2023年10月29日(05:26)月はおうし座♉5°09′、太陽はさそり座♏5°09′で部分月食の満月になります
ユーラシア大陸中央部を中心に、日本各地で月蝕が見られます
おうし座ルーラー金星は24日（霜降、太陽黄経210度）に西方最大離角
いま明けの明星はたいへん観察しやすくなっています
UnsplashのVeronica Lorineが撮影した写真
15日の日食新月から2週間が過ぎました
（前のサイン）おひつじ座側にある月のノード軸と11度近く離れ、蝕のシーズンが終わる前に成すべことを成させる満月です。
太陽がおうし座の対向さそり座に入ったため、会合しつつある木星/天王星（13年サイクル）、両惑星と次々180度オポジットになっていきます
外惑星の180度は太陽に対向しているとき＝地球に近く光りも強いため観察しやすい＝逆行している惑星のエネルギーをもっとも強く感じます。
半年前のおうし座28°新月(5/20)は、5月17日におうし座0度に入ったばかりの木星と、みずがめ座0°冥王星＆しし座0°火星（ゼロ・フィックスのTスクエア）
そして当時はおうし座/さそり座にあった月のノード軸が絡んで不動宮0度のグランドクロスができていた5月21日のその前日に起こった新月でした
おうし座新月時にしし座0度にあった火星はさそり座11度でこの満月の水星/太陽と合
そして火星は新月時には木星と90°スクエアだったのがいま180°オポジッションになっています。
木星と火星がおひつじ座03°19′で会合したのはウクライナ戦争が始まった頃、2022年3月29日ですが、この時設定された意図＝パワーやリーダシップの所有やチャレンジ、闘争について各々がテストされ、そのエネルギーがピークを迎えています。
（戦火が拡大している背後にロシアの影）
火星は冥王星発見以前のさそり座のルーラーであり、今でもさそり座の副支配星です
さそり座太陽/水星は嘘を見破る探偵の洞察力と鋭いリサーチ力を持っていますが、この火星は不都合な真実を知ることによる変容（冥王星）を恐れない勇気を持っています。
この月蝕満月では、個人は蝕シーズンに起こる変化/変容をさらに促進することを意図として、創造的な努力をつうじて他者や現実世界に強力な影響力を及ぼし始めます。
火星/太陽はどちらもさそり座に入室し、11月18日開始の新サイクルに向かって会合しつつあり、探究心の強い水星は両者に挟まれ鋭い洞察力を発揮します
このさそり座ステリウムが、日本の月蝕図では1ハウスになるので（今日首相の所信表明演説がありましたが）権力のリーダーシップが問われます
（戦火と無関係でいられない）
行動（火星）の背景となる信念＝木星はおうし座11°（9/4-12/30まで逆行）にあって満月軸のおうし座5°月と合。
木星と合しているので成長志向の月ですが、おうし座の月は自給自足と安定の安全を求め、自分がもって生まれたセンス（五感や感覚）を使い、
才能や魅力や自己価値を表現し、リソースを管理することで感情をプロセス（処理）します。
リソースを効果的に交換および管理することで、豊かさとパワーを求めていく満月フェーズです
おうし座ルーラー（支配星）金星のほうは、満月図ではおとめ座でうお座海王星と180°
おとめ座金星は15日の日蝕新月のころは、うお座土星と180°でリソースの不足感や雇用やキャリアの不安定さを感じさせていましたが、
全体の中で180°が多い状態であり、両極の極性を行ったり来たりする180度の不安定さや落ち着きのなさにバランスを取らせる中道を見つけていく事はいまのテーマのひとつです。
そして外惑星小三角と、おうし座天王星が金星/海王星180度を調停。
危機の根元的かつ具体的な解決策を見つけ出そうとしています
いま現実に揺るがされているリソースとセキュリティの問題について（おうし座が求める）安定性の枠組みは、自分が強く結びついていると感じている、物理的な対象や場所の信頼性の中に見出すことができます
（愛着とは感情的なものであると同時に、より個人的に、より本能的なものです）
