2024年12月9日(0:27)月はうお座17°太陽はいて座17°で柔軟宮の上弦の月になります。
7日から火星逆行開始
先週いて座新月図を間違えて11月1日♏新月図と間違えていたのを差し替え済みです
あーおーげーばーみー空にきらめくーあかーほしー
クリスマスツリーの星、ベツレヘムの星は真夜中の明星、木星ですが、イエスが生まれた時のこの明星は西暦0年直前に起こった木星/土星会合時の木星と言われています。
現在のふたご座木星は12月8日にいて座太陽と各16°で180°オポジット。
逆行している外惑星が太陽と180°になるときが一番その惑星エネルギーのピークになる時です。その惑星エネルギーを最も強く内省的に意識して使うと良いタイミングです。
（木星のある）ふたご座のルーラー水星も逆行して今いて座11°
ふたご座/いて座の軸は（伝達を含む）学び、（旅行を含む）移動、そして多文化理解の軸です（ふたご座はマルチカルチャー＆多様性、いて座は海外）
柔軟宮クロス（♊♍♐♓）は水星が2星座もルーラーになるため情報をより多く集めようとして大事な決断を先延ばしにしようとする傾向があります。
水星逆行＆木星逆行＝多すぎる情報の波に溺れないように。自分の脳神経でプロセスできないぐらい大きすぎる情報過多は遠ざける。
しかし「悪いニュースは見ない」という態度は間違っています。苦痛も恐怖も老・病・死も含めた全てがスピリットの顕現です。善性と悪性のうちの悪性だけが自分の外部にあるという思考は、幼児の部分対象関係的な幼い考え方です。
善悪の両方を持って存在しているのが人間存在です。
スピリットは悪性が世界に出現している場合はその解決策を見出してほしいのです。その解決策を他者と合意形成して世界の分裂を統合してほしいのです。バランスを崩している二元性を回復（リバランス）して欲しいと思っています。
5日にはうお座17°月が追い越した土星が太陽とciosing90°スクエア（東矩）。うお座/いて座核3°。8日は夕方に土星食が起こります。
8日はまた海王星もうお座27°で順行化。年明けにうお座/おとめ座に移動する月のノード軸はうお座28°で海王星に重なってきます。
さて西洋占星術のいて座/うお座、木星と海王星の組み合わせは人間の実存的な意味を考える人間の右脳プロセスの高次性を象徴しています。
（火星は人間の基礎部分＝低次の生存適合のため働く右脳的機能。）
コスモス（kosumos）は物質圏➡生物圏➡心（マインド）圏の順に発達していきます。
アイデンティティが生物的役割自己の段階までしか発達していない時、身体（物質）は生物学的な男性役割や女性役割のためのものです。
（例えば人間の重要な慣習的文化である父親や母親という役割のためのもの。生殖や文化的慣習のため夫婦になるためのものetc）
しかし自我が生物学的な役割自己から合理的自我の段階まで発達した時、身体は人間の生物学的な役割のためのものだけでなく、個人の権利と自由に属しているものになります。
日本国憲法 第十八条 身体的自由権
何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。
自分のマインドを合理主義に発達させるということは自分と他者の両方を、人間存在を、生物学的役割から解放し、自分の身体を自分の合理的判断で使用することができる権利＝人間の法治主義を確保するということです。
人間を生物学的役割から合理主義へ引き上げたのが人間が実存的意味を考えようとする人間の精神性＝スピリットです。
人間を今よりもより高次性に発達させようと上位から呼びかけているのがスピリットです。
本当にスピリチュアルと呼べるものは、物質（太陽/月/金星など）や身体的機能性（健康に良い）や合理主義に背を向けガイア信仰、地の女神として生きよう、といった生物学的な役割に自己を退行/固着させる様々な諸説・諸信仰ではありません。
悪性/善性といった人間の分裂の統合＝霊的一元性を体系的知識と修行法として教えているのは主に世界の伝統的宗教だけであり、真にスピリチュアルと呼ぶことができるのは霊的一元性を実践的に体現して教えることができる本物の叡智と霊的方便だけです
