:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

2020/1/11 蟹座の満月のホロスコープ

 1月11日午前4時21分、蟹座で

今年最初の満月が起こります。

 今回の満月は、

運命の軸である月のノード軸

(太陽の黄道と月が交差する地点)を

ともない、部分月食です。

 満月は物事の結論を見いだし、

月食は変化の予告を示します。

 満月となる太陽には、

知性の星、水星も一緒に重なっています。

 天王星はこの日順行になり、

この後、天体はすべて順行になります。

 12日から14日にかけては

山羊座にある個人天体と社会天体が

次々とコンジャンクション(重なり合い)

し続けます。

12日に水星と土星、水星と冥王星

13日に土星冥王星、太陽と冥王星の合、

14日に太陽と土星コンジャンクション

の順に重なりあっていきます。

 トランジット(現在の星の経過)の

コンジャンクションは、

これまでのサイクルの終わりと

新しいサイクルの始まりを表します。 

 東京チャートではホロスコープの下側、

1ハウスから2ハウスにかけての

個人のアイデンティティーや

リソース(資質)、価値観を表す部分

山羊座の支配星、土星と他の惑星が

集中しています。

 変わりつつある社会や社会制度のなかで、

 冥王星があらわす底力や

限界(自我の死という経験)と

そこからの復活・再生のプロセスが、

新しいサイクルの中心的テーマに

なってくるでしょう。

 多くの人が、

社会的な自分のアイデンティティー、

社会的属性や地位、立場に関する課題

で今、自分が持てる最大の底力を

発揮したり、自分の限界、壁にぶつかり、

そこを乗り越える経験をすると思います。

 過去生(前世)をあらわすサウスノードが

ともに山羊座にありますので、

目の前に限界として現れている事象は

過去生(前世)から現世に

持ち越してきた課題でもあります。

 未来への方向性&解決策を示す

ノースノード(ドラゴンヘッド)は

対向の蟹座に月とともにありますので

この経験を「感情的に消化」する

決意や覚悟をあらわす満月です。

 満月は、要らなくなったものを宇宙に

リリース(解放)、手放す時でもあります。

 魂が過去生から抱いてきた恐れや恐怖を

手放すためのリチュアル(儀式)や

メディテーションに取り組みましょう。

 手放したい感情を紙に書いてから

灰皿の上など安全な場所で燃やしたり、 

自分を浄化する感覚でお風呂に入るだけでも

十分なリチュアル(儀式)になります。

 お風呂の際は、粗塩で頭のつむじや

首の後ろのうなじをマッサージすれば

かなりスッキリした感じになれます。

 山羊座のエネルギーが強く、

今は日々の業務が忙しい時期ですから、

シンプルで良いと思います。

 気持ちに少し、余裕のある人は、

このチャレンジを宇宙が自分に与えたこと

に感謝してください。

 過去生(前世)では同じような経験を、

喪失の恐怖や痛みとして、

魂は記憶していたと思います。

 感謝する事で、この痛みや恐れの記憶を

手放し、乗り越えることができます。

 月食は、カール・ユング

いわゆる「影の自分」を垣間見る時です。

 自分の影と向きあい、

目を背けたくなるような心の恐れや痛みに、

しっかりと意識を向けるだけでも

魂は十分に浄化されます。

 眠りの前に感謝の気持ちを

今回の満月への祈りとして捧げましょう。

 満月が目視で見れる場所にいる人は、

月光浴しながら祈りましょう。

 人は「意識」が変われば、

すべてが変わっていきます。

 「意識」がすべてです。

 アストロロジー(占星術)は

運命を知るツールではなく、

意識を変えるためのツールです。

 リチュアル(儀式)やメディテーション

意識を変える入り口、きっかけとして

利用することができます。

 月のホームグラウンド(本拠地)は蟹座

ですので、今回の心理的な「効き」は

かなり効果があると思います。

 満月の月は蟹座20度、サビアンシンボルは

21度「歌っているプリマドンナ」。

 心や感情の共感力や共鳴力を利用する

エネルギーです。

 満月の願いを書く人は、

蟹座の共感や共鳴力を使って、

自分や家族、あなたの住む地域、

日本という国家が、今よりもっと

豊かで幸せになる願いの

書き起こし(ジャーナリング)をすすめます。

 太陽側にある土星冥王星は、

戦争と将軍のサビアンシンボルです。

 アメリカが先日、イラクでイランの司令官を暗殺しましたが、石油の供給地である中東は

今後、何回も石油をめぐる大きな危機が起こると思います。

 地球温暖化の原因となっている石油と化石燃料の代わりとなる新しいエネルギーの模索や

本格的移行がこの後、一貫して続いていくはずです。

 ガソリンや石油製品が値上がりし、

円高で物価があがっていく不安を考えると

生活者としては頭の痛い問題です。

 太陽のサビアンシンボルは山羊座21度の「リレー競争」。

 日本は東京オリンピック関連の行事が盛り上がっていくと思います。

 冥王星土星の周辺だけ見れば

第三次世界大戦でも起こっておかしくない

星回りですが、今回は満月軸を

愛と平和を希求する魚座海王星

調停のアスペクトでとりもっています。

 海王星は石油もあらわしますので、

世界的な石油の供給に

大きな混乱は起こらないはずです。

 順行に変わったばかりの

牡牛座にある天王星も、

山羊座にある木星をノード軸をとおして、

現実をしっかり把握している土の星座

が強い、調停のアスペクトをとっています。

 アメリカもイランも、両者とも冷静に情勢分析しています。

 水瓶座の金星と牡牛座の天王星は順行で

ミューチュアルレセプション(星座交換)

になっており、このエネルギーも、

魚座海王星とともに

和平を取り持ってくれると思います。

 金星と天王星はもう、

占星術の新しいサイクル「水瓶座の時代」に

向かって人類を導いています。

 占星術水瓶座の時代とは、

地球の歳差運動の為に、

キリストが誕生した西暦0年頃には

魚座にあった春分点が、

二千年経った頃からだんだんと

水瓶座に移動することから、

 祈りと救済と集合意識を求めた

キリスト教的な魚座の時代が終わり、

自由・平等で個性を尊重する水瓶座の時代に

人類が移行するとされる時代の事です。

 現在、天体すべてが順行ですから

何かの行き違いで大きな戦争になったり

災害は起こらないと考えています。

 ただやり過ぎ傾向のある射手座の火星と

水瓶座後半の金星は90度のスクエア、

オーブの範囲は広めですが、

緊張のアスペクトですので、局地的紛争や、

株式市場の株価の急落などが起こる可能性は十分にあります。

 厄介なこのスクエアの角度が本格化するのは18日頃以降ですので、小さな勢力のテロや小競り合いはむしろ来週以降に注意が必要です。

  (火星は4月1日に水瓶座土星コンジャンクション、4月8日の天秤座満月には水瓶座火星と牡牛座天王星のスクエアがあるので、今回の中東の危機は今年中、継続的に緊張が走る軍事的危機になるかも?)

 金星は1月14日午前3時41分、魚座

イングレス(星座移動)します。

 世界は平和をさらに求めていきます。

 月はしだいに欠けていき、

次に下弦の月になるのは、

1月17日の夜、21時58分に天秤座で

下弦の月になります。

 天秤座の下弦の月と同日の

17日午前3時35分に、

水星は同じ風星座の水瓶座に入ります。

 来るべき「水瓶座の時代」の風を

私たち全員が

感じ始めている頃になると思います。