◆牡牛座のテーマ:魔法の感覚
いわゆる「引き寄せ」を、
西洋占星術の惑星で例えると、
各自の持っている金星の波動が
高ければ高いほど、
自然に惹き付けられてくる
高次の金星のエネルギーであると
私は感じています。
その金星を支配星としているのは、
サインでいえば牡牛座と天秤座です。
金星のエネルギーとは、喜びです。
私たちに快感を与えてくれるものすべてです。
好きなこと、美しく感じ、五感を満足させるもの。
コミュニケーションもまた、金星のもつ属性になります。
ただ、コミュニケーションに関しては天秤座の領域です。
コミュニケーションは他人があってこそ成立する喜びで、
他者は天秤座と7ハウスのアーキタイプ(元型)に属するからです。
天秤座の金星が、
他人とシェアできる普遍的な喜びの感覚だとすれば、
牡牛座の喜びはあくまで個人に属するものです。
その判断基準はあくまでそのひと個人です。
他人に理解できるかどうか以前に、
自分がどう感じるかが重要なのです。
「引き寄せ」を、魔法の一種であると
仮定することができるのであれば、
この双子座の満月は牡牛座にとって
魔法の強化週間といえます。
牡牛座は、自分が喜べば喜ぶほど、
新しい喜びが次々と引き寄せられる事を、
生まれながらに、体感的に知っているはずです。
この双子座の満月のエネルギーは、
牡牛座にその体感的な魔法の感覚を一層目覚めさせるものになります。
その喜びは、体感的な喜びです。
頭のなかで考えられる空想の喜びでなく、
実際に自分の皮膚感覚、五感が感じる喜びです。
牡牛座は、その喜びが、引き寄せの魔法であることを、はっきりと自覚できる双子座の満月になります。
