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魂の設計図に進化と統合を

2021/7/17 天秤座♎上弦の月のホロスコープ

 

 月が上弦になり、満月に向かってゆく時間は、目的に向かって挑戦していこうとする、やる気に満ちた時間帯です。

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  月は蟹座のルーラー(=その星座を支配する天体)です。

  太陽と水星が、天球上の蟹座を移動しているいま、月のある星座から受ける影響は、いつもより深いものがあります。

  てんびん座の月は、人間関係のセキュリティを強く求めており、自分以外の誰かを幸せにする責任があると考え、豊かな社会生活を送りたいと考えています。

  しかし人間は、まずは自分自身のアイデンティティを先に見つけなければならず、自分を満足させるものが優先されなければなりません。

  自分のホロスコープのなかの、天秤座の金星(=他者との交換)に至る前に、牡牛座の金星を先に満足させなければならないのです。

 

  天秤座のエネルギーは同時に、バランスと調和を強く必要としています。

  平和を乱さないために、根本的な問題に挑戦するのではなく、物事を「素敵」に保ちたいという願望を持っています。

  その場合、そういった人間関係は浅くなるか、不安定になる可能性があります。

 

  月が天秤座で上弦になるこの時、私たちは自分が気持ち良くなる点だけでなく、マイナスの側面でさえも、パートナーや接する人々と共有することを学ぶ必要があります。

  ほかの誰かに期待されていることだけを優先せず、自分がどうなりたいかについて、他者からの視線を恐れないことを学ぶ時です。

  自分がありのままでいることが心地よいと感じる、そんな存在感を発揮することで、まわりの人々の雰囲気に良い影響を与えることができます。

  自分で自分を幸せにできないひとが、他人を幸せにできるはずがないのです。
 

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2021年7月17日19時11分、月は天秤座25°3'で上弦の月になります。

 月が満月になるまでの約1週間は、上弦の月のフェーズ(期間・段階)です。

  活動宮同士の天秤座と蟹座の25度で90°スクエアとなって上弦の月をつくる太陽と月は、山羊座25度の逆行冥王星とTスクエア。

  牡羊座24度にある、争いと不和の女神、準惑星エリスを加えるとグランドクロスにもなります。

  変異株の感染拡大のなかでのオリンピック開会式。

  破壊はやがて再生になります。この国と私たち個人の両方のアイデンティティを再発見させるための挫折の機会です。

  しかし、月と準惑星エリスの180度軸を調停してくれているのが、獅子座24度&22度の金星&火星です。

  月の位置する天秤座のルーラー(支配星)金星は、13日に獅子座17度で火星と重なり合い(コンジャンクト)になり、公転スピードの速い金星が火星を追い越していきました。

 この合は私たちに再生に必要な多くの感度をもたらし、エネルギーに満ちています。

 この激しい運気のなかで、人間同士は互いに調和のとれた関係を模索していくことができます。

  7月22日に獅子座に移るまで、太陽は蟹座にあり、魚座23度の海王星とも120トラインの良角度をつくっています。

  そしていまは水星もまた、蟹座8度を移動しています。

  ひとに優しくあろう、穏やかでありたい、と誰もが願っています。

  蟹座は祖国、自分の母国です。

  オリンピックの結果がどうであれ、日本人でよかったな、日本に住んでいて良かったな、と改めて思うはずです。

  古代ギリシャ人が、火星の力を戦争でなくスポーツの平和な競争として使おう、と気づいた人類の叡知に戻る時です。

  そして、全人類が平和を思い出し、ひとつになれる、水瓶座1度の満月に向かっていきます。

  来月の8月22日の満月もまた、水瓶座の最終度数で木星と重なりあって起こります。

2021年7月24日11時37分、月は水瓶座1°26′で満月になります。