回復するエネルギーとして働くことを期待します。

 この牡羊座のキロンと金星の合は、パンデミックという現在の人類の宿命的側面をあらわす山羊座と蟹座にある月のノード軸とTスクエアになっています。

 スクエアは緊張が高まり、解決策を見つけ出そうとするエネルギーですが、これがTスクエアになるとそこから一気にブレイクアウトしていく事ができます。

 山羊座側のサウスノード(ドラゴンティル)にはこれから牡羊座の支配星の火星が近づいていきます。

 医療を理由とした強制的な隔離政策はまだ続くかもしれません。おそらく終息させるには、他に手だてが無い、という感じで。

 科学技術や情報社会がこれだけ進んだにも関わらず、ウィルスの流行には未だ19世紀から変化のない隔離やエタノール除菌、手洗い予防しか打つ手だてがない現実に、人類は絶望するはずです。

 しかし、山羊座の火星は、牡牛座の天王星にトラインで支援されています。

 人類は以前より底力があり、タフになっていて、このウィルスとの戦いをけして諦めません。

 中国の習近平主席の来日予定は、魚座の水星逆行の影響も受けて延期されると思います。しかし、今回の危機をともに経験した中国と日本の関係は、これまでとはまた違った形で縮まる気がします。

 今回の危機を乗り越えた先にも、何か新しい水瓶座の時代の息吹を感じています。

 インフラ投資の対象に、これからは疫病の感染予防のための消毒や除菌の徹底など衛生管理システム構築が含まれて来る事が、この星回りに現れていると思います。

 月が山羊座を運行する2月19日と20日は、明け方5時から5時半頃に、南東の空の低い位置で、三日月となっている月が山羊座にある火星、木星と並ぶ様子を観察することができます。

 冬の寒い朝、早起きして働く人々に、働き者の星座、山羊座の三日月が、彼らを自分の同士、仲間として優しい光を届けるでしょう。

 月はだんだんと欠けていき、次に新月となるのは

2月24日午前0時33分、魚座4度48分で新月になります。

 この日は、今上天皇陛下の誕生日の振替休日です。

 上皇陛下は太陽が山羊座、月が魚座のお生まれですが、天皇陛下は、太陽魚座のお生まれです。魚座があらわす、被災者や弱い立場にある国民への慈悲深さが新しい時代に引き継がれていることを嬉しく感じています。

 天皇陛下は水の研究者でもあり、ここもまたたいへん魚座らしいエネルギーですが、令和の時代に日本人の精神性である水の神聖視、水を大切にする伝統が復古し、台風の度に河の氾濫、洪水が起こらない治水がより進む時代になることを祈ります。