2023年12月27日(09:33)月はかに座4°太陽はやぎ座4°でコールドムーンの満月になります。月はかに座のルーラー(支配星)です。22日の冬至に太陽はやぎ座入りしましたが、やぎ座/土星は年長者の知恵や伝統、そしてやぎ座は父方の先祖、かに座は母方の先祖もあらわします
岡本かの子の『家霊』は私の好きな小説の一冊ですが、民俗学者の柳田國男は「一年を守護する神、農作を守護する田の神、家を守護する祖霊の3つを一つの神として信仰した素朴な民間神が年神である」と述べています
満月はひとの感情と本能をピークに導きます。この満月は今年2023年に起こった出来事を思い返し、印象を感情プロセス(消化/統合)するのにとても良い時間帯です。
自我(エゴ)の進化のポータル・ポイント=月のノード軸はおひつじ座/てんびん座にあります
同じ活動宮やぎ座最終度数の冥王星がノード軸をTスクエアにしているため、実存的危機は新たなアイデンティティの獲得を促します。または自己発見や再自己定義はこれまでの社会的基盤を構造変容(リ:ストラクチャー)させるかもしれません
潜在意識の深い部分での自分の存在意義の確立(やぎ座)や納得が目的であり、やぎ座的セキュリティによるテスト、自我か社会的基盤もしくはその両方に変容が必要な人は実存的危機に直面します。
2月に起こる北ノード&小惑星キロン合は痛みを伴う自我の分離(セパレート)と分離の痛みの感情プロセス
北ノード=アイデンティティの明確化は自分を実存的危機から救い自分を支える基盤構造を再生(スクラップ&ビルド)させます。
現行定義のアイデンティティが潜在意識レベルで正しければ、今の冥王星は構造変容を起こすパワーを与えます。2月はまた火星もやって来て潜在能力はリソース化し未来に向けて自分をエンパワーメント(自我の感情変容)します。
実際的な危機をとうして自分の存在意義が問われる緊張やプレッシャーは常にある。
その意味でこの年末の歳神様は、太陽を待ち構えて1月20-21日に一緒にみずがめ座に移動しようとしている冥王星です
かに座/月は自我(エゴ)の発達の基盤たる感情/情操を育むエリアです。
内惑星/外惑星すべて逆行しますが、太陽と月は当然ですが逆行しません。私たちの自我(エゴ)のオリジナリティは、どんなに否定的な経験、自分の限界にぶち当たるような経験をしようとも、他者がどれだけ健全な発達を邪魔しに来ようとも、けして失われることはありません。
私たちがどこに生まれ、どこで育ったか、思春期に自分の性が(男女どちらかに)分極化していく過程で自分の心がどちらの性別を選択したか、これら自我の尊厳は、発達の過程で他者が自分のアイデンティティを否定するような言動に遭遇したとしても、けして奪われることのないものです。
魂(冥王星)が他者から破壊されることは絶対ありません。ただ変容あるのみ
かに座の領域では、健全な感情的愛着(アタッチメント)をとうして個人のアイデンティティの感覚と人生とのつながりが確立されます。
上記に書いたような感情的な揺らぎ、ストレスや危機もまたライフ(生命/人生/生活)の一部であることを理解しながら、発達のプロセスはできるだけ自然に展開・外展する必要があります
個体差ごと違う人の心の発達のリズムを確保するため、ときには対向やぎ座(社会的基盤=仕事や地位)側からの要請(オファー)を断り、生活ペースをスローダウンしてセルフケアに必要な時間を確保する必要があります。自分に必要なケアと信頼できるサポートシステム(ケア提供者)そして他者との健全な境界線との間でバランスを見つける、または確立させるのも満月テーマの一つです
マンデーン(社会情勢)は明らかに政治資金問題。ASCみずがめ座で♒ナチュラルハウス11ハウスにやぎ座太陽、パーティー(政党)グループ、コミュニティ、自民党の派閥政治。さそり金星180おうし座天王星は裏金発見、そして裏金は何に使った?3ハウスに報道の木星。どうやらマスコミの買収にも使っていた、御用政治記者や情報番組の御用コメンテーターは大いに怪しい。天王星は基準を上げていく、政治資金の監査の基準を上げる必要性。
木星がおうし座に入ったのは今年5月17日、おうし座の雄牛はオリンポスの大神ゼウスの化身です。いて座のルーラー木星は霊性と肉体(フィジカル)の二元性を象徴、すなわち今は太りやすい、クリスマス&お正月の食道楽には注意が必要です
L'Enlèvement d'Europe (1727)