26日は今年最大の満月(スーパームーン)と皆既月食がかさなります。
今年いちばん地球に近づく満月、さらに今回は日本各地で見ることができます。
太陽や月が隠れる蝕は、霊的には昔から不吉なものとされ、直接目視することは忌み嫌われてきました。
インドではヴィシュヌ神によって首を落とされたラーフ（魔神）が月を飲み込んでいるとする神話があります。
しかし現代では、天文観測として人気があります。
月が地球の影にはいるため、月の色は赤っぽく見えます。
次にスーパームーンと皆既月食がかさなるのは、2033年10月8日だそうです。
2021年5月26日20時14分、月は射手座5°25'でスーパームーンの満月になります。
東京で皆既月食になる時間は、満月直後の20時18分。
東京チャートのアセンダント（＝ライジングサイン）は、なんと射手座の24度。
射手座5°月は、14日に魚座にはいったばかりの木星と90°スクエア。
木星は射手座のルーラーであるため、今回の満月は射手座＆木星のエネルギーを2乗にしています。
射手座5°月と、射手座10°月のサウスノードは、オーブ5度の位置で離れています。
東京チャートでは過去生（前世）の経験とカルマを示す12ハウスに、これまた同じ過去生（前世）の人生を暗示する月と、月のサウスノード（ドラゴンティル）が入ります。
今回の月蝕は、前世から引き継いできたカルマ（業）の感情的な昇華がテーマになっている満月です。
なぜなら個人にとっての月は、前世の太陽です。
また月のサウスノードは、過去から培われた才能と経験則、いまでも安全性を感じやすい快適なゾーン（領域）です。
月のサウスノードは、個人にとっての習慣的な場所を示します。またプライベートな欲望、感情的な安全と愛情に対する要求と愛着が月です。
いっぽうで対向のノースノード（ドラゴンヘッド）はいまの人生で学ぶべき課題や教訓、進化の方向性が示唆され、その個人がいまの人生で何を目指しているかを示します。
よって月のノード軸に触れる蝕はいつも、前世から持ち込んでいる各個人のテーマと向き合いうことになり、
出生の惑星や感受点が満月が起こる度数と触れている人はとくに運命的な出来事と遭遇します。
新しい時代の到来に背を向け、古びた固定観念や、信念にしがみついているひとほど、いまは激しく揺さぶられることになります。
（そう、古い石頭人間、LGBTの権利を否定している与党、自民党のように！）
個人は、手放すべきそのカルマの存在を認め、それを手放す必要があると本人が気がつくまで、特定の事柄に関するイライラやフラストレーション、不満は蓄積され、
そして手放す必要があると分かっていながら、解放を躊躇させる執着の念に気づかされることになるのです。
これらはみな射手座に位置するため、過去生（前世）から引き継いできた偏見や頑固な信念を手放し、
かたくなな主観的な理解、それぞれの文明や文化に依拠した、固定化された意見や信念に固執することを手放すこと、
それがいまの時点における人生の課題になっていることが分かります。
木星が位置するのが魚座であるため、偏見や差別のみなもとが宗教的な信仰である人もいます。
宗教戦争で思い出すのが、イスラエルのパレスチナガザ地区への侵攻です。
魚座木星のもとで、人類は平和を求めなければいけないのに、世界中で戦争の足音が聞こえています。
もちろん、いまは日本周辺での軍事的緊張も高まっています。
魂の学びの方向は、満月軸の双子座5°太陽と、双子座10°にある月のノースノードのある方向、すなわち私たちが双子座のエネルギーから学ぶことで、
私たちは過去から連続してきたカルマを昇華することができます。
双子座のもつ好奇心とオープンマインドな態度、多様性への理解、いかなる環境にも適応していこうとする柔軟な応用力。
双子座/射手座のエネルギーに属する移動や旅行は、いまは緊急事態宣言下で自由ではありません。
しかし両者はインテリジェンス、知的は発達に関連する星座です。
誰もが新しい時代を生きるために必要な、新しい知識を学んでいく機会が訪れています。
手放すべき射手座のテーマが、高等教育と専門的研究分野に関連するため、これまで築いてきたキャリアと専門性に固執するだけではなく、
新しい時代が必要としている新しい学び、新しいコネクションとネットワークのきっかけとなる出会いを求める必要、多様化の方向性を目指す必要があるのです。
子どもたちの好奇心に満ちたキラキラした瞳を見てください。
私たちはいくつになっても、おなじように未知の世界に冒険していこうとする心をもち、心許せる友達と出会いたいと願っているはずです。
これらはみな、双子座&3ハウスが管轄するエネルギーです。
双子座のルーラー水星と金星は、水星が逆行を開始する30日の直前、29日05:12分に双子座24度でコンジャンクト（合）します。
