月の軌道は楕円形であるため、地球から月までの距離はさまざまです。
これは、月が地球にわずかに近づく (近地点) または遠ざかる (遠地点) ことができることを意味します。
月の遠地点は、占星術でブラック ムーン リリス ポイントと呼ばれます。
BML:リリスは、女性性の神話的な影(シャドー)を示します。
神話のリリスは、アダムへの服従を拒否し、アダムとイブの関係に反抗し、人間の世界から逃げることを決意し、サタンと関係を結びました (セクシュアリティにおけるエゴのシャドー)。
リリスは自分が関わっているテーマへの魅了または拒否を象徴します。
与えられたテーマに魅了されるか拒否するか、その両方が最終的には人を飲み込み、人間の世界から「奪って」しまう可能性があります。
しし座のリリスは、非常にプライドが高く、こだわりが強い傾向をもたらします。
このエネルギーがライフの中でうまく統合されている場合、ユーモア、洞察力、遊び、演劇、そして自分を幸せにするため他の人のためにできるすべてのことによって、内なる知恵を伸ばすことができます。
エゴが生得して持っている自己中心性からみたとき、このリリスのシャドーは利己的であることです
謙虚さや寛大さ、献身や奉仕の精神を学ぶ以前のこの視座は他人を認めません。
セクシュアリティについていえば「私のセクシュアリティはパートナーのものではなく、私だけのものである」という考え方です。
セクシュアリティを対等に交換する必要がある時は、パートナーの好みや考え方を考慮する必要があるため、このような自己中心的態度で生きるのは必ずしもイージーではありません。
今年、月が地球から最も遠い地点にある日は8月16日(約40万7000㎞)です
(月までの平均距離:約38万4400km)
よってこの新月は今年最も地球から離れた新月、新月がBMLと合している新月になります
2023年8月16日(18:37)太陽と月はしし座23°17′で会合し約28日間の新しいサイクルを開始します。
太陽/月に限らず天体や惑星同士の会合は新しいサイクルの始まり、ライフの新しい波、新しい意図を設定し、新しいアイデアや創造の種を蒔くタイミングです。
金星は新月の3日前に太陽としし座20°で内合して(ビーナススターポイント)8年周期の新しいサイクルを始めたばかりです
金星をルーラーとしているおうし座にはいま木星と天王星があり、来年4月21日おうし座21°50′会合する両惑星がオーブ10°内に入ってきています。
(天王星は8月29日に逆行開始)
新月&新金星と両惑星はopenninngの90°、とくに、いままだ目で見ることができない新金星がおひつじ座12°で木星と会合していたのは今年3月2日のことでした。
この時期設定されていた意図と意志の種は、いままさにテストの真っ最中です。
とくに金星はこのあと逆行&しているため、木星/天王星(リソースを持続可能にする革新的アイデアと解決策)と今年の夏いっぱい、しばらく90°になりつづけます
金星90°木星:6/12、8/22、9/17
金星90°天王星:7/2、8/9、9/30
ライフの基盤部分がテストされている厳しさがありますが、日本は新月図の6ハウスに新月&新金星があるという、この新月はダイナミックな創造性、創造的生産性に満ち溢れている時間帯です
この創造を具体的に表現する役割を担うのが水星&火星、個人天体5つ全部会合していて、個人や集合がこの世の中に何かを作り出す力に意識を集中させています。
24日から逆行開始するおとめ座19°水星(♍ルーラー)、そしておとめ座火星(=努力:エフォート)は、コントロールできないことを学ばせる、うお座の海王星の対向を進みます。
この新月の目的はより大きなライフの力にアクセスして、自分自身がいまリアルに経験している、そのライフが持つ力(フォースやパワー)を信頼することです。
人間が誰しも人生のすべてを完璧にはコントロールできないことを学んでいくなかで、より包括的な進歩と創造を体現すること。
より意味のある運命に気づき、創造や生産性をとおして他者に影響力を行使できる力が自分にあるということに気づかせてくれる新月です