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9月5日13時05分、金星が乙女座にイングレス(星座移動)しました
金星は10月22日に天秤座29°26'で太陽と外合(順行の合)になります
(内合は今年の1月9日に山羊座18°43')
外合・内合それぞれ、天空に五芒星を描く金星/太陽のサイクルは、毎回決まったサインで会合し
完全に完了するまで8年かかります
(金星/太陽のスターポイントは8年間で5ポイント:ポイントの間は584日サイクル)
外合も内合も、会合ポイントは8年ごとに1-2度後方(前の度数)に戻っていくので、
これまで過去百年近く蠍座で起こっていた金星/太陽サイクルの開始点が
次の10月22日に起こる外合以降は、金星が支配する天秤座で開始されることになります
(金星と太陽の共通はハート💕獅子座🦁のライオン・ハート。金星/太陽のサイクルはハート中心で生きるサイクル)
しかし天秤座29度で外合になる前、太陽が天秤座に入る秋分の直後、乙女座の金星は
9月24日17時50分に対向の魚座海王星と各23°49'で180°オポジット(衝)になります
金星は秋分=天秤座のルーラーです
このタイミングで、自分にとっての愛とは、価値とは、今いちど考えてみる秋になるでしょう
他者との関係性の中での自己について、そして自分の軸を失うことなく、他者のアイデンティティを理解する=アイデンティティ交換
金星が身近な愛であれば、海王星は宇宙的な愛
金星の1オクターブ高い波動が海王星。金星が愛のプリンセスであるなら、海王星は愛のクィーン
愛は歓喜の波動
現在の金星/海王星のサイクルで見ると、4月28日に金星が魚座24°28'で海王星と合になった時は魚座27°木星と、共に三重合(トリプルコンジャンクション)していたのです
この当時、私が感じていた金星/木星/海王星の意図は、仏さまの慈悲喜捨から学ぶ
分析能力の高い乙女座は、完璧主義を志向するので、乙女座の金星は完璧な愛を夢想します
それも乙女座は、牡牛座的なパーフェクトな贅沢を求めているわけではないのです
乙女座は小さな野心。身の丈に合った、ささやかな愛を求めるかもしれません
しかし現実は、あらゆる理想が、必ず叶うとは限らないのが現実です
魚座海王星は、カオスの中から学ばせます。分析と共存できないのがカオス、宇宙の神秘。
仏様の愛は永遠に変わらない、しかしリアルな人間は心変わりする。様変わりする。
人間界に永遠は無い
トランスサタニアン3天体、天王星はチェンジしようとするもの、冥王星は変えなければならないもの、海王星は変えられないもの
人間の力、人智だけでどうにもコントロールできない宇宙の法則、人間の非力さを、乙女座の対向、魚座海王星のエネルギーは学ばせようとします
魚座&海王星が何か天体と結びついたとき、往々にして現実には幻滅、計画のキャンセル、喪失が出現します
水星逆行と天秤座の秋分に、私たちは何か大切な愛を失ってしまうかもしれない
乙女座/魚座のエネルギーが盛り返す9月は、コントロールできない事象から、人生の意味を学ぶ、浄化のプロセスです。
そして同時に、精神をリフレッシュさせ、新しいインスピレーションは生むのも、一見無駄に思えるかもしれない、夢想という、陰陽の陰の力があってこそ。
魚座と乙女座はサービス、奉仕と献身の軸です
この世界においては、誰もが誰かに奉仕をして生きています(サービスのチェーン)
そこには少なからず、犠牲が発生します
しかし奉仕は、宇宙への帰依の精神を、人生の中に息づかせる方法
誰かに奉仕する行動の中に、喜びを実感する時
魂は飛翔し、生命力は高まります
確かに生きている、という実感がある
乙女座金星は、やがて魚座海王星の対になり、この真の喜びに気づきます
金星が求めている、物質界だけに留まらないスピリチュアルなエッセンス
奉仕は、自己の全存在を宇宙と交歓させる宇宙への帰依
対象は人間に限らず、動植物、環境、自然界でも変わらない。
もとから、相手から感謝のあるなしは、奉仕に関係ない
「与えるという行為の中で、人は最も完全に与えられる」
10日の魚座満月の意図は、奉仕について考え直す真摯な意図
そういえば金星&海王星はソース&リソース、木星&海王星がエネルギーであるので、現在は資源高エネルギー高になり物価インフレ真っ最中
そして現在が、金星が支配する牡牛座で4回目の天王星90°水瓶座土星であることを考えると、これはもうニューノーマルなのか(水瓶座=ロシア次第)