冥王星は自己のシャドー(心の暗部)の象徴です
(同じ無意識の土星はカルマの主)
出生図の冥王星には、そのシャドーに光を与えて
自分自身に力(パワー)を与えるニーズ(欲求と必要性)が示されています
冥王星を自己統合していくことは
潜在的なフォースを顕在化したパワーに変える深化から進化への過程
自己を変容によってエンパワーメントし続け
魂を進化させる道です
いまの山羊座の冥王星は、社会という集合体のなかで、自分の人生をどう選択し、支配していくか
自分はどんな権威者やロールモデルになっていきたいか
その主体的な主導権という権力を自己に与えるべきニーズに気づかせる
他者への過剰な権限委譲を、自己に取り戻させる
その強力なシャドーのプロセスです
「自分の生き方を誰かに支配されるのはおかしい」
「自分の生き方を誰かに否定されたとしても、自分の人生に価値がないわけじゃない」
いまの金星と太陽は今年1月9日に山羊座18度で内合した新金星のサイクルのなかにあります
そして、その金星は23日天秤座太陽と外合して満金星になる
その前に金星と太陽は、山羊座冥王星と90°スクエアの緊張アスペクトを組んでいます
いま現在の金星と太陽の新金星、そして23日の満金星、さらに25日の蠍座日蝕のエネルギーには、
蠍座のルーラー冥王星を統合しようとする90°スクエアのテンションとプレッシャーが入っている
いまは自分自身のシャドーと接触(コンタクト)すべき時です
自分のシャドーの核心に触れ、意識に変容を、そして感情には癒やしを与える
ひとは感情から先に変容していく
私たちは初め、自分のシャドーを外部にあるものと認識しています
それは自分を魅了したり、動揺させたり、混乱させる他者の姿をしています
無意識化されたままの自分の性的衝動、感情体、個性が他者に投影される時
それは脅威や苛立ちを与えるもの、がっかりさせられたり、落ち込ませたりするもの
一緒にいると自分の存在や声が小さく感じられる魅力的すぎるもの
もしくは脅迫的な関心事として、シャドーを経験する場合もあります
シャドーの起源は、成長過程で知らないうちに放棄したり、隠したりしてきた自己の個性や側面です
シャドーは自分(一人称)➜相手(二人称)➜拒絶や放棄の出来事(三人称)のプロセスで形成され放置されたままになっています
なので逆方向に巻き戻してくるワークが必要です
①まず起こった出来事に向き合う(三人称を観察し書き留める)➜
②意識の中で相手に話しかけ、相手と対話する(あなたは誰?どんな存在?どこから来たの?私に何を言いたい?何を求めてる?
相手の答えをリアルに想像して書き留める)この問答を続ける(二人称)
➜③相手のなかに入ってみる。相手になり、意識に生まれる言葉を一人称で書き留める。
例:俺は〜だ。私は〜を求めている。
自分と相手が同じであると感じる言葉を見つけたら、共振できるまで実感する
その言葉から、相手と同じ個性や感情体を、自分も所有している事に気づく。
排除してきた感情体や衝動を自分のものとして統合する
(シャドーの所有しなおし)
※相手の太陽星座など、自分の出生図に持っているのに、放棄して使っていないエネルギーが多い
冥王星が金星や火星と絡むと、ジョーカーさんに出会う危険があります
ジョーカーさんを避けるためにも、自分のシャドーに積極的に接触し
このエネルギーを安全に利用してください