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魂の設計図に進化と統合を

ライフの機能改善♍21°➜♍8°水星☿逆行

 

 

 水星は太陽系でもっとも太陽に近い惑星です。

 水星は7月29日に、天球上の星座区分のおとめ座にイングレス(星座移動)しました

    〈水星は乙女座のルーラー:支配星です〉

 

 水星は8月24日から約3週間(約24日間)の逆行運動を開始します。

 逆行開始日から12日後くらいが逆行の中日になります


 今回の水星の逆行開始日 8月24日(05:01) おとめ座21°51′

  逆行水星と太陽の内合が9月6日 おとめ座13°

 順行に戻るのは 9月16日(05:22) おとめ座8°0′

 

 水星は普段、日の出前の東の低い空か、日没後の西の低い空で見ることができます。

 いま宵の空にある水星は8月10日に東方最大離角(明るさ0.4等級)になります。

 太陽から東側に最も離れる「東方最大離角」の頃の水星は、日の入り後、西の空で見やすくなります。

 

英名ではマーキュリーと呼ばれる伝令使ヘルメス(ゼウスの末子)

 

 惑星という呼び名は、並びに変化のない星のあいだを惑星だけが惑うように動いていくことから名づけられました。


 惑星が星座のあいだを西から東へ動いて行く時は順行、反対に、東から西へ動く時は逆行しています。


 進行方向を転換する惑星は、いっとき留(ステーショナリー)となって動きを止めているように地上からは見えます。

   (地球から遠い外惑星ほど、移動の動きは遅くなります)

 

 太陽に最も近い内惑星の水星は、88日かけて太陽のまわりをひと回りします。

 水星はどの惑星よりも頻繁に逆行し、平均して年に3回(4回のときも)、3か月に一度、一度に約3週間(約24日間)逆行します

 普通は4回連続して同じエレメントで逆行します。

 


①2022年 12/29(♑24°)⇒'23 1/19(♑8°)★内合:1/7 ♑16°


➁2023年 4/21(♉15°)⇒5/15(♉5°)★内合:5/2 ♉11°(※前回)


③2023年 8/24(♍21°)⇒9/16(♍8°)★内合:9/6 ♍13°(※今回)


④2023年-2024年 12/13(♑8°)⇒'24 1/2(♐22°11′) ★内合:12/23 ♑0°


⑤2024年 4/2(♈27°13′)⇒4/25(♈15°59′) ★内合:4/12 ♈22°32′


⑥2024年 8/5(♍4°6′)⇒8/29(♌21°25′) ★内合 :8/19 ♌26°35′


⑦2024年 11/26(♐22°40)⇒12/16(♐6°24′) ★内合:12/6 ♐14°27′

 


 2022年の水星逆行は風サインでの逆行でしたが、2023年の逆行はすべて地のサインで起こります。
 来年2024年の水星逆行は「情熱・使命」の火のサインで起こります


 地のサインには、密度の高い耐久性のあるものをつくりだすニーズがあります。

 地のエレメントでの水星逆行&内合は2023年のマインド傾向が保守的なアプローチになることを教えています。

 

 地のエレメントからの影響は、水星の(左脳的な)マインドとメンタリティに内省と熟考を呼び起こします


 地の星座は、明確で緻密な計画と目標を持っていなければなりません。いまいちど計画を練りなおす必要があるようです

  水星の逆行は、うっかりミス、もの忘れ、情報の齟齬、コミュニケーションの行き違い、移動や旅行、計画の遅延、テクノロジー機器の故障、神経質な不安や神経過敏の症状、文具など身近なアイテムの紛失等をもたらします。

 これは双子座のルーラー(支配星)である水星が、左脳的知性=合理的マインド、コミュニケーション=情報交換と移動に関連することが原因です

 (ギリシア神話のヘルメスは頭脳明晰、そしてスピードも飛ぶたび記録更新)


 一般的には水星逆行はメリットというよりも厄介なものと見なされていますが、水星のもつ内省&熟考力を積極的に活用し、計画の細部にこだわる、忘れていた過去のアイデアを思い出すなど有意義な効用もある時間帯です


(風のエネルギーを地に落とし込む。これは水星を同じく支配星とする乙女座の内向的水星の使い方。惑星間のアスペクトで例えると、水星/土星間のアスペクトに似ているが、今回はおとめ座での逆行であるため、具現化や復習に非常に恩恵がある)


 毎年、1年のうち9週間は、過去3ヶ月間に行ったことを再考し、この約3週間を自分を見つめ直すために使う定期的な星のサイクルです

 

 ヘルメスのもつ杖ケーリュケイオン。友情の証としてアポロンから贈られた

 水星のマーク:☿は二匹の蛇が杖にからみついているところから。

 右脳と左脳のバランス、そしてエネルギーの螺旋型展開があらわされている

 この杖は眠りをコントロールすることができる。

 医療神アスクレーピオス(衛生と薬学の女神ヒギエアの父、彼の師匠がケイローン)が持つ杖は蛇が一匹。

 

 賢いヘルメスは、友人の太陽神アポロンの飼っていた牛を盗んで食べてしまいます。しかもばれないよう計略を働かせ、牛を後ろ向きに歩かせて連れ去りました。

 ヘルメスは泥棒の神様でもあります。

 おとめ座の対向:うお座土星(倫理や道徳)が逆行(6/18-11/3)しているいま(規範を見失わせやすい)、ライフのなかで誠意と誠実さを意図し続けることは悪いカルマを避ける意味でもたいへん重要です。

 

 前述したように水星が逆行しているあいだは、占星術で水星をルーラー(支配星)としてる双子座が管轄している分野はすべて注意が必要です

 