運命に導かれるように、知るべき考えや合理的アイデアを、得ることができるでしょう。
水星はステーションであり、6月23日に逆行が終わり、順行に戻ってから7月7日にまたこの双子座24度まで戻ってきます。
今回の射手座満月を経て、来月の双子座新月に向けて、私たちの意識は新しい時代の到来をうけいれるかたちで、新陳代謝が進んでいきます。
射手座月/双子座太陽の満月軸と魚座木星はTスクエアになります。このTスクエアを調停しているのが牡羊座の小惑星キロン（カイロン）です。
キロンは過去に傷ついた心の傷と、それを癒すことに関連します。
自分の古い考えや信念に固執していることが、自分の進化をさまたげていることに気がつくだけでも、大きな癒しの感覚を手にすることになるでしょう。
もしかすると、あなた自身の古い観念の放棄が、誰かのための救済になるかもしれません。
キロンは傷ついたヒーラーと呼ばれる小惑星です。
心の傷は、同じようなトラウマや痛みを負った他者の存在を理解し、誰か他人を癒そうとすることで、かえって自分が慰められるのです。
おそらくそれが、前世から持ち込んでいる心の傷を癒すきっかけになります。
この満月をきっかけにして、私たちは過去（前世）から続いた自己否定や、みずからの進歩を妨げてきた古い思いこみをすべて手放すことに成功します。
まちがいなく、これはオリンピック開催の問題です。
オリンピックが平和の祭典でなく、IOCとJOC、政府と癒着する電通やパソナ、一部団体や企業の利権のために、国民の健康と生活が犠牲になろうとしている様子です。
6ハウスに位置する太陽は、高齢者へのワクチン接種を推進し、健康と公衆衛生の問題を解決しなければならない政府です。
6ハウス内に双子座24°水星、21°金星、両者は魚座22°海王星と90°スクエア。
感染者公表を抑えるためPCR検査をわざと推進しない東京都、民間の検査結果数などを隠ぺいしている疑念のある東京都。
射手座＆木星のエネルギーは良くないアスペクトで2乗になっています。これらは人々の過度な楽観主義として現れるでしょう。
さらに双子座水星は30日から逆行です。
不要不急の旅行（＝射手座）や移動（＝双子座）はいまは慎重であるべきです。
ワクチン接種が終わったからといって、マスクを外して人ごみのなかに遠出したり、夜の街を飲み歩いて、ほんとうに大丈夫だと思っていますか？
射手座の満月は、私たちの道徳心や倫理観をもういちど問い直しています。
5月29日に双子座24度で合になる水星と金星は、意識さえすれば私たちに良い公共マナーと精神的なバランスを与えます。
慎重でさえあれば、誰もが非常に合理的な正しい科学的行動をすることができるはずです。
5月26日の月蝕は、6月10日の日蝕を補完し、2021年11月19日の牡牛座月蝕まで続く新しい日蝕フェーズを形成します。
蝕のシーズンは宇宙のポータルがひらくときです。
蝕の時間帯における心のワークを契機にして、私たちは人生を新しい段階に進めていくことができます。
2021年6月2日16時24分、月は魚座で下弦の月になります。
6月10日の双子座日蝕まで、水星逆行期間を挟んで、かなり激しい感情的な揺さぶりがあると思います。
自分や家族がワクチン接種を受ける予定があるひとは、とくに自分をいたわり、またサポートにまわってあげてください。
家と家族を示す蟹座には火星がいますが、6月2日22時13分には今度は金星が、逆行した水星と手を離して、蟹座に移動します。
魚座木星や海王星の90°スクエア（□）は、他者に対する犠牲的な献身から、本物の愛と癒しに導かれる可能性を教えています。
厳しい状況下で医療や介護の現場を支えている人びとにいつも感謝しています。
私は海外産ワクチンの接種に否定的なわけではありません。
いまの星回り、牡牛座天王星90°水瓶座土星の社会状況として、困難を乗り越えるために必要な社会からの要請です。
ただ個人の自由意思が虐げられることについて危惧しているだけです。
水瓶座のエネルギーが強化されると、社会全体の進歩が優先され、個人の個性をみとめない風潮がどうしても強まります。
ワクチン接種をめぐる職場でのパワハラなどがそうです。
牡牛座天王星と水瓶座土星のスクエアは、2度目のオーブ0度のスクエアとなる6月15日に向けて、これからむしろきびしくなっていきます。
一刻も早い国産のワクチンや治療薬の開発を待望しています。
暦の上では、満月の翌日、27日から七十二候は紅花栄（べにばなさかう）になります。この季節は紅花が一斉に咲くころです。
原産国であるエジプトでは、古代から染料として、また口紅の色素としても利用されてきたので、花言葉には「装い」、「化粧」、「情熱的な恋」などがあります。
日本では別名、末摘花(スエツムハナ)とも呼ばれ、万葉集や源氏物語に登場します。
