2024年5月23日(22:53)月はいて座2°55′太陽はふたご座2°55′で柔軟宮の満月になります。
太陽は双子座に移動する直前の5月19日におうし座28°で木星と合しているため(木星は今回の満月が起こるいて座のルーラー:支配星です)来年6月10日まで続くふたご座木星時代の意図がすでに設定されています
今回の満月はその意図を再確認する満月です。
低次(下位)にはいつでも、より高次(上位)のパターンの出現を創り出す可能性が含まれている。
新しい高次のパターンはそれを支える基盤、低次(低位/下位)の存在なくして出現することは不可能である。
(※高次性とは包含する全体性が増加拡大していくこと)
間もなく外合(6/5)する太陽/金星の個人天体が、新しい13年サイクルを開始したばかりの木星/天王星を通過したことによって、今はそれぞれが霊(スピリット)と五感的身体性/物質性(=おうし座)を調和させる具体的な方法論、新しい視座と視野をもっている。
風サインのエネルギーは新しい交流(コミュニオン)を人間の生活形成場に持ち込んでくる。
新しい創造的アイデアと新しい出会いの機会に、これまでと違うより高次のパターンを創り出すのは、おうし座側で形成された、個人の生存適合レベルの、より核心的な価値判断と価値システムである(ここに揺るぎがないこと)。
ふたご座は柔軟宮でありホロスコープの最初に来る生存適合3星座(♈♉♊)のうち外部環境への適合/適応能力が最も高い。
高い分だけ外部の集合(全体性)に自分の意識(マインド=水星)をブレンドしすぎると、他者とは違う個的自己たる自分を見失ってしまう。
これまで固めて来た自分の基本的な価値観に定期的に戻っていける何かパターンを確立すること。形成すること。習慣化(おとめ座的水星)すること。
3星座は個的自己の核心であり核心が弱いと個的自己が自分を高次/上位に積み上げていく力も当然弱くなる
金星と木星が合するのは5月23日(霊の本質的な豊かさ)、ふたご座ルーラー水星が天王星(マインドの高次性)と合するのが5月31日
いまはおうし座⇒ふたご座イングレスする木星が、冥王星60°海王星と外惑星小三角を形成していますが、やがて天王星がやってきて外惑星小三角を形成します。
ふたご座/いて座軸は(伝達を含む)学び、(旅行を含む)移動、異文化理解の軸ですが、いて座のルーラー木星は遊牧民的な新しい地平を見ようとすることで新しい視座を獲得させます。
木星が導く高次性は、個的自己の可能性を限りなく追求する経験主義/体験主義的(火の星座)態度です。
外国語を学ぶとき、その言語圏の恋人がいると習得が早まります。これは愛情が人間の学習を深めるからです。
人間は幼児期に母親から「人間になる事」を学びます。
その母親がどんな鬼母であっても、幼児は母親を愛しています。
人間の学びの初めは、自分以外の誰か他者がいることを発見し、その他者を愛することで学び始めます。
何かを学ぶということは、人生に対するひとつの愛情表現なのです