蝕(=日食&月食)は、宇宙のポータルがひらく時です。
運命的な出来事が訪れ、新しい人生に移動していく。
宇宙から変化をうながされるため、蝕のシーズンは気分が揺れやすくなります。
星回りからの影響を受けやすい人(=変容を宇宙からプッシュされている人)は注意が必要です。
日蝕&月蝕の付近で誕生日を迎える人への影響は特に大きいものがあります。
(太陽回帰=人生への影響がダイレクト)
蝕のシーズンは毎年、半年ごと2回訪れ、その影響は次の蝕のシーズンまで色濃く残ります。
運命的な影響については、より長期間にわたって残る場合があります。
今回の部分日食は日本では見えません。
南極大陸の一部、南アメリカの南端、太平洋と大西洋で見られます。
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前の記事は、今週土曜日の冥王星の逆行の記事ですが、その翌日の日曜日の朝5時29分に牡牛座10°28で新月です。
月のノード(交点)軸のノースノード(ドラゴンヘッド)は牡牛座22°。月のノード軸と新月が起こる度数が離れるため、今回は部分日食になります。
月のノード(交点)軸は伝統的に、サウスノードは過去生とかつての才能(=現世でも充足感を与える)を象徴し、
いっぽうのノースノード(ドラゴンヘッド)は現世の魂が進化すべき場所=自己統合の統合点とされています。
日本の新月図の地平線軸21°のASC/DC軸は、この運命と進化の軸である月のノード軸が直下で重なる。
日本にとって運命的な配置。では明らかになる日本の運命とは何か❓
社会情勢(マンデーン)から見て、牡牛座/蠍座にある今の月のノード軸と、水瓶座土星のTスクエアの形成は、現在の世界の物価インフレ、とくにウクライナへの露侵攻が悪化させている食料危機に深く関与しています。
牡牛座は地の星座。地球、その資源すべてです。
新月はTスクエアの土星がある水瓶座の支配星、牡牛座14°天王星と4度内で重なり合っています。
水瓶座のエネルギーが2乗になっている。
この食料危機に対する、宇宙からの人類への問題解決策への要請は強烈です。
この蝕は日本を、この国の食料と燃料事情、とくにエネルギー価格の高騰は国を存立の危機にさらします。
いっぽうで、食料だけでいえば、主食である米が国内生産でどうにか国民を養っていけるだけあるので、そのおかげで飢餓から救われ、国の第一次産業全体の生産力の改善に人々の関心が向くことになるでしょう。
では私たち個人はこの物価インフレにどう対応していく必要があるのか❓
牡牛座は個人が生きていくために必要なリソースの管理、充足のための安定と安全を求めるエネルギーです。
いま人類全体が揺さぶられているのは、食料という生命維持に必要な物質そのものです。
月のノード軸のサウスノード(ドラゴンティル)は、冥王星を支配星とする蠍座にあるため、いまの私たちは全員が、過去(前世も含む)から固執してきた価値観からの脱却、感情的な揺さぶりは
山羊座にある冥王星と連動し、強烈な人生転換のプッシュを社会からの要請として感じやすくなっています。
日本の食糧危機が、世界的要因であるのと同じ構造です。
不確実性の時代に自分のリソースをどう柔軟に変化させて、社会にコミットメントしていけばよいだろう❓
個人はより持続可能なライフスタイルを模索しなくてはならない。
牡牛座の新月は、今後の人生における生活の基礎的収支、お金を稼ぐための自分のリソース全般、同時にパートナーや家族と分かち合うべき価値観の問題について、その改善の必要性を私たちに問いかけてきます。
新月のサビアンシンボルは、牡牛座11度「自分の庭で花に水をやる女性」
牡牛座的な練習、修練の結果としての洗練✨、繰り返してきた努力が成果として現れ、思いきり飛躍するような自分の才能や能力の劇的な向上として現れてくることが期待できます。
18日に天王星を通過したばかりの水星ですが、冥王星逆行日の4月3日には本来の座位ナチュラルサインの双子座に移動し、5月10日から双子座4°51'で水星逆行が始まります。
5月22日には逆行水星と太陽が内合。
この水星が順行に戻るのは6月3日の牡牛座26°5'の度数ですので、水星逆行のシャドーフェーズが始まるのが、水星が牡牛座26度を通過する4月26日の事です。
4月26日ころに閃いていた、目の前の問題に対する解決策のヒントやアイデアは重要です。
来月から始まる水星逆行の期間中に、アイデアの耐性テストを行うことができます。
この日蝕の新月は同日に、魚座27度で木星と金星が重なりあいます。
実際に5月1日の蝕の新月が起こる朝、明け方には東の空で金星と木星の大接近✨が見られます。
明けの明星は火星と並んで古代から戦争を暗示する、といわれていましたが、しかし火星はいま魚座11°にあり、牡牛座10°天王星に対して60°セクスタイル。
古びた価値観を放棄させ、開放させるインスピレーションに恵まれます。
新月の潜在意識は、選ぶべきは自由!と訴えてくるでしょう。
何よりこの星回りは、人類全体の無意識が戦争ではなく平和を望んでいることをあらわしています。
ウクライナの小麦畑に種をまかせてほしい。戦車が通る道でなく、美しいひまわりの大地であってほしい。
水✖地の組み合わせで、この世界の仕組みについての理解、人間性の成熟をすすめ、また感謝の心は、多くを恵んでくれるこの世界に対する、受容性を豊かに育てます。
私たちは誰によって生かされているのか?
過去の過ちや、自我の傲慢さに気づけたのなら、その気づきはより豊かな人生を歩みだす一歩です。
お釈迦様の慈悲喜捨を思わせる偉大な魚座の金星/海王星/木星のトリプルコンジャンクション、そして天王星の近くで起こる牡牛座での日蝕の新月。
この魚座の三重合は、上記の山羊座28°冥王星&双子座に入ったばかりの水星とのあいだで小三角。
人生をもっと良いものにしていこうとする取り組みには宇宙からの手厚いサポートが入ります。
個々では非力な人間が、それでも全うしなくてはならない使命は何か?
有名無名にかかわらず、社会に対する奉仕と献身は、惜しみなく称賛されるべき時です。
新月は小惑星エロスの近くにあり、平和であれば、牡牛座的なセンシュアル、官能的な恋愛を賛歌すべき星回りです。それが本来あるべき人間の姿です。
このまま戦争が続いてしまうと、5月11日木星が牡羊座が入室したあと、世界で食糧危機が原因となる紛争が多発します。
前回木星が牡羊座入りした(2010-2011年)ころ始まったアラブの春が、小麦の不作と価格高騰が間接的な原因であったように。
いますでにスリランカで起こっている、物価インフレが原因となる暴動の世界的な多発が懸念されます。
今回の日蝕から5月16日の蠍座25°月食までの2週間の満ちていく月のフェーズは、新しい計画を始める素晴らしい時間帯です。
古いカルマを浄化し、新しい可能性に賭けていくべき時間帯です。
今回の日蝕の影響は、半年後、2022年10月25日の蠍座3°日蝕まで強く残ります。
みなさんの人生にキューピッドが舞い降りますように🎵