 双子座はホロスコープの元型として3ハウスに位置し、移動や情報処理、コミュニケーションを中心とした日常生活の多く、左脳と神経系、また兄弟姉妹を意味します

 以前からこじれていた兄弟間の問題があれば、この時期に解決できるかもしれません

 水星の逆行中は、手帳や文房具のような筆記用具の紛失も起こりやすい時です

 双子座&水星は学びのエネルギーであるため、逆行中に資格試験などテストを受ける予定の方も注意。

 水星は知覚のセンサー、アンテナ、方向感覚です。迷子に注意

ペットや子どもたちの迷子(神隠し)も警戒してください

   【子どもは七つまで神様の子ども】


 ふたご座とその元型(水星&3ハウス)が属する風の性質は、横軸の方向に移動し、他者と他者のアイデアを知り、理解し、つながっていこうとするコミュニケーションに関連します

    (天王星は縦に上昇する)

 水星逆行中のコミュニケーションは、相互の誤解や齟齬が生じやすいため、相手を不誠実に感じたり、また実際、信頼できない相手がもってくる儲け話、投資詐欺やロマンス詐欺には注意が必要です

 

 商談や投資は流動的であり、明らかに準備不足な新しい契約は、避けたほうがいいとされます。

 

 社会生活においては、何気ない会話でも言葉に注意を払い、SNSでの挑発的な議論に乗らない、言葉尻をとらえて反応しすぎない、他者と喧嘩にならないよう気をつける

 

 主に情報と交通の分野、あらゆるメッセージのやりとり&セキュリティ、メッセージを配信するデバイス機器の故障、旅行に関係することには注意が必要です。


 パソコンの重要データをバックアップし、スマホの送受信システムと迷惑フォルダ内の再確認、メッセージの内容は送信する前にもう一度、チェックする

 

 水星は神経(これは双子座&乙女座両方の性質)と、左脳的論理思考をつかさどるため、特定の物事に普段より過敏に反応し、強いこだわりを見せるなど、ナーバス(神経質)な不安、神経痛の症状があらわれやすい体質のひともいます

 

 気象病(低気圧症候群)など反射神経に関連する悩みがある人は、意識して検査を受けてみる、ホルモンバランスを整える漢方やハーブティー、天然由来サプリを検討するなど、健康を顧みる

 

 とくに注意が必要となる時間帯は、水星が逆行&順行のため留になる逆行&順行日の前後3日間です。

 逆行前後3日間は、意思決定、コミュニケーション、通信、交通と輸送について、とくに注意が必要です

 

 現在の計画が万全でなく、変更が必要になる場合は、より完璧な完成を目指して、不慮のアクシデントが起こるべくして起こり、一時停止します

  これら水星逆行中のアクシデントは、軌道修正することでより良い結果を導くための事故です

 何が起こっても、オープンマインドな態度で物事に当たってみる

 謙虚に問題解決に挑みましょう

 

 水星のスピードが出てくる2日後以降は、留の時間帯ほど神経質になる必要はありません。

 (体調も含めて、むしろ解決策を探る)


 水星が逆行と順行の前後3日間は、水星が留:ステーションの状態になるため、とくに注意が必要ですが、

この時間帯はアイデアとインスピレーションにたいへん恵まれる時間帯でもあります

 

  このエネルギーを積極活用するため、スケジュールに余裕を持たせ、できるだけリラックスできる時間を確保し、アイデアと知性の洗練をぞんぶんに求めることに使ってください

 

 水星逆行は、逆行のサイクル全体でいえば、水星が逆行と順行を始める際、留(ステーショナリー)となり折り返す度数を通過するあいだの

2つの期間=逆行のシャドウ・フェーズ(影の期間)が重要期間として含まれます。


   ①逆行前の最初のシャドーフェーズ

 (水星が順行地点のおとめ座8度を通過する)8月4日頃から、おとめ座21°で逆行がはじまる8月24日までの期間

 

 ②水星順行後の2番目のシャドーフェーズ

 9月16日に水星がおとめ座8°で順行に戻ったあと、水星が逆行開始したおとめ座21°から離れる9月30日頃まで。

 

 水星が逆行のシャドーフェーズに入る時期(今回は2日の♒満月のあと8月4日頃思いついていた閃きやアイデア、計画はとても重要です

 

 水星逆行期間に、そのアイデアが現実に実現可能かどうか、長期間、耐性ある計画であるかを確かめる機会であり、

また心変わりすることがないか内観し、テストすることができます


 逆行期間のあいだ中、逆行以前の思考やアイデア、コミュニケーションの問題は常にテストされ、強化や修正のためのヒントを得ることができます

 

 水星が逆行している期間は、予期せず過去の知り合いと偶然の再会する事があります。

 また、こじれていた人間関係の問題を解決できるタイミング、仲直りも期待できます 

 カルマの昇華のために、再会してもあえて復縁せず関係をきれいに解消する選択もあり得ます(すべては自分の胸の内が決める事)


 ふたご座&水星&3ハウスは兄弟姉妹もあらわすので、兄弟との関係性を再定義する機会があるかもしれません。

 今回の水星逆行期間は、9月4日まで金星もしし座で逆行しています。

 しし座=子ども&遺産、金星=財産分与・リソースの分かち合い問題があるひともいるでしょう。

 兄弟姉妹のあいだで財産分与の問題があり、自分がその調停役(ミディエイター)となるひとがいるかもしれません


 水星の逆行時は、自分の内なる声に耳を傾けるときです。

 水星(♊♍)には、ライフがどう機能(ファンクション)しているか、知りたい、将来を予測して危機に備えたいというニーズがあります。


 水星は毎年3回から4回、逆行します。

 日々目まぐるしく変化する現代社会のあわただしさに自分の体内時計を無理やり合わせ、人生を早送りする必要はどこにもない、という宇宙からのメッセージです