2022年4月12日23時42分、木星は魚座23°58′で海王星とコンジャンクト(会合)し、約12-14年ごとの海王星/木星の新しい会合サイクルがスタートします。
海王星は魚座の支配星、木星は魚座の副支配星、両者は魚座の共同支配者です。
これは人類にとっての希望と信仰、海王星/木星が人類に与えてきた共感性(シンパシー)と共時性(シンクロニシティー)のひとつの運動と流行(ムーブメント)、そのサイクルの過去の一時代の終わりであり、また新しい時代の出発点です。
両者は前回は2009年の7月に2回、12月に1回、水瓶座26°-24°で会合しました。
水瓶座=インターネットの地球規模での普及、大規模なグローバル化が促進され人類は過去時代では考えられないスケールでひとつに結ばれました。
そして魚座で会合が起こる新時代の始まり、メタバースの時代を迎え、人類はさらに開かれた宇宙と新しい理想郷へ旅していこうとしています。
人類の夢と理想、個人は時代の大きな流れに意識と無意識の両面で合流し、それぞれの個人の人生と生活に拡大と成長の機会がもたらされます。
個々人のビジョンは、やがて人類全体の意図となって集合し、その流れは宇宙に届けられ、新しい創造性と視覚化の営みが開始されます。
今の時期の右脳的な直感、気づきは、個人と人類の新しい夢を実現させるヒントとしてもたらされるでしょう。
魚座23°のサビアンシンボルは「魚座24度 広大な海に取り囲まれた小さな島で、人々が密接なつながりを保ちながら生きている」
広大な情報の海、このシンボルはメタバースの世界に人類が集合していく流れを想起させます。
また私はこのシンボルにトンガの海底火山を思い出します。
地球温暖化の結果や自然災害が多発し、限られた資源を前に、人々が協力していかなければ、人類全体が生き延びることができなくなる時代の到来も予感させます。
実際問題として、この会合が人類が資源インフレと出現していることに、私たちは謙虚でなければいけないと感じます。
限りある地球の資源を大切にしていくために、テクノロジーをどう駆使すれば良いか、その課題を目の前に突き付けられている実感があるはずです。
海王星は、個人と集団の幻想・妄想・無気力さといった低い波動と精神性もあらわします。ロシアの指導者による蛮行がまさに、この低い波動に結びついています。
今回の魚座23°海王星&木星は、牡牛座/蠍座22°を移動している月のノード軸を、ほぼオーブ範囲1度内の30°と60°で調停しています。
このタイミングで、私たちは前世で成しえなかった後悔を、現世の有意義な希望と目標に転換し、そして次の生まれ変わり、来世に転生する先の新たな信念と信仰を抱くことになります。
私たちの魂は輪廻転生し続けます。
自分の意識を過去の後悔にばかり縛り付けないでください。
いま私たちの多くは、深いレベルでの精神的変容を経験するでしょう。
実際、ウクライナで起こっている惨状に無関心でいられる人はいません。
すぐ4月15日には、火星が魚座に移動し、自分の非力さ、自分の人生と現実社会に対する無力さや幻滅を感じるかもしれません。
しかし今は誰もが平和のために祈り、救済のための行動を国際社会と自国の指導者に求めていくべき時間です。
魚座海王星/木星は、牡羊座22°太陽と水瓶座23°土星の中間点=ミッドポイントに位置しています。
あらゆる夢と理想は、実用的でより具体的なかたちで、目の前の現実世界で実現することができます。
哲学的宗教的な精神修養、スピリチュアルな信念体系は大きく進化していく時間にもなるはずです。
次にこの会合が起こるのは、13年後、2035年3月24日、牡羊座21度で、私たちは今の段階では想像もできないような、人類の新しい夜明けに住んでいるはずです。