:ReVision

魂の設計図に進化と統合を

2021/8/16 蠍座♏上弦の月のホロスコープ

 

 

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(Photo by todd kent on Unsplash)

 


 南中しているときの上弦の月です。

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 月が蠍座に来ると、私たちは自分自身の気持ちをできるだけ深く掘り下げる必要性を感じます。

 私たちの出生の月(=感情と本能)は、他者によって自分に行われた危機的経験を決して忘れません。

 子どもの頃、誰かをいじめたことがあるひとが、他者をいじめた経験を忘れてしまっても、

いじめられた経験のあるひとは、大人になっても決してそのトラウマを忘れることはありません。

 月が蠍座に来るとフォール(下降)になるのは、過去の経験からもたらされたトラウマや恐れ、気分の揺れの極端さが

日常生活における脆弱性を、そのひとにもたらす可能性があるからです。

 

 蠍座とその支配星である冥王星のエネルギーは、愛するものを失う経験を筆頭に、

感情の深い部分で、同情から軽蔑まで、情熱から冷たさまで、極端なものを経験することになります。

 しかし蠍座の月は、自分自身の行いや、他者からの優しさに触れることで、その後の人生を変えることができる真実に気づきます。

  いじめられて辛い経験をしたひとなら、絶対に他人をいじめたりしないのです。

 辛い経験をした人間の心は、表面ではたとえ、それを隠そうとしていても、

他人の感情の機微を検知するセンサー、洞察能力を持っています。

 これにより、他の人の感情を理解し、傷ついているひとを非常に効果的に癒す能力が発達します。 

 他者からの裏切りや、見捨てられることへの恐れを取り除き、魂の浄化という素晴らしい気づきをもたらしてくれるのが、蠍座冥王星のエネルギーです。

 

 この蠍座の月のフェーズは、魚座海王星、その海王星と合になっているPoF(パートオブフォーチュン)と、水の星座同士の120度トラインの好角度になり、

さらに獅子座のルーラー(支配星)冥王星とともに地の水の星座でつくられる小三角。

 

 PoFはアラビック・パーツ(=アラビア占星術で多用された計算上のポイント)
ホロスコープのなかの幸運のファクターを示すとされています。

 PoFは基本的に、個人の意識に関わる2つの発光天体、
意識的な目的 (=太陽) と主観的な感情 (=月) のあいだの調和のとれた関係と、
現世 (アセンダント) の実現を象徴するポイントです。

 

 自分の内側で感じている気分(感情)がそのまま、外の現実の世界に現れているのだという引き寄せの法則、気づきの力=魂の浄化(エンパワーメント)が、

各々が生きている現実世界を一気に変容させます。

 

 この角度がもたらす知覚力と感度の組み合わせは、高い波動、目に見ない振動(バイブレーション)の世界を理解し、受け入れる能力を人々に与えます。

 この週は、魂の進化のための素晴らしいインスピレーションを誰もが受け取ることができる天からの祝福に満ちたフェーズです。

 

 もしかすると、今現在のコロナ危機の時代の、その出口を一瞬だけ、垣間見ることができる時間帯になるかもしれません。

 

 (コロナの感染症2類から5類への格下げ案、コロナ専門病院の設置計画、飲み薬タイプ治療薬の候補が出そろう、等々。

ただ国産ワクチンや国産の粉末型ワクチンについては、外国からの利権介入のため承認が難しくなっている。おそらく五輪開催の条件として政府と米国のあいだで裏取引がなされている)

 

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 2021年8月16日0時20分、月は蠍座23度で上弦の月になります。

 月が満月になるまでの約1週間は、上弦の月のフェーズ(=期間、段階。太陽と月の1/4ごとのサイクル)です。

 

 獅子座の後半度数、23度まで進んだ夏真っ盛り、熱々の太陽は山羊座冥王星を起点として、魚座23°海王星&パートオブフォーチュンを結実にするYODの頂点(エイペックス)。

 その獅子座23°太陽の対向180°に水瓶座木星があるので、このYODのエネルギーは、先に述べた魚座海王星と一体化した蠍座月と連動して、

不動宮らしく自分の能力を社会に還元して見せる力、人生を力強く推進させる自己実現のエネルギーに溢れたホロスコープです。

 

 この上弦の月の日、16日に金星が支配する星座、天秤座にイングレス(星座移動)、本来の座位に帰還します。

 金星は牡牛座と天秤座のルーラー(支配星)です。

  乙女座までの、集中的に個人領域(個人的な生活と労働)に向けられていた意識のなかに他者の存在が入ってきます。

  牡牛座的な金星はお金や能力、といった個人的な領域に属するエネルギーですが、乙女座を越えて天秤座まで来ると、その金星(=お金や能力)を他者とトレードする必要性に気づかされます。

 このトレードは、人間同士の平等なフェア・トレードです。

  獅子座の太陽は、先の新月聖歌隊サビアンシンボルのとおり、人生を謳歌するよう、私たちに求めていますが、その人生の喜びをシェアすることが天秤座の目的です。

 アンフェアなエネルギー交換では、パートナシップの両者に喜びを与えることができないのです。

 

 逆行して魚座22度にある海王星は、やはり大雨の災害に関与しています。

 人類は、ある意味で地球が自身を浄化しようとする試練を受けようとしています。

 近代以降、人類は地球の自然環境を破壊し、動物たちを絶滅に追いやり、痛めつけてきたのです。

 この苦しみは、神や自然を恐れなくなった人類に対する、地球からのしっぺ返しです。

 魚座海王星のエネルギーは宇宙そのもの、そして個人の範囲を超えた、宇宙に属する集合無意識の大きな力です。

 魚座海王星が発揮する「祈り」の力は、個人的な特定の目標を達成するために意図的に使用されていない場合にのみ機能します。

 この宇宙の法則は、個人の人生の難しさそのものでもあります。

 最も効果的な祈りは、誠実で自発的で、結果を期待しない祈りです。

 災害の危険を前にして、個人は最大限に備える努力をすべきです。

 けれど同時に、自然界に対してもっと謙虚になり、他者のための努力や祈りが、人類全体に必要になっています。

 これが風の時代の人類のあるべき姿です。

 ルネサンス(再生)とは、自然と共生し、自然界の健全な連鎖に貢献していた人類の本来のあるべき姿にもどることです。

 いまの人類は、あまりに自然界の連鎖の鎖を断ち切りすぎています。

 水瓶座の目覚めは、危機に対する人類全体の連帯の必要性に気づくことです。

 いまは水瓶座にある木星(=社会の善意)は、来年2022年の5月11日に春分点である牡羊座0度を超えますが、

やはりその頃までは人類はかなりの危機的状況に追い込まれることになるでしょう。

 いまの医療的危機のパンデミック、変異し続けるコロナの危機が世界の中心から切り離されるのは、

やはり牡牛座天王星90°水瓶座土星の角度も弱まる、来年の5月11日以降かな、という印象を今は持っています。

 次の満月は、その水瓶座木星と重なり合っての満月です。

 人類は連帯の必要性に、さらにいっそう、気づかされるでしょう。

 2021年8月22日21時02分、月は水瓶座29°37'で満月になります。

 8月の満月はスタージャンムーンです。

 先月に引き続き、今年は2回、水瓶座で満月が起こります。

 水瓶座満月の2日前、20日に、水瓶座のルーラー(支配星)、天王星は逆行を始めます。

 これで社会生活に関連する外惑星、木星土星天王星海王星冥王星の5天体すべてが逆行している期間に入ります。

 水瓶座天王星は雷と電気に関連するエネルギー、雨は雨でも雷雨、そして停電にも備えが必要です。

 

 

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