:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

2021/8/30 双子座♊下弦の月のホロスコープ

 

 

f:id:minaminosimano:20210825113103j:plain

ジャスミン。夏は去りゆく。日向に花の香りだけ残して。

 

この下弦の月は、今年最小の下弦です。

30日は明け方、月とすばるが接近。

f:id:minaminosimano:20210823111621j:plain

 

 私たちはまだ6月10日の双子座日蝕の影響下を生きています。

  双子座日蝕をつくった月のノースノード(ドラゴンヘッド)と合になるのが、今回の下弦の月です。

 ホロスコープのなかで最初の柔軟宮になる、双子座に月が入ると、現状を打破するために、変化と自発性が必要になることに気づきます。

  双子座を支配するマーキュリー(水星)は神々の使者、メンタル(精神性)を志向し、新しい知識に触れようとする好奇心に満ちています。

  運命と進化の軸、月のノード軸のノースノードがあるため、この双子座のエネルギーこそが進化の鍵、学びの方向性であることは明らかであり、

  実際に今、自分が学ぶべきことを学んでいる人々には、風に乗るような高揚感があるはずです。

  風のエネルギーには解放感があります。

  今回、月のノード軸のノースノード側に重なる月は乙女座の太陽と下弦になるため、美しいTスクエアがつくられます。

しかも、そのTスクエアは、まだ逆行しているとはいえ風サイン水瓶座土星によって調停されます。

  学びによるブレイクアウトの達成、メンタル面を刺激してくれる新しい出会いも期待できます。

 どこを変化させるか発見するために、自分の考えを他の人と共有する必要性に気づき、より上手に、そしてシンプルに、ほかの人々と話すことができます。

 この能力は、文学、ジャーナリズム、またはカウンセリングで使用できます。

 ちなみにこのブログのブログ名のジャーナリングとは、このブログの当初の目的のひとつが、手帳や日記へのジャーナリング(書き綴り)を推奨することであったことに由来します。

 月は感情と本能のニーズであるため、双子座に月がある時間帯は、思考と感情の調和(ハーモニー)が重要になります。

 

 この日、8月30日14時10分、月のある双子座のルーラー(支配星)、水星は、双子座と同じく水星をルーラーとする乙女座から、

今度は双子座と同じ風のサイン、天秤座へとイングレス(=星座移動)します。

 

 風の時代(air epoch)を生きる私たちが、理論と実践のバランスをふたたび取り戻す時が来ました。

 天秤座のシンボルである秤(はかり)は、人生におけるバランスの必要性を強調しています。

 世界がどれほど混乱していても、風サインの知性(=水星)は、私たちそれぞれの冷静な状況判断に役立ちます。

  自分にとって何がいちばんメリットとデメリットになるのか、

自分と家族を守るためのベストな行動を冷静に選択することです。

 そして水星は、来月9月27日から逆行運動を開始し、そのあと、それぞれの行動原理である信念体系(=射手座)を再考させるため、

より深い探究を必要とする蠍座に進んでいくことになります。

 

 天秤座は、個人の社会性を発達させるために、他者からの視座という客観性を、それまでのプライベートな意識領域に導入します。

 乙女座の奉仕的で、分析的で、批評的なエネルギーを、天秤座の次の星座である蠍座の不動的で支配的なカリスマのエネルギーに変容させるための移行期間です。

 

 水星が蠍座に入るのは11月6日、通常は3週間でひとつの星座を駆け抜ける水星の、天秤座における約2ヶ月間の知性の旅が始まります。

 

 風の時代(air epoch)、これまでの物質的な地の性質が重要視される時代から、知的な風の性質(インテリジェンス)がより重要視される時代。

 人類の知的発達と、相互の知的伝達(コミュニケーション)、情報交換がより促進される時代。

 風の時代をすでに生きている実感として、今の時代に求められているのはやはり知性と知識の発達、お互いの知性を伝達しあい、つながっていく、情報とネットワーク、メンタル(精神性)優位の時代が到来しています。

  私たちは新しい時代が何であるか、グレートリセットの正体をすでに知っています。

  そして医学的パンデミックは、ウィルス変異を繰り返しながら、社会天体である木星土星牡羊座春分点を越えていく度に、段階的にテーパリング(縮小)していくのです。

 

f:id:minaminosimano:20210826111046j:plain

 

