2020年の年末、冬至の翌日、12月22日3時20分
占星術における2つの社会天体、土星と木星は、水瓶座0°29′で合になります。
土星は1月13日に山羊座22°46分で破壊と再生の外惑星、冥王星と合になり、
これから始まる新時代の社会体制を構築する
世界秩序、パワーの移動、価値観の転換、パラダイムシフトが起こっているのは周知の通りです。
今年の前半、土星は3月22日にいちど水瓶座の初期度数に星座移動し、
牡牛座にいる天王星と今後2022年まで続く
90°スクエアのアスペクトをすでに形成しています。
COVIDの感染拡大を防ぐためのソーシャル・ディスタンス、そしてリモートワークをはじめとした急速な社会のオンライン化の拡大として現れていました。
年末はこの水瓶座0°に、土星は今度は同じ社会天体木星とともに入り、新しいサイクルの開始を意味する合となり、牡牛座天王星と90°を形成します。
このときソーシャル・ディスタンスは世界の新しい社会制度として確立され、
ソーシャル・ディスタンスを保つため
オンライン化、モビリティ(移動)革命、個人のDX(デジタル・フォーメーション)化など
知的な風サインのエネルギー、水瓶座的なテクノロジーによる革命が
人類史の新しい夜明け、世界の新たな成長戦略を導いていくことになります。
とくに射手座木星は大学教育も示すため、教育現場など社会の広範囲でオンライン化が進むと考えられます。
「カリフォルニアの古いレンガ造りの伝道所」
これは理想郷の建設、未来の基盤、GAFAのようなプラットフォームをもつ企業をあらわします。
カリフォルニアなので、アメリカ企業です。
すでに予測されていることですが、GAFAのようなIT企業が国家権力をしのぐパワーを今以上にもつようになる未来です。
7月2日に戻り、山羊座ステリウム(惑星集中)に参加し、
年始のあの深刻な雰囲気を、ふたたび人類にもたらそうとしています。
山羊座では、逆行している木星と冥王星は6月30日14時46分に、山羊座24°06′にて2回目の合となります。
1度目の木星/冥王星の合の頃、4月5日に1回目の木星/冥王星の合が起こった時
世界の株式市場の株価が暴落したことは、まだ記憶に新しいはずです。
2回目も、やはりこの前後に、かなりの最大幅の暴落を記録するかもしれません。
このアスペクトは人類に、苦難を乗り越えるための激しい努力と厳しい倫理観を求めます。
山羊座の示す国家権力は、その努力と倫理観を、ときに外出自粛要請のような権力の行使というかたちで強いるのです。
年末に起こるかもしれない2度目のソーシャル・ディスタンスに関わるであろう、
今年後半の大きな星回りのひとつは
6月28日に牡羊座にはいる火星の動きです。
生命を維持するため、ひとのやる気や情熱を着火する火星は今年、
支配する牡羊座に半年間、滞在し、9月10日からは逆行します。
火星が牡羊座に入ると、人類は温暖化した地球が起こすさまざまな厄災を、これまでの環境破壊の結果のカルマとして、受けることになります。
牡羊座の火星、その根源的な意味、つまり生き残っていくためのサバイバルが始まります。
海外での食糧危機の日本への波及。
日本の食糧自給率を知っていますか?
蝕のシーズンになり明らかになりつつあることは、インドでは雨季によるバッタの発生、中国では南部での洪水、
アメリカでは農業に従事する労働者のCOVID19感染が拡大し、農業の季節労働者が入国できない問題が生じていることです。
ただ夏至図も蟹座日蝕図も、蟹座水星60°牡牛座天王星の国内の内需を示す良いアスペクトがあるので
夏のあいだは国内の生産とストックで、日本も含めた海外も、どうにか生き延びる感じはします。
風サインへのエネルギーシフトが強まるからといって、知的資産だけが尊ばれ
地星座に属する農林水産業の重要性が衰退するわけではありません。
むしろ逆です。
現在の資本主義と金融システムが生み出している弊害
人類が地球を痛めつけ搾取している現状
農民が貧困のために、劇毒の農薬や自然を破壊して農業を続けなくてはならなくなっている現状を変化させるため
現在の間違っている資本主義を破壊し
地球に優しい農林水産業で地球を再生させる
有機野菜や身体に良い食べ物のほうが、
お金を転がしている金融システムより
もっと価値がある世界をつくるために
風サインのエネルギーを使って問題解決するよう、人類にうながしているのです。
地球と人間の本来あるべき姿
自然と共存できる持続可能な経済システムを構築させるために
不平等と格差を生み出している
いまの間違った資本主義と経済システムを破壊しようとしているのです。
牡羊座火星は、ほかに熱波、または熱い海水面が原因の大型の台風とハリケーン。
