桜が散り、藤の季節。
2022年4月17日3時55分、月は天秤座26°45でイースターの満月✨になります。
東京チャートの満月図アセンダント(=ホロスコープの地平線)は、春分点直前の魚座後半、このライジングサイン魚座の12ハウス側に重なったばかりの魚座24°海王星と木星。
先月の満月、3月の乙女座満月時の魚座太陽も、今回満月のアセンダントと同じ魚座後半(魚座27°)、魚座のエネルギーも強い満月になっている。
私たちは宇宙という大きな全体の一部にすぎません。
宇宙にすべてをサレンダーさせる満月の力は、今よりさらに繊細で芸術的な魂を目覚めさせ、右脳的直感と豊かな想像力という人間に備わる自然なの能力を引き出し、人生をより創造的に表現する力を与えてくれるでしょう。
満月の太陽側のサビアンシンボルは牡羊座27度「想像力を通じて、一度失われた機会を再び手に入れる」
想像力は個々の人間性をたくましく変貌させ、この満月はより柔軟にイメージする力の導入により、リベンジの機会にも恵まれます。
牡羊座のルーラー=支配星である火星は15日から魚座に入っており、創造的な視覚化そしてイメージングは、あらゆる分野で自己実現の助けになります。
ナチュラルハウスで形成された牡羊座/天秤座26°満月軸は、今まさに旧来の価値観を揺さぶっている山羊座冥王星と活動宮のTスクエアという厳しい配置。
日本の満月図ではとくに11ハウスの高い位置にあり、全体のなかで最も目立つ惑星が冥王星です。
自らの意思をもとに、積極的に動いてリアルな現実世界に働きかけ、自己の存在意義、アイデンティティを押し出していこうとします。
人生の再構築を目的とする冥王星には極端な破壊衝動があり、時に激しい性質のテストや挑戦を私たちにもたらします。
もはや機能不全におちいっている自分の人生の枠組みを破壊し、新たに再生させようとする
変容とエンパワーメントの機会が与えられる満月です。
目指すべきは新しい自分です。
冥王星は11ハウスであり、社会状況としても、コロナ自粛明けに伴ったさまざまなレベルでのコミュニティでの刷新が起きるでしょう。
2週間後、来月ゴールデンウィーク中に起こる5月1日の新月は牡牛座11°の日蝕ですが、今回の満月の天秤座も牡牛座も、ルーラーはどちらも金星です。
天秤座の金星はあらゆる人間関係、冥王星のパワーを借りて悪い人間関係の依存や思い込みについて気づかせ、苦しみや強迫観念からの解放に向かわせます。
冥王星はこれまでは見ぬふりをしてきた真実、蓋をしてきた忌まわしい思い出や感情を意識の表面に遡上させるでしょう。
人によっては、家族やパートナーから受けたDVやいじめ虐待のような苦痛を感じさせるハードな内容かもしれません。
現実にウクライナで起こっている暴力に関する報道に、私たちの多くはショックを受けるかもしれません。
この満月時間における人間関係の前向きな変化は、魂の深い癒しにつながります。
この満月前後に関わった人間関係、パートナーとの関係性の変化を含めた、あらゆる種類の対人関係のなかで得た体感と気づきを、
自分の今後のリソースとバリュー(価値と価値観)にもういちどフィードバックさせていくのが4月後半の流れです。
5月1日の牡牛座10度日蝕は、革命の星、天王星と広めの合であり、ここで人間関係を整理し、すっきりした気分で蝕のシーズンを迎えることで今後の大きな飛躍が期待できます。
この活動宮Tスクエアを調停しているのは水瓶座の土星と魚座の火星です。
そして満月の月と魚座24°海王星&木星はオーブ3度で150°クィンカンクス。
満月のサビアンシンボルは天秤座27°「飛行機が、くっきりと澄んだ空を高く飛ぶ」
人間関係のあらゆる問題に対して、高い視点から見わたすことができる。
新しい視野を得て、魂の真の自由と、内なる平和を獲得できる。
自己と他者、円滑なフェアトレード、平等な価値の交換と、お互いの価値観の相互理解、不平等と不公正があれば気持ちの良い距離感を保てるまで是正すること
自分と相対する人々との関係性の良い点と改善すべき点の両方を、冷静に観察すべき時です。
4月17日の天秤座満月は、2021年11月19日と12月4日に始まった、現在の蝕のサイクルの最後の月の満ち欠けになります。
したがって、この半年間のサイクルがどのような影響を自分に与えたかを振り返り、内省する良い機会です。
そして来月5月1日5時29分に月は牡牛座で日食をともなう新月になります。
牡牛座日食に近づくほど、前回の蝕のシーズンに発生した問題を解決するためのプレッシャーが強くなるかもしれません。
適度に安息し、リラックスする習慣を大切にしてください。