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魂の設計図に進化と統合を

2021/8/8 獅子座♌新月のホロスコープ

 

 

8月13日、ペルセウス座流星群の極大。

www.nao.ac.jp

 

 これまで唯一順行していた大きな外惑星、天王星が、8月20日から牡牛座の14度で逆行を開始し、天王星は来年の1月18日まで逆行期間に入ります。

 

 ここから先は、社会生活の領域に深く関連する外惑星、木星土星天王星海王星冥王星の5天体、すべてが逆行している時間帯を過ごすことになります。

 

 山羊座冥王星が順行に戻るのは10月6日、それまで社会生活の進展に関連することの多くは、スムーズに進むわけにはいかなくなるでしょう。

 しかし、もとより惑星が逆行する時間帯は、内省(反省)と計画の練り直しの時間帯です。

 個人天体のうち金星と火星は、乙女座を進んでいます。

 水星をルーラー(支配星)にする乙女座は、内省し、分析&調査する力に秀でた星座です。

 その水星はいま獅子座を移動し、8月1日に獅子座9度で太陽と合になったばかりです。

 水星は1年のうち6回、太陽と重なり合い、この座相はバーストとも呼ばれますが、このエネルギーは非常に主観的で、創造的です。

 この主観的なものの見方は、客観性や外部から物事を見る能力を欠いている場合があります。

 しかし獅子座でコンジャンクト(合)した以上、これは創造性のために宇宙からダウンロードされたインスピレーションを意味しているはずです。

 これまで隠されてきた何かが、新しい創造性のために静かに動き出している時間帯です。

 それはまだ、あなた自身の内部にしかありません。

 しかし内部では、はっきりとその姿を現わそうとしています。

  すべての創造性が祝福される新月が、訪れようとしています。

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(by Angeles BalaguerによるPixabayからの画像)

 

 7日は立秋、この日の朝8時57分に、牡牛座の天王星はオーブ0度で獅子座太陽と90度スクエア。

 このスクエアは、牡牛天王星90°水瓶土星に巻き込まれて不動宮同士のTスクエアが形成されます。

 天王星は神経系に関連するため、精神的なショック、おそらく社会的な動乱、今現在の日本でいえば五輪閉会式直前のデルタ株の感染爆発、

もしくは先の満月のサビアンシンボルが突然の雷雨だったため、2つの台風の上陸などが考えられます。

 

 いまの星回りが意味しているのは、あくまで新しいモードへの挑戦、新しい世界の到来している気づきと、個人に変化の方向性を選択させるためのストレスとプレッシャーです。

 

 乙女座の対向、魚座海王星が、乙女座&獅子座を運行している個人天体に、180度や150度で投げかけている、集合無意識からの影響=不安に囚われすぎないように。

 そこは休養や休息によって軽く受け流し、あくまで自分の内なる平和=乙女座のエネルギーに集中してください。

 自分の足もとの生活と仕事、日々の役割を意識の最優先にすることです。

 

 二十四節気立秋は秋のはじまりです。

 そして新月転換です。

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 2021年8月8日22時50分、太陽と月は獅子座16°で新月になります。

 新月は1つのサイクルの終わりと、別の新しい28日間のサイクルの始まりをあらわします。

 8月8日の獅子座の新月の影響は、9月7日の乙女座の新月まで約4週間続きます。

 

 新月の時間は、さらなる進歩(プログレス)を遂げるための新しい方法を探すため、古い習慣や行動、過去からの信念に疑問を投げかけることになります。

 新しい変化と変更に最適な時間帯は、8月8日から8月22日の水瓶座満月までの、月が満ちていくフェーズ(期間)です。

 

 新月サビアンシンボルは獅子座17度「賛美歌を歌う、教会のボランティアの聖歌隊

 今でいえばオリンピックのボランティアのような、共同体への奉仕的な態度にフォーカスがあたります。

 先に述べた牡牛座天王星新月のあいだの緊張関係が大きなテーマです。

 牡牛座的な世俗での利潤追求を越えた、乙女座/魚座ラインの奉仕と献身という視点が、社会や個人の生活のなかに導入されようとしています。

 天王星は革命のエネルギーです。

 この新月フェーズは、自分の本当の内なる自己とそのリソース(能力)または価値観について、制限なく表現したいという強い衝動を感じるはずです。

 

 社会情勢としては牡牛座が金融&経済であるため、経済動向や株価はサプライズと混乱に見舞われます。

 日本の東京チャートの新月は4ハウス。日本社会はいったん、オリンピック後の不況に覆われるかもしれません。

 オリンピックのために海外からの風を少し感じていた私たちですが、ふたたび鎖国的なうちにこもった狭い視座にもどってしまうかもしれません。

 それでも、スクエアの先の牡牛座天王星はまだ順行しています。

 海外や、未来のほうに視座をひろげることができる人がいまは勝ちです。

 進化の方向性を示している、月のノード軸のノースノード(ドラゴンヘッド)は、今年は双子座にあります。

 双子座的なオープンマインドな態度で、これまでの自己認識を改めていく内省的な態度は、未来の可能性をひらく刺激的な機会の発見をもたらしてくれます。

 新しい道を発見しようと心をひらいていく柔軟性と好奇心が、今はすべての成功の鍵です。

 

 11日の夕方は、西の空で乙女座の月と金星が近くで並んでいるの見ることができます。

 かけがえの日々を大切に、晩夏の季節が移り変わる予感をはらみながら、月は満ちていきます。

 2021年8月16日0時20分、月は蠍座23度で上弦の月になります。

 この上弦の月は、今年最大の上弦の月です。

 

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(by manseok KimによるPixabayからの画像)