火星は、発熱と血管の炎症というCOVID19の特質もあらわします。
変異して、さらに高熱、炎症が激しくなるなど症状の悪化、または新型インフルエンザ、COVID19とのWの流行
もしくは同じような特徴をもつ新しいパンデミックが登場する可能性もあります。
海外では戦争、山羊座ステリウムの影響で、とくに国境をめぐる紛争と内戦が起こりやすくなり、一部の国では若い男子が徴兵されたりします。
7月5日13時44分、山羊座13°37′で月蝕。
山羊座ステリウムがもたらす黙示録のような悪夢が世界で再開されます。
7月28日1時6分には、どちらも逆行している魚座海王星と山羊座木星が各20°39′で今年、2回目の60°セクスタイル。
このアスペクトが1回目に合になったのは2月21日、各17°45′で順行の60°セクスタイルになっていましたが、
これは魚座新月&乙女座満月の頃に、COVID19のパンデミックが世界で感染拡大した頃のアスペクトです。
両者とも楽観的で拡大させていくアスペクトです。
しかしこのアスペクトは本来、60°セクスタイルの良い角度です。
高い精神性と協調、連携により、人類が恐怖とパニックを乗り越える機会を示すアスペクトです。
ただし魚座海王星は前回よりも度数を進めて20度の後半度数に入り、
神々の黄昏というべき魚座の本来のパワーを本領発揮させてくるでしょう。
人類に汚染された世界を浄化する宇宙の目的をもっています。
人類にとっては厄災になるかもしれませんが、地球環境にとっては浄化です。
下の図は、以前も載せた秋分図です。
9月22日22時31分に秋分になります。
牡羊座火星と準惑星エリスが合になるのは、夏至図の記事で述べた通りです。
争いと不和の女神エリスと戦争の神、火星の結婚を示す、準惑星エリスと火星の合が、
四季図に入るのは秋分図からです。
よって牡羊座火星の危機、生きるためにサバイバルしなければならない危機が本格化するのは
秋分の頃からではないかと考えます。
スクエア先の山羊座ステリウムは7ハウス
7ハウスをナチュラルハウスにして
トレードを行う天秤座に、流通を示す水星がありTスクエア
貿易相手国から食糧が輸入できない事態が起こるなら、やはりこのタイミングです。
7ハウスなので、これまで輸入してきたアメリカや中国の食料が中心です。
半年のあいだ続く夏至の蟹座日蝕図には、蟹座水星60°牡牛座天王星が、8ハウス&6ハウスにあるので
贅沢さえしなければ、国内生産のお米や野菜、ストックしている備蓄で、次の蝕までは、日本はもちこたえるとは思います。
各国とも自国だけで精一杯、輸出できる余裕はなくなります。
山羊座木星は9月13日に順行、魚座海王星はまだ逆行を続けており、
10月12日16時05分、各18°45分で3回目の魚座海王星60°山羊座木星になります。
北半球におけるCOVID19第2波の感染拡大が再開していれば、この時点がピークになっています。
牡羊座火星と山羊座ステリウムが活動宮のスクエアをつくるのが、この10月15日ころ。
10月15日ころのホロスコープ。
シンプルに生きるだけのことです。
食べ物を手に入れて生き残る。
食べ物を食べて、丈夫で強い身体になる。
そしてパンデミックに負けずに生き残る。
誰もが自分のホロスコープに1ハウス&牡羊座&火星をもっています。
牡羊座の火星は、ひとが戦時下や災害に遭遇したとき、シンプルに、生き延びるために使ってきたエネルギーです。
意識することで、牡羊座火星は生き残ることを後押ししてくれます。
この時、月のノード軸が、とても宿命的に活動宮Tスクエアを調停しています。
多国主義的な協調、国連や国際社会でこの危機を乗り越えようとする動きが出てきます。
予定されているアメリカ大統領選挙の直後
11月13日6時38分、木星と冥王星は山羊座22°51′で3回目の合。
大統領選挙は、もしかするとトランプ大統領に盗まれるかもしれません。
何か口実をつけて選挙が実施されない、延期になるかもしれません。
海王星が順行に戻るのは11月29日。
11月30日18時29分、双子座8°38分に半影月蝕が起こります。
2021年に向けた蝕のシーズンが始まります。
12月15日1時16分、射手座23°07′で日蝕が起こります。
この日蝕は土星が17日に、木星が19日に、それぞれ水瓶座に星座移動する直前の
エネルギーが高まっている最中の日蝕です。
冬至は12月21日19時2分です。
日本の冬至図はMCに牡羊座火星と準惑星エリスが合になり、生き延びることが国民の至上命題になっています。
そして、いよいよ冬至の翌日、12月22日3時20分、木星と土星は水瓶座0°29′で合になり、
地星座から風星座へに移り変わる
グレート・ミューテーション
マインドの風サインにおける