西洋占星術では蟹座のルーラー(支配星)は月、今月末は蟹座で新月が起こります
そして今回の新月の日の太陽は、木星と西90°スクエア(西矩)
いま木星が入っている星座は牡羊座です。その牡羊座と蟹座の共通点は、どちらも活動宮モダリティに属すること
牡羊座＆蟹座は、残り2つの活動宮、天秤座・山羊座とともに自己統合の主軸である4つのアングル(枢機軸)のアセンダント＆ICに位置する星座
蟹座は、その4つのなかで唯一の水の星座=感情の領域。蟹座＆月はIC、つまり感情は人間という存在の基盤(ホームベース)というべきもの
いっぽう牡羊座は始まりの星座、その前の星座、魚座=宇宙から飛び出した生命、宇宙からセパレートした自我、自己、アイデンティティ、自立と自律。
この新月の意図は、蟹座=生家＆故郷から独立して旅に出るビジョンクエスト(成人儀式)
牡羊座にある木星は、牡羊座と同じ火の星座=自己にポテンシャル(可能性)を感じさせてくれる惑星です
この新月の意図は、内なる自己、本来の自分が持つポテンシャル(可能性)に気づくこと
すなわち真我が解き放たれる瞬間
新月に限らず、天体惑星が合になる時は、新しいサイクルが開始される時。合はいつでも新しい宇宙の意図、新しい種を蒔くタイミングです
先に牡羊座＆蟹座の自己を真我と表現したのは、
ブラックムーンリリスが、隠されてきた女性性を含めて、自我(エゴ)を剥き出しにするからです
また、この配置は米国の人工妊娠中絶法、生まない選択と女性の権利について人々に考えさせます
牡羊座=生命、木星=信仰、それらと矛盾葛藤する生む性の女性が選択できる権利。
生命の選択権は誰の権利か、優先的に保護されるべきは命か権利かどちらか、という生命倫理のジレンマ
蟹座、そして対になる山羊座は、基盤＆セキュリティを大切にするエネルギーです
蟹座は、硬い甲羅で守るべきものを守る、木星とスクエアということは、自己の信念体系への愛着、愛着を感じる信念体系を頑なに守ろうとしています。
上記の人工妊娠中絶についても、捉え方は宗教や信仰によって変わる議題、生む立場の性である女性にとって特に深刻な対立を生む問題になります
もし過去から信じてきた信念が、新たな展望や成長の機会、他者および内的自己の多様性への理解を奪っている場合、ここには今、新しい風が必要です
運命をみずからの手で切りひらく自由意志の解放
それがこの新月の意図です
同じ柔軟宮の双子座を、ルーラーの水星と7°金星は仲良く移動中
※金星は、6月23日朝に双子座イングレス
とくに双子座7°金星は新月とは30°セミセクスタイル、牡羊座7°木星とは60°セクスタイル
金星は風星座♎天秤座のルーラーであるので、情報や考え方のシェア＆トレード。
テーマはダイバーシティ、他者の信念を許容できる理解力、意識の拡大=包容力。
愛着ある信念を持つ人ほど、いまは自分の信念だけに固執せず、他人の考え方に学ぶ時、他者の信念にも心をひらく時。
あなたは、あなた。私は私。それで良いよね。という柔軟宮本来のオープンマインドな姿勢
多様性ダイバーシティを理解する事で得られる心理面でのポジティブな変化、現実に対する適応力の向上。
古い殻を脱ぎ捨てることは、自由意志を強化することにつながる。
気づきが成長の機会を招くこと、心の冒険、それが新月の意図
月のノード軸と水瓶座土星のTスクエアを調停しているのが魚座♓海王星、6月28日に留となり逆行開始
有限のリソースをどうすれば持続可能にできるか、水瓶座土星が、まだ解決策を見つけ切れていない場合、まだ気づかれていない天然資源、身近なリソースが、実は持続可能な社会と個人のライフの解決策になる
現実問題として、円安＆インフレが進む経済動向を前に誰もがファイナンスの感覚の変化、生活水準の再検討を余儀なくされていますが、
特に経済収支の変容を求められている人は、変化すべき宇宙のタイミングが来ている合図です
牡牛座♉を移動中の月のノード軸のノースノード🐲と天王星はだんだん近づいている
今は誰しも、進化のために目覚めつつある時間
BLESS YOU♥再見♥