 2021年8月30日1613分、月は双子座7°8'で下弦の月になります。

  月がさらに欠けていき、新月になるまでの約1週間は下弦の月のフェーズ(段階、太陽と月の1/4ごとのサイクル)です。

 双子座の月と下弦になる太陽は、双子座と同じ柔軟宮の乙女座7°8'です。

 どちらも柔軟宮、そして支配星もまた同じくマーキュリー(水星)です。

 水星の特徴のうち、先の双子座に見られたスピード感と独立心はやわらぎ、地星座らしく自分の能力を使って他者に奉仕しようとする視座が意識のなかに入ってきます。

  

 乙女座のエネルギーは用心深く、保守的であり、控えめに行動し、実用的な生活態度と身の回りを清潔で整頓された状態に保つ努力を好みます。

 いまの外惑星全部逆行の混乱した世の中で、こういった乙女座的な誠実さは、自分と家族を社会的カオスから守る最大の武器です。

 

 一方で注意すべきは、乙女座のエネルギーが自分と他人の両方に対して分析的であり、そのぶん批判的になりやすいことです。

 多くの国民が分科会の尾身会長に同調しているように、乙女座が強い人ほど、いまの公衆衛生の規範を軽んじている政治家や、

感染対策を講じない一部の楽観的な国民を批判せずにいられないでしょう。

 秩序と誠実さに対する、この乙女座的な要求は、人間の本来あるべき正当な判断力です。

  しかし論破という流行の言葉に見られる、炎上商法のような殺伐とした世界からは、距離を置くべきときです。

 いまは誰も自分の持ち場に戻り、地に足を着けた、個人としてのベストを尽くす以外、他に方法はありません。

 乙女座のエネルギーによって、私たちは今、自分の仕事や役割に、完全に、完璧に集中することができます。

  山羊座にある冥王星は、乙女座19度火星を120度トラインで支援し続けています。

  勤労意欲、労働意欲にはタフさが加わります。

  厳しい道徳心は確かに刺激されます、しかし価値観の違う他者を攻撃している暇はないのです。

  乙女座も山羊座も、双方とも現実的な未来に焦点があります。

目標を設定し、計画的に学び、働くことで、みずからを着実にエンパワーメント(=冥王星)していくことが可能な運気です。

 

  山羊座冥王星はもともと魚座海王星との60°セクスタイルの長期座相をもっているため、魚座海王星と乙女座火星の180度オポジットを調停しています。

仕事や家事のスケジュールをうまく配分し、充分な休息と休暇を確保してください。

  働くだけ働いたら、スマホいじりなど夜更かしなどせず、適切に休息&睡眠をとることです。

寝不足は免疫機能を弱らせます。

  2021年はまだ4ヶ月も残っています。乙女座火星は身体のアンチエイジングを意識しましょう。しっかり充足してください。

  魚座&海王星は免疫システムに関連しています。

  夜空の星を眺める、朝夕の太陽を浴びる、小鳥の声に耳を済ませる、自然界(=魚座&海王星)のエネルギーを意識的にチャージしましょう。

心身を適時リラックスさせることで、免疫システムのバランスを回復させることができます。

  魚座海王星&乙女座火星の組み合わせは、芸術やアロマオイル、音楽の素晴らしい創造性があります。この分野をリラックスで活用してください。

(パラリンピックの開会式は素敵だった!) 

 

  次の乙女座新月は、同じ地の星座、牡牛座で逆行を始めたばかりの牡牛座14°天王星とオーブ0度の120度トライン。

  牡牛座のルーラー、金星は人生の楽しみと喜びをあらわしますが、その楽しみと喜びは、しっかりとした生活の土台あってのものです。

  働かざる者、食うべからず、という厳しい言葉は、乙女座の立場から、同じ地の星座の牡牛座に対して投げ掛けられる言葉です。

  牡牛座の天王星と、天秤座の本来のサインに戻ってきている金星は150度クィンカンクスですが、金星はもとより牡牛座のルーラーでもあり、この座相はホロスコープの本来の位置関係です。

  自分と他人の関係性、そして自分自身の譲れない価値や価値観について、

自分はこれが好き、これが価値があると思う、そしてそれらの価値や価値観をパートナーと理解しあえるか、

日常の生活のなかで確認作業を繰り返すことができる機会が訪れています。

  これが自分らしくない、やっぱり楽しくない、自分の価値観と相反すると理解した場合、そのパートナーシップは解消されたり、もしくは友情の段階に進むかもしれません。

  離婚したからといっても、新しい協力関係に進むカップルはたくさんいます。

 

  9月に入って、最初の月相の転換が新月転換です。

  2021年9月7日9時52分、月は乙女座14°38′で乙女座の新月になります。

 

f:id:minaminosimano:20210825113434j:plain